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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(4.23)

概要:抗体検査調査の初期結果。「青い州は助けない」マコーネルを痛烈批判。

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昨日レポーターに「暗い事実ばかり話してますね」と言われました。

暗い事実も明るい事実もなく、事実は事実ですので、そのまま伝えるようにしています。

事実と真実は意見や個人的希望とは違います。

政府には完全に州民の行動を規制する強制力はありません。皆さんの自主的な協力が必要なのです。事実の提示は皆さんに自分で考え、私どもの政策に同意してもらう為にひつようなプロセスと考えます。

総患者数。再度減少。

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Net新規入院患者数。マイナス。減少。

Net新規人工呼吸器使用数。マイナス。

新規COVID患者。横ばい。良くないニュース。

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昨日の死亡者数、438

4/17 540
4/18 507
4/19 478
4/20 481
4/21 474
4/22 438 (内403病院/35老人ホーム)

思うように下がらない。

私達は下り坂にいますが、その傾斜と底が見えない。

過去3日新規患者数(gross)が1300人台で完全に横ばいです。(*退院者が増えているので、Netでは減少に見えますが、gross入院者は横ばい。もしかしてここが減少曲線の底なのかと危惧しているのだと思います。)

第2波?

ウイルスが夏になると死滅する、と言う事はありませんがすこし活動は弱まると言われています。第2波が来るとして、秋か?との声が出ています。

インフルエンザの季節にまたコロナ感染がひろがると検査機関に負荷がかかります。そして、どちらに罹っているか分からない人達が病院に殺到すればまた医療システムのオーバーロードが始まります。

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老人ホーム

老人ホームは民間運営です。現在州政府の法律では以下を義務づけます。

1。スタッフのPPE着用と検温。家族訪問は禁止。
2。COVID患者の隔離。
3。隔離エリアのスタッフと他のエリアのスタッフは別々にする。COVID患者が増え、十分なケアが保てない時はほかのホームに移動。
4。陽性が発覚した、あるいは亡くなった方の家族には24時間以内に知らせる。
5。州衛生局とCDCのガイドラインに沿ったケアができなければ連絡。

(*NJで死亡者が出ているのに連絡しなかった老人ホームのニュースがありました。それへの対応だと思います。)

この法は厳しく施行していきます。罰金$10,000(100万円)、営業ライセンスの剥奪の可能性もあります。

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検査。

検査がこれからの課題です。

①検査/追跡/隔離(*=陽陰性検査)

②抗体検査。陽性なら血清プラズマを提供してもらう。

③検査で感染率モニター。

これが社会再開プランの目安になります。少しずつバルブをあけ、再生産率をモニター、値が上がれば解放を減速する、という感じ。


ニューヨーク州では3千人を早急に検査。正しい再生産率を調査します。

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抗体検査

フェーズ1:
2日に渡って19の郡、40カ所(スーパーなどの顧客。スタッフではなく。外に出られる普通の人達。)で実施。

13.9%

の方に抗体陽性が出ました。気づいていたかいないか分かりませんが、彼らは罹患し、回復し、抗体を獲得している人達です。

男女比
性別/全体への検体率/抗体保持率
女性 /52% /12%

男性/48%/15.9%

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地域別
地域/全体への検体率/抗体保持率
LI/14.4% /16.7%
NYC /43% / 21.2%
W-Chester /9.8%/ 11.7%
Rest of State / 32.8%/3.6%

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人種別
人種/全体への検体率/抗体保持率
アジア人/8.8%/11.7%
黒人/14.3%/22.1%
ヒスパニック/17.6%/22.5%
その他有色人種/2.2%/22.8%
白人/57.1%/9.1%

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年齢別
年齢/全体への検体率/抗体保持率
18-24/11.6%/8.2%
25-34/18.6%/15.9%
35-44/16%/15.9%
45-54/16.4%/16.7%
55-64/16.7%/14.9%
65-74/11.7%/11.9%
75+/9%/13%

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最初のデータから感染率が13.9%とすれば、単純計算で州内で270万人の感染と仮定できます。その中でこれまでの死亡者数が15,500人ですから、死亡率は

約0.5%と予測よりも低い。

これからもサンプル数を増やし数値の精度を上げて行く予定です。今のところ、の初期データです。

更にこれは把握されていない自宅での死亡数などは入っていません。カリフォルニアでの「最初のCOVID死者」は3月上旬と報道されていましたがそれ以前に自宅で死亡していた女性が罹患していたと発覚し、2月上旬まで「最初の犠牲者」はさかのぼっている。

このようなケースは他にもあり、調べれば去年の12月までさかのぼる可能性があります。

なのでこの死亡率は参考までに、ということでお願いします。

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地域ごとの考察。

地域ごとに感染率の値が違います。低いところは再開プランを遂行しても良いかと思われます。

しかし、一部で開いてしまえば他の感染率の高い地域から人が流入することも考慮しないといけません。

この調整が難しい。

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黒人とヒスパニックの方達のより多い検査をします。被害の人種差を見れば、当然の対応です。

大多数のフロントライン従事者、公共サービス従事者が黒人やヒスパニック。そして彼らの住宅事情(公住宅、公害エリア)により、罹患し、重症化する割合が高いのです。

アップタウンの公住宅は国内でも有数の密集住宅環境です。

この事態を機に、この環境について改善に取り組みたいと思います。

検査所として数々の教会が名乗り出てくれました。感謝します。

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ワシントンの議員達に一言。

先日連邦補償法第2弾が可決されました(州政府への援助はまたゼロ!)。それと同時に上院議長のマコーネル氏が

「州政府は自己破産(bankruptcy)を申請したらどうだ」

と言いました。

(*アンディー、怒ります)

自己破産と!?

こんな馬鹿げた話はない。

あそこまで州政府への援助をお願いしたのに。

連邦は中小企業、航空会社などを援助するだけで州政府にはそっぽを向く。

警察官、教師、医療スタッフを補償するのは州なんです。州に援助をしないということは彼らに背を向ける事です。

そしてその上「州は自己破産を」などと言う。

それが貴方の「経済回復プラン」ですか?

ニューヨークに?ミシガンに?カリフォルニアに自己破産と?

国家経済が崩壊するのは目に見えています。

愚かだ。

更に、マコーネル氏(*共和党)は「青い州への援助はしない」などと言う。

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なんて事を言うんだ本当に。

COVID被害の大きい州は大抵民主党支持の州。NY、CA、IL、MI、、。

「NYは民主党支持だから援助しない」

と言う。

なんと醜い奴だ。

考えてみろ。

人が死んでるんだ。1万5千人。NYで。

「民主党だから助けない」??

????

つまらない。本当につまらないその政党主義。

彼は世界を赤と青の2色だけで見るのか?

私達人間はそうじゃない。そんなんじゃない。今こそ私達の中の人間性や良識を見せる時じゃないのか?

政治の偏見と醜い怒り。そんなものに執着するのか?

今?今、国をそうやって分断するか?この時に?

無責任にも程がある。

青も赤もない。私は知事として、助け合い、党派を超えて協力する事に全力を注いでいる。

赤も青もないんだ。

我々はNEW YORK TOUGH。賢明/自制/協力/愛。

赤も青もなく、愛を。

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