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ファッションの手抜きとリラックスは似て非なるモノ
https://tiiu.ocnk.net/おうち時間を過ごすことが多くなっている
社会情勢の影響で、昨今世界的に根付いている
リラックスファッションのトレンドは、未だ衰える気配を感じません。
ここで言うリラックスファッションとは、
①着ていてラクで動きやすい(ビックシルエットが多い)
②肩肘が抜けていて頑張っている感が出ていない
③ルームウェア感覚で着られるデザイン
④着丈が長め、ウエスト緩め、大きめの襟又は襟ナシ
⑤くすみカラーなど優しいニュアンスの色
↑このようなキーワードが浮かんできますが、
こういった服、ファッションアイテムたちは、一歩間違うと
手抜きに見えてしまう恐れも秘めているもので、
リラックススタイルと手抜きの違いって一体何だろう
と考察していたら、すっと腑に落ちる、上手く言い当てた表現を
昔から愛読している本から拾いました。
それを引用すると..( 新・エレガンスの事典 著者 ジュスヴィエーヴ・A=ダリオー 訳:石井慶一 · 出版社 鎌倉書房 ·)
「つつましさ」の章より・・
‘’つつましく装った女性には、まずちらっと眼がいったあとに
すぐにまた眼がその人にもどって、服装のすみずみまで完璧な
までに調和がとれていることに気づかされます。
ところが装いが単調な女性は、ちらっと眼がいったあとは
忘れられるだけです。‘’
上記の「つつましさ」は「リラックスファッション」に、
「単調な」は「手を抜いたファッション」に言い換えると
正に言い得て妙ではないでしょうか。
重要なのは着るもの全てにお金をかけることではなく、
調和がとれていること。パッと見、肩肘が抜けているのに
本当は細部に手が込んでいる事を他者に悟らせない
粋な着こなしに、素敵なリラックス感が宿るような気がします。
そこで私が想像する、リラックスと手抜きの差別化とは
①清潔感をキープする(シワシワの布やボタン外れ、ほつれに注意!)
②さりげなく手の込んだアイテムを1点以上は加える
③全身をチープ感の出るアイテムで固めない
④ハッとする色の組み合わせをコーデのポイントにする。柄も◎
⑤服が全身シンプルな日はアクセサリーに気をつかう
リラックスファッションをまとっているのに洗練して見える
人々を観察していると、とにかく身に付けているモノたちが
心地よさそうで、気持ちよく暮らしているオーラを感じます。
家にいると尚更身だしなみが、なおざりになりがちな私にとって
リラックスファッションで心地よく暮らすことは憧れの境地、
しかも素材が良く、肩肘抜けた佇まいは好きなジャンルの1つでも
あるので、これを究めていくことに情熱を傾けていきたいものです。