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【オリジナル】ラッカゴスペル調整録

0.はじめに


こんにちはこんばんは、ちくわ。です。


今回は新弾後調整を重ねて、2週連続でCS優勝、超CSでベスト128入賞をしたラッカゴスペルについて、超CSが終わり一段落がついたのでその調整の記録をまとめていきます。


当記事では全体として主に構築について重点を置き、細かなプレイに関してはカードについて書く際に想定している使い方などを書くのみに留めます。


また、カード名を「」デッキタイプを【】で区別して書いていきます。


一部カードを以下の略称を用いて表記します。予めご了承ください。

「バッドドックマニアクス」→「マニアクス」
「勇愛の天秤」→「天秤」
「バーニングフィンガー」→「フィンガー」
「エマージェンシータイフーン」→「エマタイ」
「オリオティスジャッジ」→「オリジャ」
「氷柱と炎弧の決断」→「コルフレ」
「ファイナルストップ」→「ストップ」
「BFFモーメント」→「モーメント」
「禁時王秘伝エンドオブランド」→「エンドラ」


また、この他にも基本的にカード名の冠詞は省略して記載する。


書きやすさの都合上以下常態。


1.初期リスト(7/21優勝)

新弾後、即環境トップとなった【デイガファイアーバード】(以下鳥)や母数を伸ばした「ヴァミリアバレル」入りの【青黒コンプ】に対して有利に戦えるのではないかというdmをあーくんから受け、調整を始めることとなった。


画像はdeck maker様より引用


7/21、カードショップキャットCS優勝


リストを組むに辺り、【鳥】に対して「オリジャ」と「モーメント」が特に有効で早期からの除去が現環境における主張であるとの考えから、小型除去である「マニアクス」と合わせてこれら3種は暫定の確定枠と考えて最大数採用。


他の所は

・【鳥】に対して明確に不利であるものの、新弾2日目であるため【赤青マジック】もまだ一定数いるとの考えから「ストップ」の3枚採用。

・「ヴァミリアバレル」や「ロッカマグナム」を採用した【青黒コンプ】に対して「ゴスペル」を複数回投げる為の革命チェンジ先の増量、「マニアクス」と合わせての追加ターンループにより、「ゴスペル」で走ったらそのまま勝てるようにする為の札として「ラフルルラブ」の採用。

・「マニアクス」や「オリジャ」で触れない範囲の除去札兼ルーター、「ストップ」と合わせての4枚目の呪文牽制枠として「エンドラ」の採用。


などが挙げられる。


基本的には除去を重ねてゴスペルの着地を通しに行くプランを想定し、4t目に走る事に重きを置いて居ないため2コストのルーターは6枚あれば十分と言う判断。



結果としてはまだ「オリジャ」を始めとした各除去札へのプレイに慣れていない【鳥】が多かった為、危なげなく優勝することが出来た。

また、ほとんど同じリストを使用したあーくんも同CSでベスト8に入り手応えを感じる結果となった。



2.7/28優勝リスト

画像はdeck maker様より引用


7/28、鬼火CS3位タイ
7/28、石とカードの森CS優勝


その後、早期からの除去コン進行を通す為の除去札の増量や、長期戦を見据えてのリソース源札など様々な方面からの採用札・リストの検討を重ねた上で、相手に「オリジャ」圏外(6マナ以上)まで伸ばすことに明確な裏目を与える事で「オリジャ」をより有効なトリガーにさせる事を目的に2コストルーターの増量に落ち着いた。


検討された札については一部を最後に列挙する。



結果的には気持ち程度4t目の「ゴスペル」の通しやすさ、3t目以降にルーター+除去の動きがしやすくなったこと等から、デッキパワーの向上に繋がってくれたと感じた。


「フィンガー」ではなく「エマタイ」である理由は2t目までに除去を挟んでからの3t目に「コルフレ」を使用しやすくする為の青単色マナの増加の為。


また、【黒緑アビス】の減少に伴い「マーダンロウ」をケアしなくて良くなった点、【鳥】に対してゲームが伸びた際に「ガナテハ&ルピア」で盾が消えており、「キリモミヤマアラシ」+「レオポルディーネ」で勝てる場面が実際に一定数ある点から、非ツインパクトである利点よりもツインパクトである利点のが上回るという判断で前環境とは異なりツインパクトの方を採用している。


他には「エンドラ」の枠が「ttt」に変わったが、理由としては

・「エンドラ」による除去対象として1番想定していたのが【アナDOOM】を始めとした山に採用されていた「ガイアッシュカイザー」であったが、寝かせて上からゴスペルで叩くことで十分に対応出来る点。

・【鳥】対面でのリソース確保手段となってくれる点。

・SA付与札のかさ増し


が挙げられる。



3.超CS使用リスト


画像はdeck maker様より引用

8/3、個人戦績6-2、チーム戦績5-3で超CSベスト128
8/4、個人戦績7-1、チーム戦績6-2ではっちCS3位タイ


大枠はほとんど変わらず、変更点は


・ルーターの枠が「エマタイ」から「フィンガー」に戻った点

・「モーメント」が1枚「ブルーインパルス」に変わった点

の2点のみである。


それぞれの理由を書いていく。


・「エマタイ」→「フィンガー」

当初は青単色である事、引いてから捨てる為より質の高い手のキープが出来ることから「エマタイ」の方を高く評価していた。

しかしメクレイドによって出てきた「バルピアレスク」を盾から除去出来る確率を少しでも上げたく、除去を重ねる展開で早期から赤マナを2枚以上要求されるため、青単色よりも赤単色の方が実際には欲しかった事から再び「フィンガー」にもどった。


