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走り切るための「レース」戦略~天候以外はコントロールできる!

次は、いよいよ第1部の最後となる「4章」になります!

4章のタイトルは、「走り切るためのレース戦略」について書きました。
4章で取り上げたテーマは、下記の通りです。

  • チェックリストを用意せよ!

  • プレイリストを準備する

  • バイブルに従う

  • 天候以外はコントロールできる!

  • ライバルと競い合う!

  • 自然と向き合う

  • 何のために走るのか?

  • 人生ビルドアップ! 他

本日は、この中から「天候以外はコントロールできる!」を掲載したいと思います。


天候以外はコントロールできる!


マラソンのレースにおいて、「結果」につながる要素・要因にはどんなものがあるだろうか?

・当日までの体の仕上がり
・前日の過ごし方(足を温存する、食事、睡眠時間)
・当日の体調
・レース前の栄養補給
・レース時の持ち物
・レース・コース(坂が多い、平坦であるなどの高低差)
・スタート位置(前方、中断、後方)
・天候(天気・温度・湿度など)
・レース戦略(ペース、栄養補給)
・レース中のメンタル

ざっとこんな感じだろうか。他にもあるかもしれない。

レース前は、つい興奮してしまい、不安に襲われてしまうことは、誰もがあるかと思う。私も、初めてのフルマラソンと2回目のフルマラソンでは、一睡もできなかった記憶が蘇ってくる。

人生の原理・原則として、漠然とした「不安」は、細かく分解してしまえばいいのだ!

先に上げた要素を、あらためて見てみると、天候以外はすべてコントロールできるのではないか?

レース・コース自体を変えることはできないが、出走するレースを自由に選択できる時点で、それはコントロール可能といえる。

元読売巨人軍の4番、そしてメジャーリーガーでワールドシリーズMVP男の松井秀喜氏は、『不動心』という著書の中で、「自分でコントロールできないことは何かを認識し、それに囚われないことが大事だ」と教えてくれた。

自分がコントロールできること、できないことを分けて考える。その上で、できないことに関心を持たないで、できることを精一杯やろう、というのが松井氏の考え方。

15年前にこの言葉を知ることができた私はついている。

レースで自己ベストを出すために、要因を分解することができ、コントロールできない天候以外のすべてに対して、丁寧に準備をすればいいだけだ!

いい成績が残せたとき、振り返ってみると、すべてが順調で、何の障害もなく思い通りに事を運ぶことができた。
それは、運がいいのもあるかもしれないが、「今、自分にできることは何か?」と問い、選択肢の中から、平常心で最善の行動を実行できてきたからこそ、奇跡が起こった可能性が強い。

エゴを捨て、「平常心」から「不動心」に進化したとき、さらなる高みを目指していける!
コントロールできることにだけ集中していこう!
(終わり)


執筆状況報告

1月末までに、第1部の原稿は、いったんは書き切りました。
次の第2部は、私のこの10年の足跡を一気に書く予定で、前半2週間で終わらせて、最後の2週間で推敲。

そして、2月28日に発売します!!!

新月の日に、リリースできるのでしょうか?
毎日、少しずつでも進めていきます。

さあ、がんばろう!

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