LAの色/トワイライトブルーと薄いレモンイエロー
LAの色を使って、都会の夕暮れを表現したデザイン。
表参道で開催されたヨガと音楽のイベントのデザインで、東京の夏の、夕方から夜に移り変わる気持ち良さを伝えたかった作品です。
品の良いパープルが混ざったトワイライトブルーは、月の柔らかいレモンイエローの白い光との相性がとても良いので、デザインの文字もほんの少しだけレモンイエローを混ぜました。
ほとんど白に見える月の光が、少しだけ黄色を帯びていることにロマンを感じるのは私だけでしょうか。
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LAの夕方近く、ビルの間から差し込む光が好き。
だんだんと車のバックライトの色を認識できるようになる、時間帯。
夜と昼の境目のこの時間は、いろんなものが見えづらくなるから、余計なものが見えなくなって、都会は美しくなってゆく。
アスファルトの上の空気も冷やされて、気持ちの良い風が吹き始める。
美しい色を探しているなら、LAで美しい夕日が観れる場所の一つ、City Westにあるインターコンチネンタルの最上階のBarはお勧めです。
水や炎(暖炉)があるので、光の移り変わりをより楽しむことができると思います。
いつもよりちょっとだけClassな気分で、綺麗な色のカクテルを頼んでみました。
普段はあまりカクテルは飲まないのですが、背伸びして頼んで良かったです笑。
カクテルの色と後ろの風景の色の混ざり合い、
カクテルに含まれる複数のアルコールと果汁の混ざり合い、
街の光と、それを取り巻く自然の光の混ざり合い、
混ざり合う前の一つ一つを意識したり、
混ざり合う様子を意識したり、
混ざり合ったあとを意識したり、
それはどんな作品づくりにも、
また、作品を味わう際にも、
その瞬間瞬間を豊かにする感覚なのではないかなと思っています。