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【HOS】アイリス抜き自然ラティカ解説

初めまして、佐助(@tigu3asu8)です。
ローテは大学生リーグ23-24GF3位、地方大会優勝など

5/12に行われたJCGスイスドロー大会にて使用し、準優勝した《天空妖精・アイリス》不採用の『自然ラティカエルフ』についての解説記事となります。レート後半戦や地方大会などでのデッキ選択のお役に立てれば幸いです。

『デッキ名』《カード名》と表記し、一度出たカード名は二度目以降は省略します。

以下本編

環境初期、『進化ヴァンパイア』が大流行する中で《シャインクリスタリア・リリィ》《孤独の共振・ミツェル》でロックして8Tラティカ00ラティカでニチャニチャし続けていた僕にとって、このアッパーはとても嬉しいものでした。

アッパー直後に世間で流行していた《ツインシスター・アスカ&シオリ》《植生の化身》《アイリス》などが採用されたリストを試していた際に、初期のリストのほうが強いのではないかと考え、《アイリス》抜きのリストを使い始めました。

今回スイスjcgにてそこそこの結果を出せたので、これを期に記事を書くことにしました。

今後も更新していく予定なので、定期的に覗いて貰えると嬉しいです。


更新歴

2024/5/13深夜
公開

5/13夕方
・特殊なプレイパターン
を追加
・基本マリガン
解説を追加しました。

5/14昼
対面ごとのプレイ
全体的に詳しく追記しました。

5/18深夜
デッキリスト②
クラス使用率の変化を受け、環境に合わせたリストを追記しました。

5/19昼
マリガンを変更しました。

5/19夕方
デッキリスト③
香川地方大会準優勝リストと解説を追加しました。

5/20昼
・デッキリスト④
アディショナル後想定リストを追記
・採用候補カード
《フロートライダー》の使用感について追記
・マリガン
《ラフレシア》について追記
・対面ごとのプレイ
『アミュレットビショップ』対面を追記
『AFネメシス』対面を追加
しました。

6/13昼
デッキリスト⑤⑥を追加しました。

6/15夜
対面ごとのプレイ
U10ヴァンパイアを追加しました。

6/25夕方
デッキリスト⑦を追加しました。

11/3深夜
対面ごとのプレイの日本語を修正しました。

デッキリスト


スイスドローで使用したのはこちらの40枚となります。

アイリス不採用について

現環境では7Tリーサルができるかどうかというのが1つのラインになっていると感じており、7Tリーサルに貢献しない《アイリス》に枠を割くことが弱いと感じたため不採用としました。

他にも

・8ターン目までハンドに居座る
・融合素材が必要
・《アイリス》に頼らずともOTKを組むことができる
・必要な対面が少なく、特に《アイリス》が欲しいと感じる『機械ネクロマンサー』が全盛期ほどの母数を占めていない
・《アイリス》を採用するのであれば、アッパー前に流行していたような耐久型を使ったほうが強いと感じた

などが理由として挙げられます。

また、8ターン目まで耐えるという甘えた考えをなくすことで、相手の上振れを受け入れて負けるようなことが減り、
自分が勝ち切ることだけを目指す思考になるという点が、自分に合っていると感じました。

アスカ&シオリ不採用について

不採用の理由としては、

・先攻の場合3,4ターン目にしか置けず、《化身》とpp帯が被る
・デッキの性質上《荒野》《獣人》に積極的に進化を切りたいため、後攻4ターン目以外でEP有利を作りづらい
・ゲーム後半はプレイしづらいにも関わらず、ニュートラルカードであるため《かつての孤独》などに融合することができず、ハンド整理の邪魔になる

などが挙げられます。

自由枠に2枚程度であれば採用してもいいかもしれません。

自然フォロワーを絞ることについて

《愛ある抱擁》のサーチを意識して自然を過剰に削っている構築も多いですが、あまり意識しなくてよいと考えています。

《採集の獣人》は、0コストの《ナテラの宝樹》を生成するという点はもちろん強いのですが、一枚のカードから二枚の自然を生成していることが強いです。
《荒野の旅人》は、ニュートラルである点や進化を切りたいフォロワーが足りているという点から2枚採用に抑えていますが、進化を切ることで単体で面処理、《化身》呼び出し、2枚ドローができる強力なカードです。

