TikTok、誤った情報への対策に関するアップデート
TikTokは、人々が創造性、知識、情熱を互いに共有することで、コミュニティが活発となり、常に楽しい環境を作ることに注力しています。TikTokのプラットフォームがすべてのユーザーにとって快適で信頼できる場であるように、TikTokのポリシーに違反するコンテンツを削除しています。私たちはコミュニティガイドライン実施レポートを通じて、これらのコンテンツの削除の営みについて皆様に共有し、透明性を保っています。9月28日に発表した4〜6月期のコミュニティガイドラインレポートでは、誤情報への対策と、その改善結果に関するアップデートを公表しました。
誤情報は決して目新しい問題ではありませんが、インターネット上ではこの問題に関して、常に新しい課題が提示されています。TikTokは、誤情報は公衆衛生、選挙プロセス、ファクトや科学等に対する信頼を失わせる影響力があると考えています。TikTokは、解決への対策に責任を持ち、誤情報には最大限の注意を払っています。また、誤情報の拡散を止めるために多方面からアプローチし、専門家の意見を参照し、デジタルリテラシー教育に投資し、このような問題に先手を打っていきます。
私たちのポリシー
私たちの誠実さに関するポリシーは、投稿される情報が信頼できるものであるよう促すことを目的としています。有害な誤情報に関するポリシーは、市民が生活をする上での手続き、公衆衛生、安全についてコミュニティを誤解させる可能性のあるコンテンツを禁止しています。例えば、ワクチンやCOVID-19に関する医学的な誤情報や、投票に関する誤情報は許容しません。これらのポリシーはさまざまなコンテンツに適用できますが、コンテンツは常に変化していくもので、世の中の状況に合わせてアップデートしていきます。
不正確なコンテンツや、ユーザーやコミュニティに害を及ぼすコンテンツを削除するだけでなく、ユーザーの誤解を招くものや、TikTokを利用して世の中を騙そうとするコンテンツも削除しています。こうした行為は、フェイクアカウントの作成から、社会的信用を損なうことを目的とした巧妙な攻撃まで多岐にわたります。このような手口は常に進化しており、私たちは新しいタイプの手口を発見するたび、継続的にポリシーをアップデートするよう努めています。
ポリシーを実施する
私たちはシステムと数千人の専門家によるモデレーションにより、コミュニティガイドラインを実施しています。これを大規模かつ効果的に行うために、私たちはテクノロジーを活用した検知とモデレーションについて継続的に投資しています。TikTokでは、コンテンツがポリシーに違反している可能性が高いとシステムが判断した場合、自動モデレーションよって違反コンテンツを迅速に削除できるようにしています。
しかし、誤情報は他のコンテンツの問題とは異なります。誤情報に関するポリシーを一貫して正確に実施するためには、文脈の読み取りと事実確認が重要です。そのため、私たちは機械学習モデルを使用して潜在的な誤情報を検出する一方で、最終的にはモデレーションチームが誤情報を評価・確認・削除するというアプローチを取っています。私たちは、誤情報に対処するための知識とツールのトレーニングを受けた専門のモデレーターを擁しています。また、コンテンツの正確性を評価するための第三者のファクトチェックパートナーとも協力しています。
私たちは、世界中の10以上のファクトチェックパートナーと連携し、30以上の言語でコンテンツを審査しています。すべてのファクトチェックパートナーは、International Fact-Checking Networkの原則規定に署名しており、International Fact-Checking Networkに認定されています。事実確認中のコンテンツや、事実確認ができないコンテンツは、慎重を期しておすすめフィードへの表示の対象外とします。ファクトチェッカーがコンテンツを虚偽であると認定した場合、当社はその動画をプラットフォームから削除するか、またはおすすめフィードへの表示の対象外とすることができます。
誤情報の検出と削除の質を継続的にアップデートするために、今年度は以下のような投資を行いました。
- 機械学習モデルへの継続的な投資と、誤情報の変化の速さに対応するための学習能力の向上。
- 意図的に操作されたコンテンツを減らすために、誤解を招く音声や画像の検出機能をアップデート。
- 誤情報のモデレーターが迅速かつ正確に判断できるよう、過去にファクトチェックされた誤情報のデータベースを導入。
- インターネット上で目にする新たに進化した誤情報を検出する、ファクトチェッカーによるプロアクティブなプログラムを導入開始しました。これにより、私たちのプラットフォームでもこれらを検出し、違反コンテンツを削除することが可能になります。前四半期にこのプログラムを開始して以来、33 件の新たな誤情報を確認し、その結果、プラットフォームから 58,000 本の動画が削除されました。
誠実性と真正性のポリシーに対する違反は、削除された動画全体の1%未満ですが、継続的な投資により、これらのポリシーについての積極的な検出・実施が可能になりました。
第三者機関との協業
TikTokは、誤情報等に関する課題に取り組むためには、専門家との連携が重要であると確信し、セーフティーアドバイザリーカウンシル、研究者、市民団体、メディアリテラシー専門家と定期的に連携しています。この連携は、TikTokのポリシーやトレンドと課題に関する全体的な知識の強化に役立つだけでなく、アプリ上で専門家の意見を参照することを可能にします。例えば、アプリ内にデジタルリテラシーハブを設け、MediaWiseの専門家がコンテンツを提供し、ユーザーが自ら消費するコンテンツを評価するスキルを身につけるよう促しています。また、選挙の健全性を高めるため、選挙センターを設置し、投票や地方選挙に関する専門情報にアクセスできるようにしています。 公衆衛生をサポートするために、人々がハッシュタグや動画のラベルを通じて、世界保健機関が提供するCOVID-19やサル痘に関する情報にアクセスできるようにしています。
TikTokは、この課題への取り組みに終わりがないことを認識し、対策とその情報公開を続けていきます。TikTokのプラットフォームの安全な環境を維持するための取り組みについて、詳しくは透明性センターをご覧ください。
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