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これは「ドラマ」の始まりか?あるいは「ドラマ」の終わりの合図か? 激痛負け

2022/7/31 18時 甲子園 ●2-4 東京ヤクルト

「上・下大きい」とはまさしくこのことか。勝てば8ゲーム差、一気に詰まった感が出てくるところ。負ければ10ゲーム差、やっぱりヤクルトの背中は遠いとなる。

果たして、勝ちゲームの流れの中から、村上選手に「まだ君たち上がってくるのは早い!」といわんばかりの3連発。激痛の逆転負け。背中は遠くなった。同じ負けるなら、最初から負けゲームの方がよかった。そう思わせるほど、この負け方はヤクルトの底力を見せつけられた感がある。それは、村上選手の3本のホームランだけではない。5回裏に追加点を許さない継投で失点を防ぎ、「今日は絶対に負けてはならぬ!」の高津監督のメッセージ。それに呼応するかのような主砲の6回からの3打席。

いやー、さすがは首位チーム・昨年の日本一チーム。これから10ゲームを追いかける身として、おそらくタイガースのベンチ・選手とも、「うーーむ、遠いなあ」と感じたはず。そして、次以降の直接対決の大事な場面で、昨日の試合で植え付けられた村上選手への恐怖・トラウマが頭をもたげてくるであろう。いやー、参った、村上選手、おそるべし。

タイガースの側からみると、やはり、なぜ9回・11回に村上選手とまともに勝負したのか、が論点になってしまう。個人的には、9回の勝負は良し・あり。11回のまとも勝負はあり得ない・無し、である。9回は打たれても同点、逆転に繋がるような四球は避けるべし。11回は既に同点になっている。先を越されてはいけない、しかも次の打者はサンタナ選手ではなかった。しかもボール2となった。四球で良いと誰もが思った。実はバッテリーも思っていたのでは?

100歩ゆずって、勝負ありとしても、3球目のあの球はない。もっと慎重にセンシティブにコース・球種を選んで投げないといけない。そう、ホームランが絶対にないボールを投げるべきである。このあたりが石井投手の現時点の限界だなと思ったし、梅野捕手のリードの「あと1歩・2歩の繊細さ」の足りないところかもしれない。

本当に大激痛の敗戦。「ドラマを起こす」とおっしゃっている矢野監督。さて、昨日の敗戦は、2年越しの大ドラマのまだまだ途中の物語の一話なのか、つまり、「あの7/31の逆転負けがあったからこそ、シーズン終盤の村上選手封じがあった」となるのか。はたまた、昨日の敗戦は6月・7月で見た「夢ドラマ」の最終回の予告編であり、このままドラマは終わりに向かうのか。あまりに激痛過ぎて、いまは後者のように思えてしまう。

うーーん、村上選手おそるべし。。

だいちゃん


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