KIMO『QM-T20』コスパ最強プロスペック仕様の20Vドリルドライバー・レビュー
家具の組み立てや保守、電化製品の分解清掃など、生活の中で利用頻度が高いドライバー工具ですが、バッテリーで駆動する電動ドライバーは一家に一台あればイザという時にとても重宝する工具ですね。
今回はKIMO製・電動工具20Vシリーズから、最初に買うべき基本工具とも言うべきドリルドライバー『QM-T20』についてレビューいたします。
■ KIMO『QM-T20』について
『KIMO』は、最近Amazonで急速に存在感を増している電動工具ブランド、緑色のボディーが特徴の電動工具を数多く出品しています。低価格でありながらバッテリーを共通化した電動工具製品を展開しており、20Vシリーズと12Vシリーズの電動工具シリーズで大手ブランドに引けを取らないラインナップを揃えています。
今回のレビュー商品「KIMO ドリルドライバーQM-T20」は、ドリルドライバーと言えるカテゴリーの電動工具で、パワフルで高機能、他の20Vシリーズ電動工具とバッテリー共有が可能、なによりも安価に入手することが可能です。
ドリルドライバーがどのような工具かと言うと、先端のビット交換により、ネジ締めのドライバー、穴あけのドリルなど、用途に応じて多様な使い方ができる基本工具とも言える電動工具です。
「KIMO ドリルドライバーQM-T20」は、20Vシリーズという製品に属しており、12Vシリーズの製品に比べるとハイパワーで高機能なプロユースにも耐える工具です。プロスペックでありながら安価であり、これからDIYを始めようという方、本格的に工具を揃えようと考えている方などに最適な製品です。
■ スペック
「KIMO ドリルドライバーQM-T20」のスペックは以下の通りです。
ブランド:K I M O
電源:2000mAhリチウムイオンバッテリー(充電式)
電圧:20V(40W)
トルク:35N・m
回転速度:毎分1350(最高)
商品サイズ:19cm x 6cm x 20cm
商品の重量:1.45 kg
充電時間:90分
最大稼働時間:2時間
■ 特 徴
細かく特徴についてチェックしていきます。
● ドリル+ドライバー+ハンマー 1台で3役
「ドリル+ドライバー+ハンマー」のモード切替が可能なため、1台で3役の工具として利用が可能です、ドライバー・ドリルはもちろん、パワーがあるためインパクトドライバーの代用ができます。
● 21段トルク
21段のトルク調整が可能、作業状況や素材に合わせた細かい調整により、木工・金属・コンクリートなどの様々な素材に対応ができるので使い勝手・作業の幅が広がります。
● 2段ギア付きの無段階変速
回転スピードは高低2段階の調整が可能なので、作業や素材に合わせるなど柔軟な対応ができます。もちろんトリガーを押す力加減で無断変速ができるので繊細な作業にも威力を発揮します。
● 照明機能
トリガーを押せばLED照明が点灯してサポート、暗所作業の効率や安全性が大幅に向上します。
■ パッケージ内容
● 収納バッグ
梱包外箱はダンボールにイラストが印刷されただけの、いかにも工具といった風合いで、中には布製の収納バッグにドライバー本体と付属品が全て収納された状態で収められています。
このバッグ、内部はメッシュの小物入れが2箇所あり、ビットや予備バッテリーなどを簡易的に収納ができますし、実用上は困りませんが、比較的雑に扱われる工具なのでハードケースの方が保管に向いているので少し残念なポイントです。
● 内容物
バッグ内から全て内容物を取り出すと写真の通りとなります、目を引くのはビットやフレキシブルシャフトなどが豊富に添付されている事です。
以下は内容物のリストです。
・ドライバー本体
・バッテリー
・充電アダプター
・ビットセット(32本)
・ドリルビット(9本)
・ビット延長アダブター
・フレキシブルシャフト
・収納バッグ
・取扱説明書(日本語)
● ビットセットの詳細
ドライバービットは32本、そして延長アダプターが中央に収納できるゴム製のケースに収まっています。プラス・マイナス・星型など、よほど変わった寸法でなければ買い足す必要はないでしょう。
ドリルビットは9種類が標準で添付されています、また自由な角度で締め付けができるフレキシブルシャフトまでも付属してます。オプション品の購入は当分しなくても済みそうです。
● バッテリー充電器
充電器はもちろん付属、充電する際は本体からバッテリーを外して充電器にスライドしてセットするだけです。フル充電には約90分ですが連続稼働時間はかなり長いので、予備バッテリーがあれば作業中に充電して交換しながら仕えば作業が止まる事はなさそうです。
■ドリルドライバー・詳細チェック
ドライバー本体はKIMO製品カラーとなっている緑・黒のツートンカラーで、手で持つグリップ部分はラバー素材になっているので滑り止め効果を発揮します。バッテリー装着時は多少の重量感を感じますが、20Vの電動ドライバーとしては軽量の部類だと思いますし、女性でも扱えそうです。
ドライバー本体の左側にバッテリーレベル・インジケータがあります、トリガーを押し込んだ際にバッテリー残量が目視で確認できるので便利です。
一般的な電動ドライバーはトリガー上部付近にLEDライトがある場合が多いですが、『QM-1005A』の場合は本体下部にLEDライトを装備しています、少し変わった場所ですが輝度も十分ですし実用上の問題はなさそうです。
トルク調整は先端のダイヤルを回して調整します、21段階とかなり細かく調節可能です、また、「ドリル+ドライバー+ハンマー」のモード調整はトルク調整の内側ダイヤルを3段階で調整します。ハンマーモードはいわゆるインパクトドライバーになるので打撃を与えクラッチは効かなくなります。
本体上部には2段階で回転スピードを調整するスイッチがあります、ゆっくり回したい時、早く回したい時と、ニーズに合わせて簡単に切替が可能、トルク設定とトリガーの強弱を合わせる事で繊細な作業にしっかり対応できます。
バッテリーはグリップ部に差し込んで装着するタイプです、KIMO20Vシリーズ共通のバッテリーなので、同シリーズの電動工具があればバッテリーを共用できます、もちろん予備バッテリー単体の購入が可能です。
■ 使用した感想とまとめ
20V ハイパワータイプの電動ドリルドライバーだが、本体は比較的コンパクトだし重量もそれほど重たくはなく非常に扱いやすい。充電時間は90分・連続使用で約2時間との事だが、家中の家具メンテナンスで増し締めをしてもバッテリーは一向に減らなかった。使用する前に充電しておけば家庭内で利用するレベルでバッテリー切れなどの問題は起きないだろう。
特に優秀と感じたのは、トルク調整が非常に細かく設定ができること、手に持った際の重心も安定しているので打ちミスも減る、操作方法を覚えれば本格的にDIYを始める際に間違いなく役立つツールになるだろう。
なにより、機能的に大手メーカーのプロスペック品とほとんど差異がないのに圧倒的に安価である。KIMOの20V製品の工具を揃える場合、おそらく大手メーカー製品の半額程度のコストで揃えることが出来るので、バッテリー共用可能な事を踏まえるならば一考に値している。
懸念点は日本国内のサポートと、長期利用における耐久性だが・・・ Amazonや楽天など数多くのショップでの取り扱っている実績と、工具としては珍しい1年保証である事から、まずはこの『QM-T20』を使って耐久性も含めて試してみるのが良いかもしれない。
DIY初心者からプロユースまで幅広く対応する『KIMO QM-T20』は、お薦めの電動ドリルドライバーの一台と言えよう。
■ 購入可能ショップ
KIMO QM-T20 は以下のショップからご購入が可能です。
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