主婦ポリ番外：NY知事クオモ会見（3.29)
今日までのデータ累計と前日比
検査 172,360(前日比+16,390)（対人口世界一）
陽性 59,513(前日比+7,195)
死亡者 965 (前日比+237）
入院 8,503(前日比+1,175)
人工呼吸器使用（ICU） 2,037（前日比+282)
退院 3,752(前日比+846)
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(*今日はいきなりピークの地理的推移Apex Rollingのお話から。
ここ一週間クオモはずーっと、NYが国内で最初に医療負荷ピーク(APEX)を迎える、だから連邦政府、他州はリソースをNYに集中し、APEXが過ぎれば次にピークを迎える他の州にリソースを移動するという対策をとって欲しいと呼びかけて来ました。
今日はそのピーク推移が州内、郡内、医療システム内でも起こると言う事を話しています。)
普段は各病院個別に機能しています。そして、公立病院であれば公立のシステムに属していますがそれが私立病院と交わる事はありません。それを統合して負荷を分散させたい。公私医療システムの統合、そして地域でそれをまとめ、更に州で統合したい。これにより例えば今Down Stateの負荷が急増しているが、この負荷をUp Stateの医療システムに流す事が可能になる。
医療負荷ピークは局地的にやって来る。今エルムハースト病院（クイーンズ）がパンク状態だ。マンハッタンベルビュー病院も同じく。これをまず公立病院システムとJavitsなどの仮設病院で分散したい。
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外出制限令PAUSE法（老人向けはマチルダ法）施行を4/15まで延期します。
検査の重要性を昨日お話ししました。NYDOH（州衛生局）は差し込みの浅い唾液/短鼻孔のテストを開発しました。、、この短鼻孔ってなんですかね、（鼻の大きい）私には無理そうです。（*ジョーク！）
検査が大量にできるようになれば、経済活動の回復が早まります。
米海軍病院船「コンフォート」は予定通り明日、月曜日に到着です。これは新コロナ対応ではないので、各病院から新コロナ以外の患者を請け負うために来てもらっています。ベッド1K搭載の船舶だけでなく、１２００人医療スタッフも一緒です。頼もしいです。
物資。昨日もお話しした通り、他州と獲得を争っている結果値段が上がっています。州知事連合か連邦政府が一括して買い付ける制度が必要です。
医療スタッフの待機要員は76,019人が名乗りをあげてくれています。退職した医師や看護師達です。繰り返します。７万６千人のニューヨーカーが、今、あの現場に行く、と名乗りを上げてくれているのです。彼らの勇気に思いを馳せて下さい。
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データ傾向
入院者数のデータ変遷でウイルス拡大のスピードを見ます。3/16-3/19では倍増に２日の速度。3/20-3/22では３日。3/23-3/25は４日。3/26-3/29は６日。減速の傾向は続いています。楽観はしませんが良いニュースです。
退院者の数も増加傾向で嬉しい事です。予想通りで、罹患者の内８０％は自宅で回復し、入院が必要なのは１５％。ICU行きになるのが３％ですから、入院した方の大半も回復するのです。
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亡くなったEssential Worker。
私達が家に籠って暇だとかつまらないとか言っている間にも、私達のために働いてくれている人達がいます。彼らの中にも犠牲者が出ています。
第３２管区ディクソン巡査。４８歳。勤続２３年のベテラン。
マウントサイナイ病院のケリー氏。ナースマネージャー。４８歳。
彼らのご家族にお悔やみを申し上げます。
私達を守るために亡くなっていく方達、なんと言って良いか（少し言葉を詰まらせて）私に言葉はありません。ルーズベルトの言葉を借ります。
「勇気とは恐れの欠落ではない。恐れを凌駕する重要性を別のものに見出す力だ。」(“Courage is not the absence of fear, but rather the assessment that something else is more important than fear.”—Franklin Roosevelt)
誰だって怖い。現場の看護師は怖くないと思いますか？警察官が出勤する時、恐怖を感じないと思いますか？彼らだって怖い。でも彼らは公僕としての情熱と責任で自分の恐怖を克服しているんです。他人の救済に、情熱を感じているんです。彼らの人間としての資質の高みに私は驚愕します。
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大統領とCDC（疫病センター）からNY, NJ, CTに移動自粛勧告が昨晩出ましたが、NYは既に更に厳しい外出制限例を出しているので私達には影響ありません。
ロードアイランド州がNY州民の入州を禁止する行政命令を出しましたが、ロードアイランド州司法によって却下されています。
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昨日もお話ししました。私達は今新しい現実を生きています。これは長く続くでしょう。慣れるのもなかなか大変だとは思います。joy-生活の喜びを見つけて下さい。私の個人的な話をします。
今日は日曜日です。イタリア系の家系で育ったので日曜日は家族の日です。祖父母の家に家族大勢で集まって「夕食」を食べます。それは午後２時くらいから始まるので実は遅いランチなのですが、私達はそれを「サンデーディナー」と呼んでいました。分かりにくいですね。
スパゲティー ミートボールのような家庭的な料理を囲んで、ただただずーっとおしゃべりします。子供の頃は嫌いでしたが、今考えると幸せな時間でした。食事は皆が集まるための口実で、一緒に時間を過ごす事が目的です。
私もその伝統を続けています。シングルファーザーで料理もうまくないので、イタリア食材店からソースやミートボールやソーセージを買って帰ります。でもちゃんと一度鍋にいれるんです。ソースが鍋で一日中煮込まれる匂いが重要なんです。娘達をちゃんと席に座らせて、一緒に食べます。彼女達は食べてくれません。私が店から買って来ていることは内緒ですから、私が作ったのだと思っているのです。娘達は私の料理下手を知っているので、美味しくないと決めつけ食べてくれないのです。その後結局おなかがすいて中華料理のテイクアウトを食べたりします。
私も今日はこれから家に帰ってサンデーディナーを娘達と、親戚はスカイプ、母は電話でやります。
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ニューヨーカーのモットーは二つ。
エクセルシオール（ラテン語、常に高みを目指す、向上心、気品）
エ プルリブス ウヌム（多数から一つへ）
先ほどのロードアイランドの件の様に、他州から、連邦政府から腫れ物のように扱われている事を示すニュースが舞い込みます。エクセルシオール、私達はそんな事は気にせず、目的へ向かって、自らを向上させる。エ プルリブス ウヌム、そしてそれは皆が協力し、一丸となって、到達する高みです。
(*この後の質疑応答の時にかなり厳しい口調で連邦政府の援助の不備への落胆を語っていました。「国から来ると思っていた助け舟が来ないと分かったのが２、３日前。もの凄いショックでした。それでも私達は進まなければ行けません」）