映画:キンキーブーツ
制作年:
2005年
制作国:
イギリス、アメリカ合同制作
キャスト:
チャーリー・プライス /ジョエル・エドガートン
ローラ /キウェテル・イジョフォー
ローレン /サラ=ジェーン・ポッツ
あらすじ:
イギリスの田舎町にある老舗紳士靴メーカープライス社。3代目社長の息子チャーリーは、父の会社を継ぐ意欲は全くないばかりか、婚約者とともにロンドンへ引っ越す予定だった。
しかし、突然父が他界し渋々後を継ぐことになったが、亡くなって初めて会社が経営難であることを知った。安易にリストラに踏み切るも、従業員の反発を招いてしまい、頭を抱えるチャーリー。
そんな時、ロンドンへ靴の在庫処分へ訪れたチャーリーに出会いが訪れる。女装ショーに出演するローラだった。ローラはたくましい身体を支える強いブーツがないことを嘆いていた。
靴作りのノウハウと職人を多く抱えるプライス社が、女装愛好家専門のブーツ作りに乗り出す。存続危機をかけた会社の運命はどうなる。優柔不断なチャーリーとローラの出会いが、周囲の人をも変えていくストーリーは明日への力となること間違いなし。
レコメンド(MAX5つ星):★★★★★
感想:
とっても大好きな作品の一つです。公開時に映画館で観て以来、何年かおきに観ています。最初は学生時代、次に社会人、次に親と自身が置かれている状況は異なりますが、いつ観ても変わらずおもしろいと思える作品です。
ドラァグクイーンのローラが、人の目や偏見の目にさらされつつも強くたくましく生きているかと思いきや、大切だと感じ始めていた人々にそっぽを向かれた時に見せる弱さに、安心に似た共感を抱きます。ローラの人となりが素晴らしくて、歌もメイクも、発言も、いつ見ても心にローラを置きたくなるほど、大好きです。
主人公チャーリーも、最初は主人公格じゃないなと超失礼ながら感じていたのに、ローラとの出会いや、従業員と向き合ううちに変化が生じ、勇気と愛情を獲得していくさまはもうヒーロー級。スーパーマンだけが主役じゃないということを改めて思い返す作品です。
これからの人生も何年かスパンで観ていきたいです。
自分に役立ちそうなこと:
・自分のフィルターだけを通して解決策を出さない方が良いこともある。
・強さは弱さを経たから獲得できるもの。
・小さくする、減らすではなく、拡大する、新たに生み出すという方法もある。
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