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TG3連戦を振り返って(やはり残念)(2020/8/6投稿)

2020/8/4~6 甲子園 1勝2敗 讀賣

優勝しか狙わない今シーズンの今後を占う上で誰もが非常に大切と考えていた伝統の一戦・3連戦。

3戦目の高橋遥人投手のピッティングは、言葉がないくらい素晴らしかった。感激・感謝レベルです。まさしく、「待ってました!」です。

一方全体でみると、1勝2敗という結果以上に残念さを感じた3連戦でした。なぜか?

それは、「敵の方がこの3連戦の意義をよく理解していたように感じた」点にあります。

タイガースの選手・首脳陣も必死だったとは思います。が、ジャイアンツの「ここでタイガースと差を拡げておくと今後が楽になる、2勝1敗の結果を絶対に得るぞ!」の意思統一と、そのためのベンチの策と選手の集中力がタイガースを上回っていたように感じました。

1戦目、3点目をとるためにタイムリーを打ちに行った丸選手。2戦目、藤浪投手を追い込む狙い打ちの坂本選手のライト前ヒット、そのあとの岡本選手の一振りで仕留める右打ち。守備のミスを誘う走塁、ダブルスチールなど。

もちろん選手個々の力の差もありますが、「どんなことをしてでも2勝1敗以上の結果を得る」の意識・気持ちが、追いかける立場のタイガースよりも、先を走るジャイアンツの方が強かったように感じた。そこが残念でした。その差が1試合分(2勝1敗/1勝2敗)確かにあったように思います。

タイガースの各投手は頑張ってはいましたが、「どんなことをしてでも絶対に先制点をやらない、粘る、慎重に行く」がどこまで強くあったか。

「先手を取られると厳しい、こちらが先手先手でいく」。追いかける立場のチームとして、そのあたりの「動き・策」を感じたかったです。まだまだシーズン序盤という考え方もありますが、選手に3連戦の意義を伝える意味でも、TG3連戦を意識した「特別な」ローテーション、投手の投入、先発オーダー、代打策などの「勝負手」が1つ2つあってもよかったのになー、が素直な感想です。

とはいえ、3連敗をせずに踏みとどまったのも事実。まだまだ勝負はこれからです。藤浪投手のピッティングがどんどん良くなっている(次は絶対に勝てると思う)、高橋遥人はやっぱり期待通りえぐいピッティングをしてくれるなど、良い材料も生まれました。打線をうまく機能させることができれば、必ず貯金は増えていくでしょう。

次の伝統の一戦3連戦では、「首位・巨人、宿敵巨人をなんとしてでも倒す」を『強く』意識した戦いを見てみたいです。

だいちゃん


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