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【新刊】まさかまた本をだせるとは
\11/23新刊でます/
◆booth 予約ページ公開中
11/23~発送予定
【お知らせ】
\PICREA(ピクリエ)開催イベント 【【プレイベント】SD夢WEBオンリー青春ダブルクラッチ】 に参加します!/
https://picrea.jp/event/2acee0ce6421d1b64d86cc141ef89090305ec18652dcf7d264cb034739e2c1b1
開催期間
2024年11月23日(土) 15:00〜2024年11月24日(日) 15:00
noteとpixivに掲載している山王長編 全編改修
SD山王夢、社会人編 #41
また会おう+続編
更新の進捗などはXにて投稿してます
本編は文章を改編・追記した完全版となります
大変苦戦して半年くらい熟考して白目向きながら
本にまとめました(/_;)…楽しんでいただけたら嬉しいです…!
【お知らせ】
\PICREA(ピクリエ)開催イベント 【【プレイベント】SD夢WEBオンリー青春ダブルクラッチ】 に参加します!/
開催期間
2024年11月23日(土) 15:00〜2024年11月24日(日) 15:00
主に23日にオンラインしてると思います!皆様と交流できるのを楽しみにしております♡
■書籍情報
タイトル:Drowning Love#4(ドラウニング ラブ) 第四章トランジット【成人指定】
判型:A6判/本文300ページ
名前あり主人公(社会人編)
■収録キャラ
深津一成、沢北栄治、松本稔、一之倉聡、仙道彰、藤真健司、牧紳一、諸星大
■あらすじ(深津一成×女夢主×沢北栄治)
プロ選手として活躍する深津と晴れて心を通わせ合った夢主。
そんな最中、代表選抜合宿がはじまり合宿場で沢北と再会すると沢北の様子がおかしくて――?
さらに、夢主の過去を知る意外な人物の登場で事態は思わぬ方向へ――。
一方、一之倉、松本はそれぞれ過去の出来事がきっかけで状況が一変して…?!
■sample
▼深津一成
「どこ行くぴょん」
そう言ってすれ違い様に手首を握られる。そんな親に置いて行かれる子供みたいな表情で言われると、
何もしてないのに安心させたくなった。
「えっ、キッチン」私の言葉を聞いてああそうか。という顔をして大きい体で私の後をついてくる。キッチン、すぐそこだよ?
ミネラルウォーターを渡す。同じように飲んでいる姿を狭いキッチンで見つめた。一筋水がこぼれて首筋をはっていく。
手で拭う姿に、見惚れた。体育館で悠然と動く姿に目を奪われた中学生の自分を思い出す。
ミネラルウォーターを手渡されて受け取ると、屈んで冷蔵庫にしまう。
「…一緒住んだら、大きい冷蔵庫買うぴょん」
そう言うと、後ろから両手をまわしてしゃがんだ私に抱きつく深津先輩にドキドキする。
「い、いいね。」急にそんな事言われて首に回された手を撫でた後ゆっくり立ち上がる。
「この冷蔵庫、屈むの大変ぴょん」
それを聞いてふふっと笑った。明らかに深津先輩には一人暮らし用の冷蔵庫は小さい。
「私の冷蔵庫小さいもんね」
「…練習が終わって家に帰ったら、🌸ちゃんがいたら嬉しいぴょん」
頬にぶつかるようにキスをした。そして、首筋に唇を押し付け直す。
その後キャミソールを捲り上げて背中にゆっくり唇をつける。そのまま舌で背中を舐められて、背中越しにびくっと反応した。
「背中にほくろあるね」
「そう、だっけ?」密着されて言われると、動揺しながら答えた。
