映画:カンパニーメン
制作年:
2011年
制作国:
アメリカ
キャスト:
ボビー・ウォーカー /ベン・アフレック
ジャック・ドラン /ケビン・コスナー
フィル・ウッドワード /クリス・クーパー
あらすじ:
大手企業に勤める主人公ボビーは、大きな戸建てに愛する妻と子ども、憧れの車…と理想的な暮らしを送っていた。が、リーマンショックの影響を受け、会社はリストラを断行。まさか自分がと思っていた自信家ボビーも、もれなくリストラ対象となってしまう。
新しい仕事も、家財をどうするか生活はなど、最初は呑気に構えているが、次第に現実は苦しくなっていく。とうとう内心馬鹿にしていた妻の兄が営む建設作業員として面倒を見てもらうことに…。
元いた会社では、ボビー以外にも役員や会社の共同創始者まで会社を去るはめになっていた。会社を追い出された人々の人生が変わり始めていく。
仕事を探していくうちに訪れる、これまでの自分への想いや、周りの人への見方、そして元いた会社への想いの変化。
仕事はどうなる、家族との暮らしは、今後の生き方は…?
レコメンド(MAX5つ星):★★★★
感想:
リーマンショックを反映した映画とあって、明るい要素ばかりでないのが、近年のアメリカを反映しているようで、おもしろく感じた。
とくに、自分がアメリカにいた時期とも重なって学費が払えず大学を去っていかざるを得なかったり、親の収入がなくなってしまったというのを目の当たりにしてきただけに、すごくリアルな内容に感じた。
他力本願でなく、心からやりたいと思えることを仲間達と見つけ実行していく姿は、どんな仕事をしていくうえでもあるべきスタンスかと思う。
大きなものにぶら下がって生きていける時代がとっくに去った今。何が起こるか、良いも悪いも未曾の今。安定なんて保証できない今。いつ、誰に、どんなピンチが降りかかるかわからない。
生きていくうえで、他人任せではいけないけれど、他人を信じることも大切。信じる相手を見つける能力もまた必要。仕事だけでなく、生きていく手段や生き方を考える映画だった。
自分に役立ちそうなこと:
・会社ができることと、自分の能力はイコールじゃないから錯覚だけはすな!
・所属するものが何もなくなった時のことを考えて、自分に何ができて、何がしたいか、何のために何をするかの軸をもっておこう(かな
・こだわっているのは自分だけかもっていうこと、意外とあるかも?
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