・「ブルーインパルス」採用

前提として、「モーメント」の事を【鳥】対面で最低でも勝率を43%は確保してくれる札と考えているレベルで高く評価している。

実際に対【天門】を意識して「モーメント」の枠の一部を「SSS」に変えた際等は著しく【鳥】対面での勝率を落とす結果となった。


その為、「ブルーインパルス」は採用したいが、「モーメント」の枠を削りたくはない。しかしそれ以外に削れる枠は無いという理由から採用したいが出来ない札という認識でいた。


しかし少し時間が経過して【巨大天門】や【ドリームメイト】が増えてきた事で「ブルーインパルス」の必要性がより高くなった他、自身のゴスペルを戻せる事から一気に出来ることの幅が広がるため、「ブルーインパルス」も「モーメント」の0.7枚目くらいにはなってくれると、「モーメント」の枠を1枠譲る形で採用する事となった。



4.一部カードに対する考え

この項では一部カードに関する考えを書いていく。


具体的な使いたかを詳しく書いていく訳では無いので、あくまで解説ではなく考えを書くという形で進める。


・「キリモミヤマアラシ」

4t目の「ゴスペル」着地プランを重く見なくなった際にまず減量が考えられるカード。

実際に新弾以前も含め、調整の過程で削られる事は何度もあった。


しかし「ボンキゴマイム」が居て走れない場面でも、これ1枚で「ゴスペル」のコストを2コスト軽減してくれる事から、走らないターンでも「ゴスペル」を着地させる択をよくとる事から、今では4枚必須の枠であるという認識である。


・「バッドドックマニアクス」

最初の方に軽く書いたが、【ラッカゴスペル】の強みは早期から小型の除去札を実質的な1:2交換で運用できる事であり、【鳥】や【コンプ】に対して1番有用な札である。

その為、3枚のみの採用にしているリストも多くあるが、こちらも今使うなら4枚必須の枠であると考えている。


・「ファイナルストップ」

最近のテンプレリストからは抜けつつある1枚。

実際【鳥】に対しては「アリスの突撃インタビュー」を一応咎められる程度の札でしか無いが、【天門】や【ラッカゴスペル】同型を考えるならば2枚は最低でも入れておきたいと考えている。

また、以前と異なり白マナが2枚要求されるタイミングがあまりない白の枚数が13枚となっているが、そのような色基盤で白単色マナは埋め要員としても重宝する。

「オリジャ」を手打ちの除去として使いやすくしてくれる。


・「飛翔龍5000VT」

相手のメタクリーチャーが複数並んだ際に一気に飛ばせる札として有用な1枚ではある。

実際メタクリーチャーをどかす手段としては1番強いが、面もマナも伸びないこの山の性質上着地は完全に相手の面に依存しており、その上で全体を通して除去を当てながらの進行を行う為山との相性は良くないと考えている。



5.調整段階で候補に上がったカード


約2週間四六時中dmにて意見交換を行う中で、様々な要望から候補に上がったカードを列挙して行く。


【ドロー+除去】


「エンドラ」で手札を回しながら除去を行えることが非常に強力である為捜索が始まった枠。

理想としては「同期の妖精ド浮きの動悸」以上らへんの札。


「エンドラ」よりもコストが1重くなるが、ルーターを行いながら2面破壊できる事から候補に上がった。

ガリュミーズを捨てることでほとんど何でも壊せるようになるが、赤単色は既にほとんど飽和状態であった為不採用となった。


手札自体は減るものの、1コスト軽く「ド浮きの動悸」と同様の働きをしてくれる1枚。


3t目に最低限「コルフレ」のトリガー条件を満たしながら面を飛ばせる点はかなり評価が高かった。


選択によって2面除去、ドロー、「ド浮きの動悸」になってくれる1枚。


トリガー条件を非常に簡単に達成出来る為、1番好感触であった。

最終的には抜けたが、実際に採用して話を進めていた時期もあった。



【除去】

除去による進行の観点から、シンプルに軽量で質の高い除去なども多く捜索した。


2面を一撃で飛ばせる他、「ゴスペル」に対して後からSA付与を行う事も出来る札。

能力を無視する効果もシステムクリーチャーに対しての擬似的な除去として有効で、小型の複数除去以外でも、相手の「ガイアッシュ」を超えながら「ゴスペル」にSAを付与出来るカードとしての運用なども可能である。


「Hアルカディアス」や「お騒がせチューザ」への対抗策として挙がった1枚。


最低限下で軽量除去のかさ増しになってくれながら、上面で非呪文の除去としても使える。

除去を行い面に残った後も、「マニアクス」を当てる事で1コストで「ゴスペル」のコストを2軽減させてくれる。


主に【天門】対面で1番即効性のある「ゲンムエンペラー」対策となる1枚。

色があまりにも弱すぎるが、マナに埋めることもマナを払う事もほとんど無いので1枚なら採用しても許容できる範囲内。

「ゴスペル」で複数回使用可能である他、手に抱えられなくて墓地に落としても相手に警戒させられる為、見えても十分に強い。


【その他】


赤青白の中でゴスペルを墓地から拾いたいとなった際に見つかった1枚。

「エクストラホール」は超次元が無いなら流石に力不足、「なぜ離れ」は自身の墓地カウントが0となる為流石に弱い。となっていた中見つかった。



6.さいごに

今回の超CSは新弾が出てから早期に答えとなるデッキタイプを見つけられたと感じる結果となりました。


様々な紆余曲折を経て結果的にはテンプレのようなものと数枚違いの範囲内に収まるリストとなりはしましたが、全ての採用カード/枚数に納得のいくリストは作れたと思います。


これにて【ラッカゴスペル】の調整記録を終えます。

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最後まで読んでくださりありがとうございました。
それではまた。


ちくわ。(@tikuwa0214)




スペシャルサンクス

四六時中意見交換に付き合ってくれたあーくんさん(@suiyotao)

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