#011 アウトラインから始める

インプットしたものはアウトプットしないと身にならないみたいな話があったから、「アウトラインから始める小説再入門」の初めの方をなんとなくまとめてみる。

はじめの書き出し部分で、「アウトラインは誰にでも習得可能な技術である」としています。自分にあったアウトラインの作り方を見つけ、創作をより良いものにしていきましょうって感じの始まりです。

まずもって作家には2種類いる。アウトラインを書く作家と書かない作家です。どちらが良いとか悪いとかはないです。なぜかって?創作に正解はないからです。
どちらの作家にもそれぞれ自分にとっての「ルール」があり、好む「メソッド」があるはずです。そして、作家はみな、自身にとっての最善の「メソッド」を見つけることが重要です。
この本では、その「メソッド」として「アウトライン」を紹介しています。

そもそも「アウトライン」を書くのは、これから書く物語の地図を書く事に等しいので時間がかかると思います。それが苦手な人もいるだろうって思いますし、その事は別に悪い事じゃありません。ただ、数十ページ書いた後にプロットから外れ、物語が出てこないで息苦しい想いをする可能性が減る事は大いにあり得るかもしれません。
そもそも、アウトラインを書く量なんていうのは、それぞれで本では、付箋に短文を書いて集めたり、ノート数冊に及ぶものを書いたりとかなりの幅がある事が示されていました。

アウトラインへの誤解とアウトラインを書く事による成果が本で示されており、自分は結構、納得できる内容でした。
誤解としては、「アウトラインの書式」「アウトラインに発想が束縛される」「アウトラインは書く楽しみを奪う」「時間がかかりすぎ」の4点でした。
「書式は適当でいい」し、「発想が束縛されたとしても生まれたものは取り入れていけばいい」、「アウトラインが小説の初稿に当たる上に書く上での発見は失われない」、「数十ページ書いた後に書き直す手間を考えたら最初にしっかりしたアウトラインを作っておくほうが結果的に早くなる」ので上記の4つはどれも誤解であるということでした。
また成果としては「お話全体を俯瞰してみれる」これが一番大きいのかなと思います。俯瞰した形になれば、どこに伏線を張るか、場面ごとのペース配分、登場人物の内面の一貫性など、多くの事を考えることができます。

そして何よりは、「アウトラインで終わりまで書けているので後は書ききるだけ」というところですね!
行先の地図があれば寄り道をしてもいいし、最終的にゴールにたどり着ければいいのです!楽しんでいきましょう!

みたいな感じが第一章でした。
自分の物語の作り方も読んでいる内にアウトラインから作り始める方なのかもしれないと思っているので、メソッドの補強になればいいなという感じです。あと、書き方が結構フランクなので読んでて堅苦しくないのもありがたいです。

みんなも自分の物語を書く時のメソッドみたいなのを教えて欲しい~!

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