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新しい生命を宿した 涙と感動

 ある日のFacebookのニュースフィードの中に、涙が止まらない写真として、ある妊婦さんの写真と子供を宿した女性の心情が綴られていました。読みながら、思わず目頭に熱いものが。

 生命の誕生(たんじょう)の重みは、そのとき、その人になって見なければ分からないものでしょうが、気丈な父親が、自分の娘の中に生まれた新しい生命について、思わず涙したという。その女性も、自分の世界観が変わったという。生命の誕生は、私達人間に、いろいろな思い、いろいろな変化をもたらすようです。

 誕(たん)とは、産まれるという意味のほか、意外にも、でたらめを言って欺く、我がまま、しまりがないetc.の意味もあります。生(じょう)は、生きていく、生かす、生まれる、成長することetc.の意味があります。誕生の”誕”の文字に、でたらめ等の意味があることは、この文字がもつ特別な意味合いがありそうです。

 人は生まれ出た瞬間は、純粋無垢な天使のような存在ですが、成長の過程で、善にも悪にも交わることがあります。人が、染まり易い存在とすれば、悪に染まれば、悪になる。善に染まれば、善になる。そういった意味が、誕の字には含まれているのかも知れません。

 人がどう成長していくかは、その成長を見守る私達一人ひとりの心掛けしだい。

 子を育て、慈しみながら見守ってあげる。周囲の見守りがあって、人は、健全な成長を遂げていくのだと思います。私に、まだ2歳の小さな孫がおりますが、この孫の成長とその先行きを、しっかり見守りつつ、健全な成長を願っています。