映画:スラムドッグ$ミリオネア
制作年:
2008年
制作国:
イギリス
キャスト:
ジャマール・マリク /デーヴ・パテール
サリーム・マリク /マドゥル・ミッタル
ラティカー /フリーダ・ピントー
あらすじ:
インド中を熱狂の渦に巻き込んでいるクイズ番組で、青年ジャマールが答え進むところから始まる。その青年がいよいよミリオネアとなる問題に進むか…というところで、警察に拿捕されてしまう。
というのも、ジャマールはスラム街出身でろくな教育も受けていないため、何かの不正を働き、正解を重ねているという疑惑をもたれたからだ。ジャマールは、自分が本当に問題を解いていったと話し始める。
シーンは、ジャマールの幼少期に移る。彼が幼少期に宗教的な理由でスラムごと暴徒によって壊滅された事件があった。これにより、ジャマールは母を亡くし、兄弟二人だけとなった。この衝撃的な襲撃時に見たラーマ神の格好をした子どもの姿は脳裏に焼きついていた。クイズの問題にあった、ラーマ神が右手に持っているもの。それは、ジャマールが忘れたくても忘れられない答えだった。なぜクイズに答えることができたのか、理由ともなる彼の経験が断片的に映し出されていく。
クイズの問題に答えられた、ジャマールの人生とは。そして、なぜジャマールはスラム街出身でミリオネアに出ることを決意したのか。お金以外の理由がそこにはあった。
レコメンド(MAX5つ星):★★★★★
感想:
公開時世界的にブームになっていたので、ご多聞にもれず映画館に観に行った作品です。今でもインド映画が好きですが、こちらはイギリス制作の作品。だからというわけではありませんが、インド映画ではマストのダンスもなく、インドっぽい(?)シニカルな笑いもありません。
観劇中なぜジャマールはミリオネアに出ているの?結末は?と終始気になりっぱなしで、気づけば劇中のインド人オーディエンスのように、ミリオネアに夢中でした。貧富の格差が激しい階級社会を生き抜いてきた、かつてスラムの子どもであったジャマールと幼馴染の姿に、心がズキンときながらも、たくましさに心揺さぶられる作品です。
諦めずに、芯の通った生き方。晴れやかな気持ちになります。
自分に役立ちそうなこと:
・同じ境遇でも自分の心の置き方で違う人生が歩める
・前向きなことに、しつこくても諦めない
・経験から学ぶことはとてつもなく大きい
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