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ネコとの年月が私の歴史 〜 黄昏メモワール

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傍らにどこで何をやっていようと、猫の存在が時計の代わりとなって年表となりました。現在まで14匹のネコとどのように出会って、引き取って、育ててきたかの記録です。
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2021年5月の記事一覧

ネコとの年月が私の歴史 (8)

ネコとの年月が私の歴史 (8)

Chapter 8 最終章 
ネコ#13 & 14  ジセラ と ミニヨン

こうしてこの2匹が今現在最後の(そしてこれ以上はもうできない)新入りとなる。
 その時我が犬猫家屋は、米国東海岸沿いにあるマサチューセッツ州から、大陸を尽きるまで走ると辿り着く西海岸へ引越しすることが決まっていた。またこの時も寒い2月のある晩、裏口のドアを叩く音があった。裏から来る人間は決まっていた。または夜間は表玄関

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ネコとの年月が私の歴史 (7)

ネコとの年月が私の歴史 (7)

Chapter 7: 
ネコ#12  ルビー

何度もこの note でも登場させ、そのグーフィぶりを読んで頂いているルビーは、久々にソロでやってきたコだった。それ迄は2匹、5匹、2匹と複数で新しい家にやって来た事で、子猫達は新入りとして、動物がうじゃうじゃいる家庭でも幾分居場所を作りやすかったように思う。
 
ルビーがやって来た日は忘れもしない2005年の12月1日。その日は犬のしろみが急性腎炎

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