神様の話(6)
白奈さん@shilona467 という方がYouTube で「【零怪らじお】妖怪怪説・民話伝承・怖い話都市伝説(兎深白奈°467)」というのをやってましてね、
https://www.youtube.com/channel/UCaOg6uVul4Zz8_WOfo3EAVw/videos
いまは地獄のことを言っていまして、聞いて思ったんですけど、
日本人が地獄をイメージして思い浮かべるのって、仏教の地獄だと思うのですよ、次にキリスト教の Inferno 、ならば神道で悪人が死んだ後行くところはどこだろう?と気になって調べてみましたら、神道では人が死んだ後のことってあまり興味が無いようで、特に詳細は無いらしいのですね。
イザナギイザナミのイザナミは、火の神様を産んで大火傷を負ってお亡くなりになって、黄泉の国に行きました。イザナギが連れ戻しに行ったら体が腐って崩れてすごいことになっていて逃げ帰った話がありますが、その黄泉の国。
善い人が死後行く極楽も仏教、キリスト教で Heaven とか Paradise に相当する場所も、特に神道では無いみたいなんです。
で中華ではどうかを考えてみると、仙人の住む仙界とか天帝の御座す天界とか聞きまして、西遊記で孫悟空が天界で暴れたりするので、なんとなくイメージはできますね、人が死んだらどこへ行くのかはともかく。
じゃ神道で神の住まう場所はないのかといいますと、神道とは関係ないかもしれませんが、神隠してのがありますね。
山で良い子は神様に連れて行かれるとか、都でも一芸に秀でている人が神様に連れて行かれるとか。
基本的に「死んだ人で戻ってきた人はいないから死後の世界の本当なんて解らない」と言われていますが、臨死体験した人というのは大勢いて、それらの人が同じようなことを言っているのでそういう(死後の)世界はあるんじゃないか、いやいやそういう話を聞いたから心停止中(死んではいない)にそういう幻を見た気になっているんじゃないかと議論があって難しいのですが、
神隠しの場合は逆で、死んだ人が行くのではない、生きている人が連れて行かれて行方知れずになったり死んでしまったりする、「遠野物語」で鬼に誘拐された女性が一晩だっけか帰ってきてまた鬼の元に戻る話はありますが、神隠しから帰ってきた人は記憶を失って覚えていないとか聞きますね、「神様の話(3)」でもちらっと書きましたが、日本の神話でこの世を作った神々はどこに行ったかわからない、イザナミは黄泉に国に行った、そしてイザナギや天照大神って、最後どうなったのか書かれてないんですね。天照大神は「葦原の中つ国」の統治に口を出して以降記録がなく、どうなったのか誰も解らないようです。
そんなよく解らない日本の神々の流れで、私の身にこんなことが起こりました。