井川慶とオールスター
コミュニケーションが苦手な井川慶が初めて出たオールスターは2001年。阪神からは2人ですが、会話のしたことがない成本投手(ロッテから移籍したばかり)だったので、実質、阪神は1人。
阪神ファンも「井川慶はオールスター三日間大丈夫かなぁ」と心配されるほど。
1日目、井川がグラウンドに出ても、誰もキャッチボールをしてくれない。誰も話しかけてくれない。そして井川が取った行動は、外野のフェンス近くまで歩き、外野の壁に向かってボールを投げる壁当てを開始。球場のファンも響めき、結局それを見かねたヤクルトの藤井秀悟が「キャッチボールやろか」と声をかけるシーンがありました。因みに藤井秀悟はこの年に最多勝。
藤井秀悟も優しいですよね。どんな試合でもマウンドから降りるとき、登る時は全力疾走なので、好感が持てる選手ですよね。話はズレますが、巨人戦でヤクルトがボロ勝ちし、藤井秀悟が全力疾走でマウンドを降りた時、巨人ベンチにいた元木がボロカスにヤジって泣かされてしまったみたいですね.テレビで古田敦也が言ってました。
話を戻して井川慶。彼はコミュニケーションを取らないマイペース人間。時間があれば実家の水戸に帰る。怪我をしてはいけないと運転は超安全運転。一本道の水戸で20kmで走るので渋滞ができる。地元の人も「井川が帰ってきたか」と、井川渋滞には苦笑いのようだ。
ゲームとアニメとサッカーをこよなく愛し、基本は部屋にこもって、テレビ観戦とゲーム三昧。一億円稼いでも寮暮らし。体調第一なので、優勝後のビールかけも途中で切り上げ、翌日に完投勝利。真面目な性格から手を抜かず、消化試合の2004年にノーヒットノーラン。
そんな井川のオールスターに出るのは楽しかったなー。阪神は特徴のある選手が多いので、今後もスペシャルな人が出てくるのを楽しみにしたいです。
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