よってどちらもこれ以上減らすことはできないと考えています。

自然フォロワーを絞ることで3ターン目の《化身》プレイ率は上がるとは思いますが、引いた《化身》を強く使うためにも絞ることはオススメしません。
《ラティカ》は、絞らなくても大抵5ターン目までには引き込むことができ、仮に遅れたとしても必ず5ターン目に走らなければいけないわけではないので、問題ないと考えています。

採用カードについて

採用が分かれそうなカードのみ解説します。
以下しばらく常体文が続きます。

・フロストエイジプリンセス
1pp3点と打点効率が良く、分割のレンジを広げたり、OTKパターンを増やすことができたりするため、1枚以上は採用したい。
『狂乱ヴァンパイア』対面では、《ラティカ》を引けていないときに、《フロスト》《孤独》《化身》だけで削り切ることもしばしば。特に先攻は頻出レベル。

フロストを絡めたOTKパターン例:
ラティカ,5プレイ回帰,6プレイ回帰17点、フロスト3点OTK
ラティカ,4プレイ回帰,5プレイ回帰15点、化身2点、フロスト3点OTK

・孤独の共振・ミツェル
ドローを回す、ロックする、次ターン《ラティカ》で走るときの《化身》などの当て先を作るなどの複数の役割を1枚でこなせるスーパーカード。

・かつての孤独 3枚
分割するにもOTKするにも価値が高いカード。絶対に削ってはいけない。

・統率の女王・バビー
お好み枠で入れたらスイスではちゃんと活躍してくれた。他のカードに差し替えてもよい。
『アミュレットビショップ』の《盟約の熾天使》に対してリーサルを取れないときの処理札として採用。トークン《致死の猛毒針》で体力最大値を下げることで、《自然への回帰》を抱えられていないときでも《ラティカ》1枚と打点札複数枚でのOTKのレンジに入れることができる。

不採用カードについて

・ラフレシアプリンセス
先攻のときハンドがスカスカになるため不採用。アグロが増えたら採用候補になる。

・寵愛の君
《抱擁》から引いたときムカつく、ニュートラルなので融合できないため不採用。

採用候補カード

・女王の厚意
《ラティカ》の4枚目
なくても十分《ラティカ》を引き込めると感じた。
《厚意》がハンドにあり《ラティカ》が見えていないとき、本来は《ナテラ》を回すなどしてドローを見るべきところを、日因って2pp固定で考えてしまうのが嫌だったため一旦不採用にした。

※追記
《ラティカ》が引けない日は入れましょう。その際バビーとは両立しないので注意です。
レートなど試行回数が多くなる場では《厚意》を優先してもよいかもしれません。筆者もレートではこちらを採用することにしました。

・フロートライダー
《抱擁》確定サーチ
枠がない、ニュートラル、出せる場面が限られているなどの理由で不採用にしている。
俺が運良くて《抱擁》引きすぎなだけかも。
《抱擁》は確かに強いカードなので採用してもよい。

※追記
一度採用してみたのですが、2t《フロート》3t《抱擁》と動いた際のテンポロスが気になり、《フロート》を採用してキープするよりも不採用にして厳しいマリガンをしているほうが強そうだと感じました。また、5t以降に引いたときに吐きづらく、融合もできない点が《アスシオ》と同じような使いづらさを感じました。

・その他採用済みカードの2枚目以降
環境やプレイスタイルに合わせてお好みで。

デッキリスト②

レートで使用しているリスト

『自然ロイヤル』の増加により《リリィ》2→3
『機械ネクロ』、『アミュレットビショップ』の減少を受け《ミツェル》2→0
バウンスを増やしたいと感じたため《フェアリーストリーム》を2枚にしました。6プレイ時の全バウンスと回復能力も強く、増やしてもいいと感じました。

《化身》を引けるかどうかに大きく左右される対面が増え、環境的に合っていないと感じたため、筆者はこのデッキを捨てるかもです。
アディショナル後、不利対面の『アミュレットビショップ』の増加が見込めるのも不安要素の一つです。

デッキリスト③

5/19に行われた香川地方大会にて使用し、準優勝したリストです。

環境に『自然ロイヤル』と『AFネメシス』が増えたほか、地方大会はなんとなく『狂乱ヴァンパイア』が多そうだと考えました。
これらの対面に対して《化身》を引けているかいないかでゲームが決まりがちになってしまっていると感じたので、アグロに強くするため、リソースにもなる吐きやすいAOE札として《ラフレシア》を1枚採用しました。

