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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(5.24)

概要:LIRR再開に向けての準備開始。新しい社会を想像するBlue Ribbon委員会発足(元グーグルCEOシュミット氏が長)。

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(*今日はビーチから!)

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総患者数、減少。

(net)新規患者数、減少。

(net)新規人工呼吸器使用数、減少。

(gross)新規患者数。微小の増加。大きな動きはまだ減少です。

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死亡者数 109

5/18 105
5/19 112
5/21 105
5/22 109
5/23 84
5/24 109 (内82病院、27老人ホーム)

また増加してしまいました。109の家族にお悔やみを申し上げます。

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州運営のビーチ、Jones Beach, Sunken Meadow, Robert Mosesは今日開きます。州内キャンプサイトやRV parkは明日。

再開に関して、感情に流されず、しっかりデータに基づいた行動をして下さい。

地域別再開メトリック合否ダッシュボードはこちら
https://forward.ny.gov/regional-monitoring-dashboard

1918年のスペイン風邪のパンデミック。セントルイスでの第2波はもの凄い速さで起こりました。行動規制が緩まった時です。

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このような過去から学びましょう。

現在24の州で実は感染が拡大している、との報道もあります。

ニューヨーク州はこれまでしっかりデータに基づいた決定、行動をしています。中国から来ると言われていたウイルスは欧州から来ていた。その事実は後になるまで分かっていなかった。それが対応の遅れを招きましたね。今、色々な事実が分かって来ています。それを元にして賢明な行動を刷る事が出来ます。

Mid-Hudson、Long Islandが来週中に再開地域になる見込みですので、MTAはLIRRの乗客の安全を確保する準備に入ります。

LIRRの車両を増やし、Social Distanceを保てるようにします。鉄道でのマスク着用は義務である事をここでもう一度確認しておきます。

各種スポーツチームはゲーム再開に向けてトレーニング開始。しっかりと安全対策を取って下さい。スポーツゲームがあれば、皆さんが自宅に籠る理由も増えます。

獣医は全ての地域で火曜日から再開可能となります。

Nourish NY Initiative

フードバンクの増設をしています。Long Islandでは1万以上の家族にNourish NYの食材を届ける事ができまいた。今週新たに6回の配給がLong Islandであります。

このプロジェクトに助けを貸してくれる慈善事業や団体はこちらに連絡を。

COVIDPhilanthropies@exec.ny.gov

Let’s make sure no newyorker goes hungry.

Build Back Better

同じ過去には戻りません。より良い社会を再建しましょう。そして次の災害に備えましょう。

ハリケーンサンディーが来た時、「500年に1度の大洪水だ!」と言われました。500年に1度!じゃあもう後は大丈夫だ!。。違います。今はこのような洪水が1年に3回は起こっています。

このような公衆衛生危機はまた必ず起きます。しっかり準備しましょう。

Blue-Ribbon Commission、その為の委員会の設立です。元グーグルCEOのエリック•シュミットを長にこのようなメンバーで構成されています。

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(*コロンビア大学、コーネル大学、NYU、SUNYなどのアカデミア、フォード、IBM、Chobaniなどの各種企業、ロッカフェラ財団、SEIU労組、、、、の代表、元代表などです)

新しいチャプターの始まりです。私達は今歴史を作っています。

chapter 1: 公衆衛生危機の安定化

から

chapter 2:  賢明な再開

そして

chapter 3:  経済の再建と再創造

へと移行しています。

その為に賢い政府が必要です。政府は民間と協力して、景気を刺激して行かないといけません。

●空港ー25年も新築していません
●公共交通機関
●道路や橋
●教育のためのテクノロジー
●遠隔医療
●公共医療システム

NY州は全国を先取りしてきました。歴史上そうです。私がNY知事だから言っているのではありません。事実です。FDRが素晴らしいアイディアを思いついた時(*ニューディール政策の事ですね。世界大恐慌の後、アメリカが最も社会主義に傾いた時です。大きい政府で公共インフラを整備、それにより職が増え、健康保険や、対環境問題などが整備されました。レーガンがそれを民営化しまくってそれが終わってしまった訳ですが)、彼はそれをNYで試したんです(*大統領になる前にNY知事でしたからね)。私達が先取りしていたんです。

それから何度も何度も、同じ事が起きているんです。NYは誰もやったことの無い事をやってきました。

今日はJones Beachにいます。言葉に尽くせないほど美しい場所です。ロバート•モーゼスが作ったビーチです。人工ビーチなんですよ。7マイルです。3年で完成したんです。賢く、有能な政府の仕事です。人々はその政府を信じていた。

そのような政府の大望と自信を呼び戻しましょう。

NYは私達が造ったんです。

NEW YORK TOUGHを持って。
賢明/団結/自制/愛。

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(*訳者注:今日のクオモの最後の私見はなんとなく精彩に欠けるというか、なにかごにょごにょ感があります。NYは新しいことをやって来た、というのと「実験台」という所が何となく嫌な抱き合わせ感ですよね。

実際、このエリック•シュミット氏の「最想像委員会」への任命、そしてビルゲイツの教育改革について、「ああいう人に任せていいのか」という不安も吹き上がっています。教育が全てリモートになる事で、例えば大学の教員の授業内容が全てどこかに格納されて、管理されてしまう。アカデミアの中で自由な論議ができなくなるきっかけになるのではないか。シュミット氏もゲイツ氏ももちろん人間ですから、その人達の独自の、そしてきっとエゴも入った未来のビジョンにNY州民を実験台として差し出すのか。

かといって、他に方法があるのか。

今州民からは不安が溢れていてそこに対して知事は「政府を信用して!プラス思考(optimism)で!と呼びかけた、という訳です。)


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