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【特殊ルール】古代クイックドラフトの遊び方
概要
古代クイックドラフトは、「スカーレット&バイオレット」シリーズに登場する「古代」のポケモンをフィーチャーした4人用のキューブドラフトです。
すべてのポケモンを「たねポケモン」として扱う特別なルールで、お手軽にキューブドラフトを楽しめる40枚デッキ・サイド4枚による対戦を行います。
ドラフト用カードから獲得したカードは必ずデッキに採用しなければならず、デッキ構築は基本エネルギーカードの配分を考えるだけなのでとてもクイック!
キューブドラフトは、あらかじめ用意されたカードの束(キューブ)を使って、擬似的にパックを開封して当たったカードを参加者たちで順繰りに分け合い、その場で構築したデッキで対戦するポケモンカードゲームの特殊な遊び方です。
カードプール (2025.2.5更新)
配布カード (4枚×プレイ人数)
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* 1 大地の器
* 1 ブーストエナジー 古代
* 2 オーリム博士の気迫
ドラフト用カード (112枚)
![](https://assets.st-note.com/img/1738770264-8zU0DBunPqdrfSV3lbgeHCjk.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1737294415-YLKs59Gu1vIM0z6WlRapdfHS.png?width=1200)
ポケモン (48枚)
「古代」のポケモン (22枚)
それ以外のポケモン (26枚)
トレーナーズ (56枚)
グッズ (16枚)
ポケモンのどうぐ (8枚)
サポート (24枚)
スタジアム (8枚)
特殊エネルギー (8枚)
基本的なルール
40枚デッキ・サイド4枚による対戦を行います。
その他のルール・カードの内容は、2025年2月時点の最新のルール・カードの記述に従います。
古代クイックドラフトの流れ
各プレイヤーに配布カードを配ります。
ドラフト用カードをよくシャッフルし、等分してプレイ人数分の山札をつくります。
各プレイヤーは山札から7枚引いて、これをパックとします。以降、このパックがなくなるまでの手順をラウンドと呼びます。
各プレイヤーはパックから好きなカードを1枚選び、そのカードを獲得します。
各プレイヤーは、パックの残りを左隣のプレイヤーに渡します。右隣のプレイヤーからパックを受け取ったら、同じようにパックからカードを1枚選び、獲得します。
偶数ラウンドでは、パックの残りを右隣のプレイヤーに渡します。
パックの残りが2枚になったら、各プレイヤーはそのうち1枚を獲得し、残りの1枚をゲームから除外します。プレイヤー全員のパックがなくなったら、各プレイヤーはパックを引き直して、山札がなくなるまでこの手順を繰り返します。
各プレイヤーは、毎ラウンド6枚・計24枚のカードを獲得することになります。
各プレイヤーは、配布カード4枚・ドラフト用カードから獲得したカード24枚・好きな配分の基本エネルギーカード12枚を組み合わせて、40枚デッキを構築します。
対戦を複数回行う場合、対戦ごとに基本エネルギーカードの配分を変更することができます。
プレイヤー全員がデッキを構築したら、総当り形式などで対戦を行います。
特別なルール・ルールの明確化
すべてのポケモンを「たねポケモン」として扱う
すべてのポケモンのカードは、たねポケモンとして扱います。
(手札にある進化ポケモンを対戦準備で場に出したり、山札にある進化ポケモンを《ネストボール》で選んだりできます。)
また、「手札から出して進化させたとき使える」特性・ポケパワーは、「手札からベンチに出したとき使える」特性・ポケパワーとして読み替えます。
ボスの指令
一つのデッキに《ボスの指令》《フラダリ》を入れることができます。
マスターボール
《マスターボール》は、ACE SPECカードの《マスターボール》とは別のカードとして扱います。
ポケモンex
ADVシリーズ・PCGシリーズの ポケモンex(エクストラ) と、SVシリーズの ポケモンex(イーエックス) は、同じポケモンexとして扱います。
ただし、ADVシリーズ・PCGシリーズのポケモンex(エクストラ)は、ルールを持つポケモンとして扱いません。
特性・ポケパワー・ポケボディー
ポケパワー・ポケボディーは、特性とは別の能力として扱います。
用語の読み替え
● トレーナーズ → トレーナーのカード (DP)、トレーナー (PCG/ADV/e/neo/旧裏面)
● グッズ → トレーナー (DP)、トレーナー(サポーター、スタジアムをのぞく)(PCG/ADV/e/旧裏面)
● サポート → サポーター (Legend/DP/PCG/ADV/e)
● バトルポケモン → 対戦ポケモン (旧裏面)
● ベンチポケモン → 控えポケモン (neo/無印)
● 相手のバトルポケモン → [相手] (PCG/ADV/e/旧裏面)
● このポケモン → [自分] (PCG/ADV/e/旧裏面)
デザイナーズノート
古代クイックドラフトをつくったワケ
古代クイックドラフトは、前作「げんえいへんげドラフト」に続いて、自身2つめのキューブドラフトになりました。
げんえいへんげドラフトでは、400枚前後のドラフト用カードから各プレイヤーが60~70枚ほどを採用候補カードとして獲得し、配布カード10数枚+好きな枚数の基本エネルギーカードを組み合わせて60枚デッキを構築します。
どのようなデッキであってもデッキ構築の際に30枚前後のカードを(たとえ「強い!」と思って獲得したカードであっても)不採用とする必要があるため、どうしてもデッキ構築に時間がかかっていました(デッキ構築が悩ましいのもキューブドラフトの楽しいところですけどね)。
そこで「デッキ構築があっという間に終わるキューブドラフトが組みたい!」と思って検討していたのが、不採用カードを0枚とする(=ドラフト用カードから獲得したカードを必ずデッキに採用しなければならない)形式です。
この形式は、ワザに必要なエネルギーのタイプ や ポケモンの進化ライン を揃える必要があるポケモンカードゲームのゲーム設計ととても相性が悪いのですが、《オーリム博士の気迫》を使える「古代」のポケモンを軸とし、多色構築でも扱いやすい&たねポケモン中心のキューブドラフトにすることでこの悩みを解決しました。
また古代クイックドラフトでは、フレーバー的なアクセントとして「古代」のパラドックスポケモンに姿がよく似たポケモンをいくつか採用しています。
これらには進化ポケモンも多いですが、「進化ポケモンをそのまま場に出せる」という特別なルールを採用した「ファクトリードラフト」の知恵を拝借することにしました。
他のポケモンexと比較して単体性能がやや劣る《ウネルミナモex》と相性の良い特性を持つ《モロバレル》や、色拘束なしで《スナノケガワex》や《トドロクツキex》の弱点をつける草タイプの《ウルガモス》の採用は、このキューブドラフト環境の良いアクセントになったと思います。
本記事中に掲載しているカード一覧画像は、ポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」様 または 「ポケモンカード 旧シリーズ検索」様 からカード画像を引用し、Limitless TCG「ImgGen」様により作成しています。