スコアは4-5とあまり振るいませんでした。ほとんど一貫してエルフから投げていたのもあると思いますが、デッキ登録直前に《ラフレシア》を採用したため、新興デッキに対しての使い方に慣れておらず、『自然ロイヤル』対面の後攻での置くタイミングをミスって負けてしまいました。

今の環境であれば《決意》をもう1枠《ラフレシア》に譲ってよいと思います。
《フロスト》の強みを活かせた試合が多く、やはり2枚は採用したいなと感じました。

デッキリスト④

アディショナル後を想定したリスト。《ギフトフェザーフォルク》の追加により『アミュレットビショップ』が増えると予想し、それに強い形で組んだ。

デッキリスト⑤

『U10ヴァンパイア』対面での体力上限上昇『アミュレットビショップ』対面での処理と体力上限減少を評価してバビーを2枚採用したリスト。

デッキリスト⑥

厚意を採用したい場合のリスト。

デッキリスト⑦

デッキリスト⑥の《厚意》を《アスシオ》に入れ替えた形。

《厚意》と比べ、いつでも2ドローになる点、後手4tで強い点など明確に役割があるため差し替えた。

基本マリガン

○単キープ
抱擁、化身
○条件キープ
先攻:平穏
後攻:ラティカ、獣人+ラティカ、抱擁+ラティカ
R,V,Nm対面後攻:ラフレシア

5ターン目までにやりたいことが
・0コストのナテラを抱える
・《化身》を設置する
なのでこのようなマリガンになります。

基本のプレイ方針

《ラティカ》横の自然温存は基本考えずにガンガンドローを回して大丈夫です。
ハンドや対面の回復量と相談して、
1.《化身》で削って《ラティカ》1枚と打点札で勝つ
2.《ラティカ》1枚目を《回帰》に変換し、2枚目でOTKを狙う
のどちらかを目指します

対面ごとのプレイ

このデッキはアドリブの部分が多く、あまり中身のあることは書けていないです、申し訳ありません。自身で回してみて感覚を掴む方が早いかもしれません。

ラティカミラー

先攻有利ですが、後手が頑張って回復すればぼちぼちゲームになります。
当て先を残さないことでかなりリーサルを避けることができます。あきらめない心。
お互いに当て先をケアし合ったときに当て先が不要な追加打点として《フロスト》が強いです。

自然ロイヤル

微有利
当たり前ですが《リリィ》が強いです。
ガシが強くボードを横に広げられるためラティカが走りづらく、意外と負けます。

基本の回復が《戦場の記録》のみなので分割が通りやすいです。《化身》でボードを捌きながら、相手のライフが《ラティカ》圏内に入るのを待つ進行がメインのプランとなります。化身の横で0コストの《宝樹》を抱えたり《リリィ》をバウンスしたりして、リーサルを構えながら耐久するのが理想です。

《シークレットスキル》を置かれたときに備えて、ハンドに1コストのフォロワーを残すのを忘れないようにしましょう(n敗)

機械ウィッチ

微不利
先攻有利マッチ
駆け引きとかあんまりなくて引いたもん勝ちなゲームになる印象です。機械Wの6キル成功率や回復力を加味して微不利です。

自然ドラゴン

有利
相手のリーサル手段が中型疾走なので《リリィ》でほぼ確実に1ターン貰うことができます。
回復とナテラ進行を同時に行うことが難しく、こちらの早期リーサルを避けられないという展開が多いです。

ゲームが長引いたとき相手が進化前《寵愛の君》を置いて、《回帰》のランダムが当たったときに守護が立つようにしてくることがあります。
そのような場合でもリーサルが取れるような手の形にしておくのを忘れないようにしましょう。

機械ネクロマンサー

微有利
《アイリス》が欲しいランキング1位に見える対面ですが、無くても意外と勝てます。こちらが序盤にフォロワーを出さない進行を選びやすく、機械カウントを遅らせることができるため《守られた幸福》で強い面を作ることが難しく、こちらのリーサルが素通りする展開になります。

リーサルを構える際に《刻限の調律・クロノス》で崩壊しないように注意しましょう(n敗)

