神様の話(2)

 私と神様の関係はYouTubeで言ったりほうぼうに書いているのですが、知らない人のために改めて書きますと、

 1990年代の初め、就職した会社で一人の女の子と出会いました。綺麗で格好よいスポーツレディで、お近づきになりたいと思ったのですが、競争相手が多く、就職したばかりの私は二歩も三歩も出遅れている、どうしたものかと考えていましたら、その子には仲良しの神様がいることを聞きました。
 その子が信仰しているとか信心しているのではありません。もともとお祖母さんがその神様と仲良しで、感じとしては物心ついてからずっと通っている神社のお世話をしている、道ばたのお地蔵様に毎日挨拶する、そして日常のことや家族のことを話したり相談したりと、そういう方向の仲良しです。お祖母さんが仲良くしてるのを見て、その子も自然と仲良しになりました。
 その話を聞きまして、ぬいぐるまーであり旅行によく行く私は競争相手より有利なことに、旅先でその神様がモチーフとなっている人形や工芸品を見つけたら、その子にお土産として持っていけるのですね。
 時期としてはその子が卒業論文作成と就職活動をしていた年が超氷河期と呼ばれた時期で、もろもろ一生懸命になって神様どころではない、心に余裕を無くして現実に集中しているときに私が登場しましたので、神様も
「よし、こいつの前に出たら、女の子のところに連れてってもらえるのだな」と頼られ、認められて、お付き合いが始まりました。
 で私も現世利益に恵まれることとなり、その子を幸せにするのなら、という条件付きで楽しい人生を送れるようになりまして、幽霊とか魔物とは会わない生活となったのですが、それでも神様にも限界、上限があります。
 日本の神様は格式がありまして、下の神様は上の神様には敵わないのであります。

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