音楽業界にはiPhoneからAndroidへの移行は大きなプラスになる

そのへんで歌っていると中高生と話すことが多いです。

中高生としゃべるときはついでに「どうやって音楽を聴いているのか?」ってよく聞くんですけど、中高生で月額1000円くらいの音楽サブスクを使っていない人はすごく多いです。

無理をしてiPhoneを買うと音楽サブスクだけじゃなくて他のことに使うお金もなくなってしまいますが、この5年くらいでAndroid(アンドロイド)の性能が上がってiPhoneじゃないとできないことはほぼなくなってしまいました。

AndroidはiPhoneよりもコスパが圧倒的にいいです。iPhoneSEの256GBは8万4000円くらい(2022年12月)しますが、Androidなら3万円くらいで同じくらいの性能のスマホが買えてしまいます。

3年(36ヶ月)使った場合のランニングコストを計算しましょう。iPhoneSEの場合は84,000円÷36ヶ月≒2,333円ですが、3万円のAndroidの場合は30,000÷36≒833.3円です。

同じくらいの性能のiPhoneとAndroidでは毎月1500円くらいの差が出てしまいます。1500円あればYouTubeプレミアムに加入できます。YouTubeプレミアムであればYouTubeミュージックをオフラインで再生できて、YouTubeの動画も本体に保存できます。

Wi-Fiで保存した音楽や動画を通信容量を消費することなく再生できるので、月々の通信容量を大きく減らすことができます。

この2年くらいで通信費もびっくりするくらい下がりました。

ちょっと前はMVNOが圧倒的に安かったんですけど、今はdocomoがahamoというプランを出しています。

20GBのプランなら3000円で、ahamoはsimカードだけを契約することもできます。simカードだけだったらオンラインで契約ができるのでお店に行く必要もないです。

通信容量が20GBあればよほどのヘビーユーザーじゃない限り困ることはないです。

スマホ本体の毎月の維持費が800円の場合はsimカード代を合わせても3000円+800円=3800円ですみます。

YouTubeプレミアムの学割は680円で済みます。

https://www.youtube.com/premium/student

ということは、Androidを使えば音楽サブスクを合わせても800円(本体代)+3000円(simカード代)+680円(サブスク)=4480円くらいで快適にスマホを使うことができるようになっているということです。

ちょっと前までは本体代金と合わせて1万円くらい払っている人が多かったのですが、今はこれくらいで済みます。

月々5000円くらいの余裕が出ればみんなどうすると思いますか?

値段が高いiPhoneからAndroidへの転換が進めば、音楽業界には間違いなく大きなプラスになります。

しかし、ソニーミュージックやavexやユニバーサルミュージックなんかがやっているSNSを見るとこの話題に触れているところは1社もないです。日本の音楽業界の中にいるサラリーマンどもはアーティストが稼いだカネを使うことしか考えていないバカの集まりだから何も考えてないんだろうな。

自分のファンにこういう情報を伝えれば、自分のファンの財布の中身を増やすことができます。自分のファンの財布の中身が増えればチケットやグッズが売れやすくなります。

では、実際にAndroidの値段を見ていきましょう。

カカクコムというサイトを使うと、たくさんあってどれを買えばいいか迷ってしまうAndroidを効率よく比較できます。

その前に、Androidの特徴について簡単に説明します。Androidはsimカードスロットが2つ付いていて、simカードまたはMicroSDを入れることができます。

eSIMに対応している機種も増えてきました。僕は今は貧乏なのでeSIMに対応した機種は触ったことがないです。

アマゾンなどでは256GBのMicroSDは3000円くらいで買えます。家電量販店に行くとぼったくられますが、256GBのMicroSDがこのくらいの値段で買えます。こんなふうに、AndroidはiPhoneとは違って後から本体容量を増やすことができて値段も非常に安いです。

カカクコムでAndroidを検索して、値段が安い順番に並べるとこんな感じになります。

https://kakaku.com/keitai/smartphone/?pdf_Spec030=1&pdf_so=4

安いAndroidはハズレが多いのでコスパがいい機種を探すにはそれなりのリテラシーが必要になります。

RAM4GB以上、背面カメラ2,000万画素以上、満足度3.5以上で絞り込むとこんな感じになります。満足度3.5以上のスマホであればハズレはすごく少なくなります。

https://kakaku.com/keitai/smartphone/?pdf_so=4&pdf_Spec030=1&pdf_Spec313=4&pdf_Spec305=2000&pdf_sa=3.5

カメラの画素数が多くてもソフトがクソだとキレイな写真が撮れないので口コミをよく読む必要がありますが、これプラスMicroSDの3000円を足せばiPhoneとは比べ物にならないくらいコスパがいいスマホを使うことができます。

地方だとAndroidはダサいと思っている人がいるみたいです。では、どうするか?

僕だったらコスパが高いAndroidを選んで、自分のグッズとして販売します。アーティストが売っているスマホケースを付けているAndroidをダサいと言える人はいないですよね。

スマホケースでは利益は出なくてもいいです。自分のファンがコスパが高いAndroidを使ってくれたら自分のファンの財布の中身を増やすことができるので、スマホケースで仮に赤字になったとしてもチケット代などで回収することができます。

これ、なんでみんなやらないんでしょうか?

音楽の大きなトレンドを作り出すのは、あまりお金がない10代と20代前半の人たちです。ソニーミュージックやavexやユニバーサルミュージックのサラリーマンたちはこういった音楽ビジネスの本質を理解していないんでしょう。

さらに基準を厳しくしてもこのお値段になります。

https://kakaku.com/keitai/smartphone/?pdf_so=4&pdf_Spec030=1&pdf_Spec313=6&pdf_Spec305=2000&pdf_sa=4.0


1台3万円のスマホをいっぱい売っても大して儲からないですが、お金がない10代や20代前半の人たちがコスパが高いスマホを使ってくれたら間違いなく音楽サブスクは伸びます。音楽サブスクだけでなくライブの動員数も伸びます。グッズも売れるようになります。

CHIMERAZに入れてくれたらこういうこともやっていきたいです。

僕みたいな東大経済学部出身者が、歌だけじゃなくてこういう分野でもそのへんの会社員に負けるわけがないです。

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