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経営戦略を構築した後に、お客の前に露出していくものに広告があります。

お客が目にするものであり、企業のブランドや商品・サービスを宣伝し認知度を高めていきます。。広告物には、テレビCM、新聞広告、雑誌広告、ポスター、ウェブ広告など、さまざまな種類があります。更に細かく言えば、ホームページ、パンフレット、チラシ、看板、社有車のサイン、ユニフォーム、名刺など多岐に及びます。

企業は、設定した客層に効果的に訴えることができる広告物を作成し、展開することで広告の目的を達成することができます。

ところが、中小企業の大半は、これらの広告のデザインや訴求内容がバラバラになっているケースをよく見かけます。ついつい「売上になるなら、どこの誰でも良い。」とばかりに、根幹となる戦略が明確になっていないことが大きな原因になっているようです。

例えば、ホームページはA社、チラシなど印刷物はB社、名刺はC社など発注自体がバラバラになってしまっていることが多いのです。

広告がバラバラになっていると、「商品やサービスの認知度が上がらない。」「商品やサービスの購入を促進できない。」「ブランドイメージが向上しない。」
「競合他社との差別化が図れない。」「企業の業績が向上しない。」など様々なデメリットが発生してしまいます。

更には、広告物がそれぞれバラバラになってしまうと、いくら多く発信してもお客から違う企業として見られてしまいます。そして広告には目的があり、ブランディングなのかマーケティングなのかによっても変わります。

特に客層戦略を基にして、誰に向けて何を発信するのかを明確に決める必要があります。次に、あらゆる広告物のメッセージ、デザイン、トーンなどが一貫していることです。一貫性は、始めから終わりまで同じ考えや行動を貫き通すことであり、矛盾のない状態であることです。企業の信頼性にも大きな影響を及ぼします。

広告物は戦術にあたります。戦術は戦略から導かれるものですので戦略を構築した上で、一貫性をもった広告こそ大きな力となるのです。

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