日本と台湾の絆を強めた歴史的奇跡
歴史の闇に埋もれてきた真実に焦点を当てる、そんな著書に巡り会うことが良くあります。
今日は、そんな一冊をご紹介したいと思います。
それは、ジャーナリストの門田隆将氏著「この命、義に捧ぐ ~台湾を救った陸軍中将 根本博の奇跡(きせき)」(角川文庫)です。
日本と台湾の絆を強めた過去の歴史的事件は、数多くありますが、本書が紹介する日本軍の元陸軍中将と台湾との関わりは感動的でした。
台湾を救った・・という副題が示すように、第二次大戦終戦以降の奇跡(きせき)的な史実です。“奇跡”の奇(き)は、普通と違っている、不思議、思いがけない等の意味です。跡(せき)は、物事が行われた痕跡の事です。まさに、奇跡(きせき)とは、常識では考えられない不思議な事象。この著書に書かれている根本博・陸軍中将の話は、まさに常識では考えられない歴史的奇跡でした。