ヨンウォルって韓国のどこにあるの【旅日記】
SDGs CAMPに参加するため、韓国のソウルに降り立ち、そこで出会った仲間と視察や交流を深めていたTiger-M。
本来の目的は、滞在中にヨンウォルを再生する、いわば地方創生のためのアイデアを出すことであった。ついにヨンウォルへとバスが動き出した。2時間ほどの移動になりそう。
でも待って、そもそもヨンウォルってどこ?
江原道の郡。
江原道寧越郡。エハラドウネイコシグン?
いえいえ、江原道(カンウォン=ド)寧越郡(ヨンウォル=グン)と読むそう。「道」というのは日本でいう「都道府県」って単位で、「郡」は一個下の単位だから、「市」とか「郡」の位置づけなんだと思う。
このnoteを書くにあたってちらっと調べたら、カンウォンっていう区域は若干、北朝鮮にもかぶってるんだよね。どうやら、朝鮮半島がまだ分かれる前から、名前と区域が決まっていたらしい。なんだか歴史を思いやると、複雑な気持ちになる。隣の国の歴史、よくわかってないな。
ヨンウォルとは関係ないけど(蛇足)
調べてたら初めて知ったんだけど、韓国って、「道」と同じ位置の単位ってことで、「市」って単位がいくつかあるらしい。よく知ってるソウル、仁川(インチョン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)、光州(グワンジュ)なんかはみーんな「特別市」とか「広域市」っていう単位みたい。知らなかった。
で、ヨンウォルはどこ
Seoul、Inchon、Daegu、Busan、Gwangju、この縮尺の地図ではバッチリ名前が出ますね。さすが特別市・広域市なだけある。さて、ヨンウォルは...?
ここですね。GANGWON(江原:カンウォン)という赤い枠の中の区域の、南のほうにあります。Yeongwolと表記されています。Seoulから見ると、結構遠いですね。
Google Mapが使えない?
ちなみに、これは旅の途中で知ったんだけど、韓国の情報をいくらGoogle Mapで調べようとしても出てこないの。不思議だなと思っていたら、韓国ではNAVERというサイトが主流らしいことが判明。ようは、Googleの代わりにNAVERという自前のサイトを使っているわけ。
その証拠に、ソウルからヨンウォルまで車で何分かかるか調べようとしたら、やっぱり出てこなかった。
Google Map最強!って思ってたけど、ただ無知なだけでした...。しかも韓国行ってから知るっていう。
「なんでNAVERなの?」
「国防のためらしいよ」
そう答えてくれたのは、インドネシアから来た仲間でした。
「それってどういうこと?」
「北朝鮮に情報がいかないように、あくまでも休戦中だからね。自分たちの領土とか、いろいろな情報を他の国に流さないように、自国で管理してるんだよ」
真偽は調べてないが、もっともな理由だと思った。これが自分たちで自分の国を守ろうとしている結果なのか。理由が本当なら悲しい話だが、Googleを使ってないのは中国だけだと思っていた自分自身の無知を自覚した。そうなのか。意外とGoogleって全世界を網羅してるわけじゃないんだな。
自分が思っていた世界が狭かったことを知った。
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今日はヨンウォルの位置の紹介でした。風景、観光などいろいろな側面から、ヨンウォルがどんな場所なのか、次回以降のnoteでまた紹介していきます。
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