終遠のヴィルシュ FD シアン アフターストーリーネタバレ感想


一人目はシアンさんです。本編でもシアンさんから始めたので順番にやっていけたらと思います。

<絶望エンドafter>

セレスちゃんの記憶と人格を脳内に取り込んで脳内会話をしているシアンさんは、研究の結果、呪いを解きます。呪いからの解放に喜ぶ恋人たちを見て、シアンは、このものたちのそばには愛する人がいるのに自分のそばになぜセレスがいないのかと国民を嫉妬し、憎み、セレスを蘇生させる材料集めのため、国民を虐殺します。
狂ったシアンさんを最後に止めるのはイヴでした。セレスを思いながら死亡します。

短いながらもとても濃いストーリーでした。神から人へ、感情をもったゆえの悲劇かつ惨劇・・・。国土を巨大な培養器として国民を溶かしてセレスを復活させるという悍ましい計画を思いついて実行に移せる精神と能力と権力を持つ狂った天才って本当に怖いなと思います。


<救済エンド>
セレスちゃんのアレロパシー効果も減少し、死神体質をあと一年もすれば消えるというところまで実験が進んでいました。
この実験にはアンクゥが協力してくれています。
アンクゥは呪いの解明を条件に抗体を提供してくれています。
アンクゥの白衣は、いつもの黒衣装だと機能性がないとのことでシアンさんの白衣を借りています。なお60年袖を通していない新品同然のものだそうですが、カビの心配をするアンクゥに笑ってしまいました。
黒衣装だと違和感なかったけど、白衣姿のアンクゥの立ち絵の首の角度がとても気になります。折れそう・・・。
アンクゥからシアンの白衣をもらったと聞いて「おさがりをもらえるのは私だけだと思っていたのに」ってちょっとすねるセレスちゃんがかわいい。ヤキモチなんてそんな感情も持てるようになったの成長だよね。
話をした後にアンクゥが消えるシーンは、裏側を知っていると小一時間笑えますね。煙出して物陰に一生懸命隠れるアンクゥかわいい。
セレスちゃんがアンクゥに懐かしさを感じると言ったり、「頑張れ」の声がアドルフと重なる演出にはうるっときました。アドルフの魂は永遠にセレスちゃんのそばに。


なおアンクゥは目の前でシアンさんにめちゃくちゃ惚気られてます。
このルートはアドルフが死亡してるからアンクゥがリコリスのことを話せるみたいです。

王族が廃止され議会制度が発足したアルぺシェールですが、議会の代表に推されるシアンさん。 
マティスくんがクロード家の当主として議会で頑張ってるの親心を感じ嬉しく思う。
このルートはジャンやヒューゴが生きているのが嬉しい。
ヒューゴはリライバーに固執する父に反発してます。ヒューゴの妹は精神が未熟な状態でリライバーになったようで、いつまでも成熟しない妹たちを心配しています。お兄ちゃんなヒューゴかっこいい。


シアンは研究を進めると同時に一連の事件の支援者の正体を探ります。研究と議会と犯人逮捕って仕事多すぎる。国全体が属人的すぎる。

なお、支援者の正体がダハトであることは早々に気づいており、最深部に到達し、研究所のカプセルに眠るダハトのクローンの肉体を見て冷静に説明していました。
ここで分岐があって、この肉体を殺すか殺さないか迫られます。
誰も犠牲にしないという信念から殺さないことを選びその場を後にし、一連の事件は幕を閉じました。

ついでに、アンクゥが外の国から来た普通の人間であることも、マティスがホムンクルスであることも知っていました。どんだけ知ってるんだ。もうこの男一人でいいんじゃないか。

シアンさんは、サラッと甘い言葉を言ってのけるから不意打ちでうわぁーーーーとくるものがある。サロメさんやアンクゥから指摘される初恋に浮かれてるおじいちゃんかわいい。

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