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【旧裏面/新殿堂】アンノーンプテラ

はじめに

おはこんばんにちは。
普段はドイツボードゲームを遊んだり、ウインディ大好きデッキで遊んでいるおじいちゃんポケカプレイヤーです。

先日、都内某所で行われたポケモンカード旧裏面(※1)の自主大会「シークレットメガバトル2022 (SMB2022) 7月予選」に参加してきました。
本大会は毎年4月〜11月頃にかけて数回予選大会が行われ、各回上位2名が翌年1月頃に開催される本戦大会にて年間チャンピオンの座をかけて争います。

※1……ポケカ旧裏の対戦シーンでは、一部の強力なカードたちの採用数を制限する殿堂ランクが運用されています。
シークレットメガバトル (SMB) では、2022年現在でも現代旧裏の礎となった2014年夏の「新殿堂ランク」が採用されています。

今回、惜しくも7月予選を突破することはできませんでしたが、使用した「アンノーンプテラ」デッキが予選Bブロックの総当り戦を全勝1位通過とまずまずの成績を収めることができたので、使用したデッキレシピをメモがわりに本記事にしたためたいと思います。

本記事におけるカード画像は、ポケモンカード旧シリーズ検索 様より引用しています。

デッキレシピ

(注) 一部、大会当日とデッキレシピが異なります。

ポケモン (9枚)

1: コラッタ (ロケット団)
1: マンキー (ジャングル)
1: プテラ (化石) ★★★★★★
2: ウソッキー (neo1)
2: アンノーン[A]
1: アンノーン[Q]
1: アンノーン[X]

トレーナー (41枚)

4: たまごの化石
4: オーキドはかせ
2: カスミのいかり ★★
4: スパイ作戦
4: バトル場は穴だらけ!
4: プラスパワー
4: マサキ
2: マサキの転送装置
1: ワープポイント
4: 元気のかけら
2: 夜の廃品回収
4: 礼儀作法
2: ふうせんのみ
2: ロケット団の爆発ジム

エネルギー (8枚)

4: レインボーエネルギー
3: 基本超エネルギー
1: 基本闘エネルギー

解説

アンノーン[A]》にのっているダメカンの数ぶんワザの打点が上がる特殊能力「ANGER」を能動的に使い、40~60点程度の中打点を1ターン目から狙っていくビートダウン系のデッキです。
《プラスパワー》に加えて、自分または相手のバトルポケモンにダメカンがのる《バトル場は穴だらけ!》をパンプアップ用カードとして扱うことができるのが強みです。
《アンノーン》が苦手とする超抵抗持ちの無色ポケモン対策として、「ANGER」と同じようなワザ「じたばた」を持つ闘タイプの《ウソッキー》も採用しています。

お互いの場のポケモンが手札から進化できなくなる特殊能力「げんしのちから」を持つ《プテラ》は、殿堂ポイント6/8点の強力(とされている)カードで、主に相手の最大HPラインを下げる役割を担います。
また、《アンノーン》が機能不全に陥いる特殊能力ロックの《ベトベトン》や、HPが低い《アンノーン》を特殊能力で狩り尽くしてくる《わるいクロバット》対策にもなります。

他のビートダウン系とデッキ比較しても、メインアタッカーがたねポケモン&1エネ起動ということもあって、ワンキル性能が非常に高いです。
また、コイントス次第ではあるものの、《アンノーン[Q]》の特殊能力《QUICKEN》によって自分の場の「アンノーン」が場持ちすることもあるため、長期戦を戦い抜ける可能性を秘めています。

実は、同様のコンセプトのデッキを2016年頃に一度組んだことがあるのですが、現代旧裏研究が進んだ&私自身のポケカ筋が育ってきたということもあり、この度改めて組んでみました(※2)。

※2……もともとは一日の対戦数が多く疲労しやすいSMB2021シーズンの本戦大会向けに、一戦をすぐに終わらせられる(=ワンキルできる)デッキとした組み直したものです。
なお、本戦大会は現行レギュレーションの大型大会と予定が重なってために欠場しました。

当時は、(現代以上に)ドローソースといえば《オーキドはかせ》《ウツギはかせ》《マサキ》《クルミ》という感じで、ほとんど教科書どおりのドローソース配分に少し《エリカ》と差し替えたくらいのおぼろげな記憶があります。
今回はドローソースとして《スパイ作戦》《マサキの転送装置》、そして殿堂ポイントを2/8点割いて《カスミのいかり》を採用しました。

