150%の準備で、完璧を期す?
万全(ばんぜん)の体制、万全の準備、万全の陣容。
万(ばん)とは、数の多い事、多数、完全である等の意味。また、全(ぜん)は、すべて、ある範囲で一つの例外もなく、欠点や傷がない、まっとうする等の意味。従って、万全(ばんぜん)とは完全無欠、すなわち、欠点や不足がまったくない完璧な状態の事かも知れません。
物事に取り組む時、万全といえるものがあるとすれば、100%の準備で臨むことではなく、それを大幅に上回る、例えば、150%の準備で余力をもって臨む。これなら万全か?
私達の周囲を見渡すと、万全あるいは完全無欠なものがあるでしょうか。
人間の世界において、欠点や欠陥のないものはない。言ってみれば、100%完璧なモノはない。だからこそ、そこに進歩発展の余地が産まれるのだと思います。ただ、意識としては、万全に遂行しようという心構えが、成功に近づく秘訣であることに変わりはないでしょう。