そのまま手が後ろから伸びてきて服をまさぐる。後ろから胸を揉まれて声が漏れた。触られるのが久しぶりに感じる。昨日も一緒にいたのに。
「あ、今日セックスしてないぴょん」
▼沢北栄治
何も見えない。そうこうしてると足にシーツの感触があってすぐ後ろがベッドなんだと気づいた。
「あっ」何かを踏んだ音がして、私は急に体にのしかかる重みに驚いた。
そのままベッドに倒れ込む。熱い体温を感じて、湿った肌が密着する。
沢北が転んだ事にやっと気づいた。
体の上に倒れこんで私の肩に沢北の頭があるのが、かろうじてわかる。
「さ、沢北?」
お風呂上がりの沢北はいい匂いがした。部屋の中は、音がなくなったように静かになる。
返事がない沢北に、違和感を感じた。
「🌸、ごめん。」
やっと絞り出すような声が聞こえると、焦ってるのが伝わる。沢北の心臓がお腹の辺りにあるのかすごく鼓動がはやい。悠々自適にコートを駆け回る沢北と、私の体の上に倒れこんでいる沢北は別人のようだった。
「ごめん…。」なぜか謝る沢北の顔が少し近い。
ドクンドクンと音をたてて心臓が鳴っていくのを感じる。
この状況が、嫌でもアメリカで沢北と会った時のことを思い出させた。
沢北、あれから泣いてないかな…?急に心配になりながら、押し倒されたまま何て声をかけていいかわからなくなる。何も明かりがない部屋の中、沢北の呼吸だけ聞こえる。
▼一之倉聡
名前を呼ばれて立ち上がると、切れ長の目を細めて笑顔になる。
一之倉が私の方に歩いてくる。実業団バスケとコーチを両立してる一之倉と私は、あまり平日会えない。
最近はそれに加えて、スポットで大事な日本代表チームの合宿にアシスタントとして参加してるから、
全然顔を合わせていなかった。だから、職場にいる一之倉を見てびっくりして駆け寄った。
手を広げてにんまり笑うから、嬉しくて抱きついた。
「残業しすぎじゃない?」一之倉は大好きな匂いがした。
会いたくて会いたくてたまらなかったから、一之倉の背中に手をまわして
広い背中に手をすべらせる感覚を味わう。
「どうして?ずっと待ってくれたの?」
「会いたかったから、会いに来た。」
耳元で低い声で言われて、ドキドキしてるのにお腹が凄い勢いで鳴る。
二人で抱き合ったまま笑い合った。
「お腹減ったでしょ?🌸食べたいって言ってたの買ってきたよ。」
一之倉が手にもった袋をみて思わず大きな声をだした。
「韓国チキンじゃん!聡いっつも鳥胸肉とブロッコリーしか食べてないから、一緒に食べてくれないと思ってた!!」
「それ以外も食べるよ!」そうかぶせるように言って爆笑する。
嬉しそうな私の顔を見て満足そうに両手をポケットにいれて体を傾けて、
私の全身をくまなく見た。まるで、目に焼き付けてるみたいに。
恥ずかしそうにする私を見て、顔を覗き込む。何を言われるのかな、と顔を赤くして一之倉を見つめた。
「俺ん家くる?」そう言われて顔がにやけた。
「行く!でも、何にも持ってきてないよ…。」
「俺の服着て仕事行けばいいじゃん。部屋ではどうせ裸にするし。」
何言ってんの!って叩く私の手をとって、恋人つなぎして歩きだした
一之倉はいつも、言葉なんかより一緒にいる時間で、笑いかける瞬間で、元気づける。
▼仙道彰
「俺、人生で初めて嫉妬したかも。」
初めて生まれた感情が自分では咀嚼できなくて伝えた。
自分でも驚いていたから。そのあと少し視線を逸らして、次にどうするべきかを考えてみる。
「触ってもいいかな?」
体を向き合わせて、少しきょとんとしてる🌸さんの手を掴んだ。
「ダメって言っても触りそう。」
煽り立てるように見つめた目が強がってる事に気づいていた。
※語尾ぴょん表記※名前固定夢主※社会人編設定捏造あり
※この本による収益化はありません