《カスミのいかり》は、山札の上から7枚見て、その中から2枚を手札に加えて残りのカードはすべてトラッシュする豪快なカードです。
旧裏にはトラッシュを積極的に活用できるカードがあまりなく、比例して《カスミのいかり》が採用されることも少ない印象ですが、この「アンノーンプテラ」デッキでは、《アンノーン[A]》《ウソッキー》に能動的にダメカンをのせる手段として《元気のかけら》を採用しており、トラッシュを第二のリソースとして活用できます。

《スパイ作戦》は旧裏のカードプールにおいて手札のカードをトラッシュできる貴重なカードで、上記《元気のかけら》と組み合わせる他、手札に余計なたねポケモンがあると使えない《礼儀作法》を強く使い続けるためにも使用されます。
《クルミ》は《オーキドはかせ》によるトラッシュ巻き込み事故を防ぐためにも便利なカードですが、今回はたねポケモン主体のデッキで巻き込みを防ぎたいカードが少ないこと、《スパイ作戦》のドローの肥やしにするために手札を増やしたいことから、《クルミ》よりも《マサキ》を優先しました。

《アンノーン[Q]》や《プテラ》など、サイド落ちしてほしくないピン挿しカードがあるため、特殊能力「スパイ」の《マンキー》+特殊能力「わるふざけ」の《コラッタ》によるサイドから救出システムを搭載しています。
《ロケット団参上!》ではなく《マンキー》なのは、多投している《礼儀作法》でサーチできる点、逆ワンキル対策としてたねポケモンをカサ増しできる点を評価しました。

「SMB2022 7月予選」レポート

大会のポリシー上(?)、予選突破者以外はデッキについてはシークレットなため、大幅に割愛してお送りします。

❶vsなふださん 後6-5○
❷vsかなたさん 先1-0○
❸vsタコトプスさん 先6-0○
❹vsかかしさん 後1-0○
❺vsせつなさん 先1-0○
予選Bブロック: 5-0 1/6位

準決勝vsジャストさん(プテラエビカ) 先5-6×
結果: 3/12位

予選は全5回戦中3回でワンキルを決め、全勝1位通過となりました。正直言ってできすぎです。

準決勝(Bブロック1位 vs Aブロック2位)は、「げんしのちから」の《プテラ》ミラー対決となりました。
お相手は3エネ50点の高水準ワザ「マグナムパンチ」を持つたねポケモン《R団のエビワラー》を中心とした闘タイプ軸のデッキ。
……なんですが、この《R団のエビワラー》、1エネコイントスで相手の番にダメージをはねかえすワザ「クロスカウンター」を持っており、《アンノーン[Q]》の特殊能力「QUICKEN」の「ワザによるダメージや効果を受けない」効果の抜け穴を突いてきます。
そして、1枚採用されていた悪タイプの《ヤミカラス》は、《アンノーン》が苦手とする超抵抗持ちなだけでなく、ワザ「だましうち」によって「QUICKEN」の「ワザによるダメージや効果を受けない」効果を貫通してきます。ダメだこりゃ

随所でコイン表を出せたおかげで、最終的な奪サイドは「5-6」と、かなりうまくやった方な気がします。
途中、雑に前に出した《マンキー》が《ヤミカラス》のワザ「くろいまなざし」で縛られてしまうプレミもありましたが後の祭り。

ちなみに、準決勝の対戦相手でない方の7月予選突破者(Aブロック1位)は、「ANGER」と同じようなワザ「いかり」を持つ《わるいブースター》デッキだったみたいです。
我ながら、デッキ選択は間違っていなかったのかも?

むすびに

「雑にワンキルできればいいなあ」という淡い期待から、昔触ったことのあるデッキをリメイクした形でしたが、思いの外デッキとして成り立っていてビックリしました。
デッキを掘り切れる性能が高く、すべてのカードに触れるような状態でリソース管理をしていくゲームから、どこか現行レギュレーションの《ミュウVMAX》みを感じたり、一方でじわじわと1枚ずつ進むサイドレースは現行レギュレーションとはまったく違ったりで、旧裏的な趣を感じる良い大会でした。

また面白そうなデッキを組めたら、記事にできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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