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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(4.21)

概要:大量(陽陰性)検査の難しさの説明。より良い社会は自然には生まれない。苦悩を糧に学び進む。

(*今日はバッファローから)

総患者数横ばい。全体の傾向としては減少に変わり無し。

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Net新規入院患者数、マイナス。減少していますが、もっとして欲しい。

Net人工呼吸器使用数、マイナス。8割の人工呼吸器使用患者はいい結果になりませんから、これが低ければ低いほど嬉しい。

新規COVID患者。1300人。だんだん下がって来ています。下がって来ているのでいいニュース、と呼びますが、1300人も毎日医療システムに流入する事態はやはり日常のスケールから言えば「悪いニュース」です。まだまだ多い。

地域ごとの患者数。
NYC 64%
Long Island 21%
Westchester/Rockland 8%
Rest of state 7%

大きな変わり無し。

州によって、郡によって、曲線のタイミングと傾斜が違います。

内部が画一的な州もあればニューヨークの様に変化にとんだ内部の州もあります。ニューヨーク市からアップステートの田舎まで。

私達は各郡の動向を全てモニターしないといけません。州の西部は頂上にいます。ダウンステートは下降がはじまっています。

州西部で

125名の方が昨日命を落としました。

州全体では

481

4/15 606
4/16 630
4/17 540
4/18 507
4/19 478
4/20 481(内452病院/29老人ホーム)

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二つのルール。

①Do No Harm(気を引き締めて)
②Plan Reopening (再開計画)

「計画」ですよ。「計画」。


①Do No Harm
ここまで来るのに多大な犠牲を払って来ました。全て閉鎖して、犠牲者を出して、やっとこのモンスターを制御したんです。

Surge + Flex続行。
ダウンステートはアップステートのSurgeに対して援助の準備を。

このような苦境にあって、人々は本当の姿を現すと申し上げて来ました。それは社会にも言える。「今州西部が大変だ」と言うのに「こっちだって大変だ、助けは出せない」という動きもあるかも知れない。

でもそれはニューヨーカーじゃない。ニューヨークは一つになって助け合います。

知事として州西部の援助に全力を尽くします。

局所的に病院によっては閑散としていて、なんとスタッフを解雇しているような所もあります。COVID患者対応以外のオペレーションを閉鎖したからです。

という事はその地域ではあまり感染が進んでいず、医療システムに余裕があるという事ですので、近々そのような地域で病院の一般業務を再開してもらう予定です。

Westchester、Rockland South, Erie, Albany, Dutchess その他数カ所の郡はまだCOVIDの影響が多きいのでこの計画からは除外されます。

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検査

なかなか入り組んでいて理解が難しいと思いますが、これが簡単な事実です。

医療検査、ここまで需要が上がるとは思われてなかった分野です。

国内検査製造業者は独自の分析器を独自の検査キット/検査試薬と共に製造。

それを州内には211カ所ある試験所に販売。

試験所が病院に販売。

大きい試験所は複数のブランドの分析器を持っています。分析器自体は機能的に現行より相当数大きい数の検査に対応できます。ネックはキットと検査試薬の不足です。

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製造業者はここまでの大量注文を念頭には置いていませんでしたから、従来のサプライチェーンでは到底追いつきません。

この200余りの試験所は州によって規制されていますので、私が「今ここの地域のテストを優先」「ここから何件」とコントロールする事ができます。連邦が「検査は州政府の指揮で」と言うのはそういう事です。その連邦の姿勢には完全に同意します。

しかし私の統率下の試験所は皆「製造業者が問題なんだ」と言う。

そして製造業者は「国際サプライチェーンが問題なんだ」と言う。

ここで連邦の助けが必要になる。

昨日家で娘達とニュースを見ていました。メリランド州の共和党員ホーガン氏が「韓国から検査キットを500個買いました。」と言っていた。

娘達は「なんで父さんはこれをやらないの?」

と言う、、、。ホーガン氏の方が優秀だと言わんばかり。

ホーガン氏のクリエイティブな行動は賞賛しますが、このようなプロシージャーは州がやるものではない。

国内製造業者とその国際サプライチェーンは連邦が指揮をとるべきなんです。

そうしないと各州そして連邦がそれぞれ少ない資源を買い漁る、医療物資の時のような事が起こります。連邦が一括して賢明な配分を決めるべきです。

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Regional Approach

東北州は連帯して再開を調整します。それと同時に州内の地域ごとにそこにあった再開プランを考えます。

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Reimagine New York

再想像

副知事のホーカル氏が州西部、元副知事のダフィー氏にFinger Lake近辺(*白ワイン。リースリング!)の再想像を担当してもらいます。

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私見。

州西部で7フィートも雪が積もった時がありました。

9/11。サンディー。

辛い時こそ成長できます(*スーパーサイヤ人みたいな感じですかね)。

しっかり学ぶ事が重要です。自分たちに関して、世界に関して、自国に関して。

立ち上がれるか?

どうやって立ち上がる?

立ち上がれ。

ここから学ぶ知恵を持て。より良き人となれ。

マイケルジョーダンのドキュメンタリー、今、やってますね。彼だって叩きのめされた事がある。そして立ち上がった。がむしゃらに努力して、より良いプレーヤーとして立ち上がった。彼は産まれながらにしてマイケルジョーダンでは無かった。彼は努力でマイケルジョーダンを作ったのです。

大戦、恐慌、この国はこの国を作って来た。

ニューヨーク州も同じです。

NEW YORK TOUGH

SMART/DISCIPLINED/UNIFIED/LOVE
(賢明/自制/協力/愛)

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