辛さも幸せも、紙一重
私が、私の子供達に望むことは唯一つ。幸せな人生を送ってもらいたい、という事です。
“人生山あり谷あり”で、楽しい事ばかりではありません。辛い事もたくさんあります。それでも、その辛さに耐え、辛抱(しんぼう)することで、人は今よりもっと強くなれるし、立ちふさがる壁を乗り越える力もついてきます。難題に立ち向かうことを繰返すこともあるし、難題を乗り越えた幸せを積み重ねることも、人生です。
辛抱(しんぼう)の辛(しん)という文字は、心が痛みうづく、つらい、苦しいetc.の意味があります。
この文字によく似ている文字に“幸(さち)”があります。幸せという意味です。辛(しん)の文字に、漢字の一(いち)を足してあげると、幸(さち)に変身します。辛さも、幸せも、紙一重ということ。
また、抱(ぼう)という文字には、両手で抱え込む、だく、心に抱く、思うetc.の意味があります。
辛抱(しんぼう)とは、心の痛みや辛さを、自分の両手で抱え込みながら、同時に、その困難を乗り越える事で、痛みや辛さが大きな幸せに変わってくる、そんな余韻をもつ言葉ではないかと思います。
最初に書きましたが、私が、私の子供達に望むことは、唯一つ。
幸せな人生。時に降りかかる苦しさを乗り越えて、強くなって欲しい。そして、幸せな家庭、幸せな人生を築いていって欲しいという事です。