大正×対称アリス all in one 赤ずきん ネタバレ感想

あらすじ

主人公のところに脅迫状が届いたところから物語は始まります。
主人公の身を守るため、赤ずきんさんが24時間泊まり込みで警護することになります。
ここで泊まり込みでの警護を断ると一発BADで魔法使いさんにフラグクラッシャーと言われます。

共同生活を始める二人。関係ないですが、前野さんの声でカモミールティーの話をされると、図書館戦争の堂上教官を思い出します。

外で寝ると言ったり、食事も持参の缶詰(2種類)でいいと言う赤ずきんさんをうまいこと言いくるめて、家の中に招き入れ、ご飯を一緒に食べるようになります。この主人公は、したたかで自分の可愛さをフル活用するかなりの策士です。


学校ではオオカミくんというクラスメイトと仲の良い主人公ちゃん、じゃれあいがかわいいです。


雨に濡れた赤ずきんさんに、頭巾を脱ぐように主人公が言ったところ、脱いだら頭巾の下にもう一枚頭巾をかぶっていて笑いました。マトリョーシカか!

前野さんボイス効果もあり、硬派なキャラなんかなと思ってたら、湖のイベントで本性がでました。

硬派でかっこいいと思われていた赤ずきんの本性は、主人公がティッシュと言っただけで鼻血を出して倒れる思春期まっただなかの中学生でした。湖で主人公に触れられ、驚いて主人公を突き落としてしまいます。それからのキャラ崩壊が著しく、プレイしながら終始笑いっぱなしでした。本人はもっと硬派でスマートな人でありたいようですが・・・。かっこいいより残念かわいいキャラです。



回想シーンが始まります。最初、主人公の過去なのかなと思ってましたが赤ずきんさんの回想です。
赤ずきんさんは、母から「家の外に出てはいけない」と言われ、学校にも行かず、閉じ込められて育ちました。外の世界を知りたかった赤ずきんは、言いつけを破って外に出ます。そこで少年に出会い、友達になります。少年にはおばあさんにがいて、赤ずきんさんはおばあさんに赤い頭巾を作ってもらいました。あかずきんさんの頭巾はこの頃にもらったものだったんですね。

少年と、少年のおばあさんと幸せな時間を過ごしていましたが、その幸せに亀裂が入るときが・・・。

湖で少年と赤ずきんさんが遊んでいるとき、少年が溺れてしまいます。少年は少年を探していた青年に助けだされるのですが、青年は赤ずきんと少年を間違えてこう言います。「君のおばあさんが倒れた。会いたがっているから今すぐ病院に行きなさい」
赤ずきんは人違いであることを言えず、ネグレクトを受けて育ち、おばあさんに愛される少年をずっと羨んでいた赤ずきんは、少年のふりをして、おばあさんに会いに行きます。

嘘をついて少年のふりをしておばあさんに会いに行った赤ずきんは、罪悪感から少年の家に行くことができなくなり、またもとの孤独な毎日を送ルようになりました。赤ずきんは、自分の家に帰ってきたのですが、母の姿はなく、怒られることも心配されることもなく家は間抜けの空で、(もう二度と帰ってこないことがわかった)という独白に切なくなりました。

ここから一気に真相に向かっていきます。


実は脅迫状を送っていたのは赤ずきん本人だったのです。赤ずきんの狙いは主人公の兄で、主人公の兄は、湖で少年と赤ずきんを間違えて、声をかけた人でした。
赤ずきんは、あのとき、主人公の兄が、自分と少年を間違えなければ、自分は嘘をついて少年のおばあさんのところに行くことはなかったし、少年と疎遠になることもなかったと逆恨みをし、主人公の兄に復讐をするため、主人公に脅迫状を送り、警察官のふりをして家の中に入り込んだでした。

勘のいい方ならわかったそうなのですが、私は全く気づきませんでした。



湖ではオオカミが主人公の首元にナイフを突き立てていて、それを止める赤ずきん。でもこれは、
嘘をついた罪悪感から殻に閉じこもってしまった赤ずきんを救うために、かつての赤ずきんの友だちの少年だったオオカミと主人公と主人公の兄が仕組んだお芝居だったのです。


ネタバラシをされ、湖での事件の顛末を知り和解したオオカミと赤ずきん。

すべてを終えて、赤ずきんは、主人公に花を持って告白しに来てハッピーエンドでした。

この主人公強いなーと思ってましたが、脅迫状を送った犯人と共同生活を何食わぬ顔で送れる主人公は強すぎて頭がおかしいと思います。


赤ずきんが外に出てはいけないと言われていた理由は、赤ずきんの見た目にありました.
赤ずきんには動物の耳が生えていて、見た目の違いからいじめを受けることもあり、母は外界と関わらせないように外に出ては行けないと言い聞かせていたのでした。

設定は現代日本なのに、ファンタジー要素も強くて不思議な世界観ですが、他ルートを進めていくうちにわかります.


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