ネクロマンスネクロマンサー

不利
実はこの対面が一番《アイリス》がほしいのではないかと思っています。

《イズニアの発展》や《再生の親愛・ルベル》など回復が多いため分割が通りづらく、《リリィ》を設置したいが《回帰》も抱えたい…となって、とても苦しいマッチです。
5Tに無理やり《ラティカ》を走らせることに拘らず、《リリィ》を設置してゲームを伸ばします。隙を見て《回帰》を抱えにいってOTKを構えるか、《フロスト》《孤独》を複数枚抱えて1枚の《ラティカ》でOTKを組む展開を目指します。

狂乱ヴァンパイア

有利
3T《化身》で特殊勝利です。
《フロスト》の欄でも述べたように、特に先攻は《ラティカ》なしでもリーサルを取れるので、《ラティカ》が見えていないときは狙いましょう。
《フロスト》は、5T《ラティカ》でリーサルを取れないときでも《ラティカ》を走らせて、残った相手の僅かなライフを削り切る展開を作ることができ優秀です。

相手の回復量を計算して5T《ラティカ》でのリーサルを狙いたいので、《孤独》を4Tのうちに吐いてライフを詰めておくプレイがあります。
盤面にフォロワーを残すと《盃の吸血鬼》《鍵盤の悪鬼》の当て先になり、相手の回復量が増えてしまうので、意識してバウンスで退場させるなどをしたいです。

ゲームが長引くと相手の回復量が増え、こちらのライフが足りずに不利になるので早期のリーサルを強く意識したい対面です。

進化ヴァンパイア

五分
こちらは《幽闇の狩猟者・リアン&アルフィ》が重いですが、向こうも《リリィ》が重いので五分程度の認識です。
《リアルフィ》の突破方法としては《リリィ》進化で変身させてのロック、《ラティカ》1枚目をぶつけて《回帰》を抱えOTKを構えながらのロックがあります。相手はリーサルを避けるためにロック度外視で《リアルフィ》を置いてくることが多いのでロックさせてもらえることが多いです。
相手の回復は基本ドレインかつ、面が強く下当てしやすいので、《化身》での分割+《ラティカ》1枚で勝ちやすいです。

U10ヴァンパイア

五分

1枚目のラティカ6点を顔に通すことができれば、かなり分割が通りやすいです。
相手の山札の枚数を確認して、ライフ回復や《コントラクトキーパー》でのダメージカットが可能かを考えて手札を整えます。

相手の《ミルナード》2枚OTKは《リリィ》で止めることができます。しかしこのデッキは回復力がそこまで高くないので、序盤にボードを作られて顔を詰められてしまっていると、貫通されてしまいます。序盤は《決意》《化身》でライフカットを意識したいです。

アミュレットビショップ

微不利
《熾天使》を出されると、それまでの削りが帳消しになるだけでなく、そのターンに打つ《孤独》のダメージも通らないことが多いのでリーサルが通りづらいだけでなく処理も重いため不利の認識です。
5,6T《ラティカ》連打や相手のアミュレットカウントが遅れるなどがないと厳しいです。

相手の《ムニャール》《荒野》《セリーナ》などのフォロワーを、自分のライフ回復札や相手のアミュレット進行と相談して上手く放置し、アミュレットカウントを進ませないことが大切です。

相手の《熾天使》に対して、
1枚目の《ラティカ》で《回帰》を回収だけしてぶつけ、《調和する決意》に《化身》などを合わせて裏のアミュレットから生まれるフォロワーまですべて除去し、
次のターンに2枚目の《ラティカ》で勝ちにいくパターンは頻出です。

《ミツェル》《リリィ》を探すために0コストの《宝樹》を吐くのは悪手
《ラティカ》を走らせ《回帰》を抱えるしかない
《ラティカ》横の《宝樹》で2枚目の《ラティカ》が見えなかったが、トップで引くことを期待して、《ラティカ》と《獣人》を《熾天使》に当てた後《決意》で全処理

AFネメシス

大局観は『自然ロイヤル』対面とほぼ同じです。
《ターミナルガールズ》を引かれない前提で、《化身》でライフを削り《ラティカ》1枚+打点札での勝ちを目指します。

特殊なプレイパターン

・初手に《平穏》《化身》がある場合
【1T《平穏》開き2T《宝樹》1枚置き3T《化身》】
4tに化身を出すための《宝樹》を温存するという考え方です。

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございました!

急いで書いたので適当な部分が多いですがそのうち追記します。

今後も更新していく予定なので、定期的に覗いて貰えると嬉しいです。

それではまた👋

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