da Vinci mini W+
ちゃおっす.
水滴ヒットマンTAISEIです.
最近,梅雨に入ってしまい洗濯物が干しづらい日々が続いていますね.僕はタイダイのTシャツだけで1週間過ごせるくらいに夏服たくさんあるので10日くらいは洗濯しなくても大丈夫なんですけどね笑
でも布団だけは早く干したい...
さて,先日僕の家にも救援物資がやってまいりました.
ここから僕とダヴィンチとの泥沼の戦いが始まります.戦いには興味ないという方は手っ取り早く1番下のまとめを見てくださいね.
開梱・組み立て
ヘラやノズルのクリーニングの道具などがちゃんと入っていて,梱包もしっかりとしています.これは当たりかもしれないと思いました.
ぶっちゃけ組み立てと付属品の説明は説明書にも載っているし,そこら辺のプリンターと大差ないのでどんなものが入っているかだけ紹介して出力に行きたいと思います.
そろそろ,本体見せろやって怒られそうなので組み立てました.
セットアップ
出力の準備をしていきましょう.
まず,アプリケーションを落としにXYZ PRINTINGのHPへ行きました.右上のsign upから会員登録をします.した後,こちらからXYZmaker Suite Installerをダウンロードします.
*説明書にはXYZ Printを使うと書いてありますが,この中に入っていてこれを落とさないと手に入りません.
プリンターとMacを繋いでアプリを起動します.
ログインを毎回要求されますが無視でいいです.無視でいいのですが×を押してもなかなか閉じないことがあります.動きも遅いのでちょっとイラッとしますがまあまあと思いながらセッティングしていきます.
フィラメントをセッティングします.
基本的にお試しで付いてくる電池とかフィラメントとかそういうものは安物で信用がないという偏見があるのでフィラメントをチェック!
完全に湿気ているのかパスタの如くパキリと折れました.こりゃダメだ.
事前に買っていたAny cubic製のPLAをセッティング!さあ,出力だ!
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早速,エラーを吐きました.
カートリッジってなんやねんと思って,エラーコードを調べてみたところ,純正のフィラメントリールにはICチップが入っていてそれがプリンタ側部のリール装着部で認識されないとプリンタは起動しないようです.
これが,純正リールと装着部です.白い芯にチップが入っています.
この頃からダヴィンチに対する信用がなくなり始めました.
PLAも自由に選べない3Dプリンタなんてありえね〜〜〜〜〜
そこで僕は考えました.純正リールをセットしてチップを認識した状態でノズルには自前のPLAを流したらどうなるのかと.
なんと,動くではありませんか!こいつバカだなあ〜〜〜
やっと出力できるようになったので精度や,出力設定についてお話しします.
出力
さて,出力していきます.
ステージに付属のシートを貼り,アプリの”セットアップ”→”校正"をクリックして初期位置を自動設定します.続いて,”フィラメント”→"フィラメントをロードする"をクリックして試しにフィラメントを出していきます.
一度停止して,印刷タブを開いて,3Dモデルをドラッグ&ドロップで読み込み,”印刷形式”→”一般"をクリックして印刷設定を見ていきます.密度やレイヤーの細さ,温度などを調整できます.密度は選択肢が多く,好ポイントです.また,”印刷形式”→”サポート”でラフトとサポート材の設定をしておかないと,デフォルトではついていないので要注意です.
手始めに,Thingiverseでダウンロードしたヨットのモデルを出力します.ステージにスティックのりを薄く塗って出力開始.
完成!序盤の精度が低いですがそこそこの出来です.UP miniやCheeroには敵いませんが笑
色々出したので精度をご確認ください.
んー.なんか微妙?やっぱり序盤の精度が弱いようです.色々出して思ったことは,
・ステージのシートの質が低いのか,序盤剥がれやすく端が熱で反りやすい
・序盤の精度が低い,下面の仕上がりがケバケバする
・フィラメントを引く力が弱く,見張っていないとノズルがすぐ詰まる
・ステージのシートが3枚付付いてるが,1枚3回くらいでボロボロしてくる
まあまあ.
一応使えるしコロナで大学に行けないことを考えると幸いだと思いガンガン使っていきました.
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使い始めて1ヶ月半で事件は起こりました.フィラメントのICチップを認識しているのに出力できなくなりました.
純正品のフィラメントそのものは減ってないし装着しているのにと思っていたら,ノズルにセンサーがあるのか,引っ張ったフィラメントの長さを記録していてICチップに書き込んでいたのです.実際の残量は残っているのに,アプリ上では残量がなく印刷できませんとのことでした.
なんだこのポンコツは!笑
急ぎでプリントしたい物があったので手段を色々調べました.まず,純正フィラメントの値段です.これが驚愕,大して質の高いPLAでもないのに600gで約4000円!!続いて,チップの書き換え手段を調べると,Arduinoで作る方法がgitHubに公開されているし,リセッターなる商品が海外で売っていました.しかし,細かな機種違いと海外からの送料の高さで断念.
色々検索してたどり着いたのがメルカリでした.何らかの方法で書き換えたチップをメルカリで売り捌いている転売屋がいたのです.残量200m(600g)と書き込まれたチップだけで980円.
うう,痛いところをついてくるなこいつ...
転売屋の手に屈するわけにはと強く思いました!
屈しました.
届いたチップがこちら.
問題なく動きました.
何とか残量は減らさないものかと,出力中にチップ外してみたり,チップを古いのと入れ替えてみたり,色々手を尽くしましたが残念ながら残量は定期的に書き込まれて,外すとどこかのタイミングで印刷中止してしまいました.今後フィラメントはどうしていったらいいのでしょうか...
僕とダヴィンチの戦いはまだ続いていくのでした.
da Vinci mini W+のデメリットのまとめと失敗例
・原則,600gで4000円の純正ICチップ付きフィラメントしか使えない
・ステージのシートの質が低いのか,序盤剥がれやすく端が熱で反りやすい
・序盤の精度が低い,下面の仕上がりがケバケバする
・フィラメントを引く力が弱く,見張っていないとノズルがすぐ詰まる.15分でも目を離すとジ・エンド
・ステージのシートが3枚付いているが,1枚3回くらいでボロボロしてくる
今後は,ステージのシートを3Mのテープにして反るか反らないかを検証しつつ使っていきたいと思います.
P.S
この記事を書いた日に,近所のハードオフへ行ったらda Vinci miniが22000円で売られていましたとさ.
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