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21.スラムダンク創作山王でわちゃわちゃする話(深津一成)
主人公佐藤アキちゃん、山王工高出身
沢北:アキの幼なじみ 山王工高出身
深津:東京のプロチーム所属 沢北の先輩 山王工高出身
リョーコ:深津の幼馴染 深津の事が好き
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※成人指定※
※直接的な表現ありなので、苦手な人はご遠慮ください
完全自己満、結構大人な内容ですので苦手な方はご遠慮ください。あまりバスケに触れず健全な男女として書いてます。誤字脱字あり。すみません。前回の続きです。
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1人きりの部屋で目が覚める。
体が重い。
でも気分はなぜかよくて、
でも体のところどころが痛い。
珍しく、夢を見てない。
眠気まなこをこすりながら、部屋を見渡す。
何かに違和感を感じながら
いつものようにすりガラスがついたドアを開けて洗面台に向かう。
鏡に映る酷い顔を見つめる。
化粧も落とさないで寝てしまった。
まだお酒が残ってるのか、頭がぼーっとする。
服を脱いで、お風呂に入ろうと息を吐く。
体が重くて二日酔いだと気づく。
お風呂のドアを開けると
裸の深津先輩がいた。
しばらく頭が止まって
思わず叫ぶ。
びっくりする私の顔をよそに、深津先輩はいつもの無表情でこちらを見ていた。
「おはようぴょん。」
手にはシャンプーとコンディショナーを持っている。
一気に目が覚めて昨日の出来事を思い出す。
夢か、先に帰ったんだと思っていた。
とあやふやな思考回路で、まだ酔ってることを自覚する。
「…水しかでないぴょん。」
あっ。と慌ててガスをつける。
あと、手に持ってるシャンプーを指指して
こっち使って。と教えてあげる。
ずっと坊主だったからシャンプーとかよくわからないのかな。とたたづんでいる深津先輩を見て思わず笑った。
笑われてると気づいた深津先輩が、私の手を引く。
自分の前に立たせてあったかくなったシャワーをかけてくれた。
ずっとかけてくれるので私も振り返って深津先輩の手からシャワーをとる。
見上げながらシャワーをかけてあげる。
そういえば、裸なんだよね…。
と正面を向き合って改めて意識すると急に恥ずかしくなる。
「アキちゃん、ずっと起きないから先にシャワー借りたぴょん。」
「今、何時かな…?」
「13時。」
寝過ぎた…と体のだるさで気づく。
久しぶりに再会して、裸で一緒にシャワー浴びるなんて、人生何があるかわからないな…。と考える。
「アキちゃん、ずっと半目で寝てたぴょん。」
「えー!」
そう言って、肩を震わせて笑う深津先輩。
高校生の時と何も変わらないな。と思いながら
深津先輩の笑顔を見てきゅんとする。
昨日迎えにきてくれて嬉しかったな。
そう思って、なんだか急に愛おしくなる。
自然とタオルで体を洗ってあげる。
「…。」
しばらく子供みたいにその様子を見ている深津先輩。
そのうちなんだか視線を感じ始める。
「どうしたの…?」
「勃った。」
そんな事正直に言わなくていいのに。と
思って顔を赤くして上半身を叩く。
ふと、昨日散々責められた事を思い出して
軽い気持ちでいたずら心が芽生える。
顔を見ながら、深津先輩の下半身に手を伸ばす。
私の行動が意外だったのか、深津先輩は私の手をじっと見つめる。
距離感が近づいたとはいえ、自分の思い切った行動に顔が赤面する。あと、昨日これが入っていたのか、と思うとドキドキした。
ぎこちなく手を動かす私。
深津先輩は壁を一瞬見た後に、首を傾けて私の顔を覗く。
「挿れてほしい?」
そう聞かれて思わず「えっ」と手を離した。
そう、聞きながら私の胸を触る。
親指で胸の真ん中を擦りながら、片方の手で私の顔を触りだした。
そのまま、私の口の中に親指を入れて指と舌を絡める。
私が自然と指に舌をまわして舐める。
深津先輩はしばらく親指を絡ませた後私の頭を自分の下半身に促す。
ドキドキしながら膝を床につけて、咥える。
初めてするから、うまくできるかわからない。
「奥まで。できるぴょん?」
頷いて、上目遣いで深津先輩を見つめる。
見下ろす深津先輩を見て、昨日の夜を思い出した。
疼き出す体を感じて、少し速目に上下に動く。
深津先輩が無表情だから、不安になる。
慣れた様子の深津先輩を見て、リョーコさんともこういう事してたんだろうな。と急に嫉妬心を覚えた。
深津先輩が眉を顰めてから、私の肩をポンポンと叩いて掴んで立たせる。
少ししょぼんとした様子で私の目を見つめて「責められるのあんまり好きじゃないぴょん。」と言った。
「舐めさせたの自分じゃん!」と文句をいう。
深津先輩がパシパシ叩く私の手を取って、キスをする。
上のシャワーフックにシャワーをかける。
2人でシャワーを浴びながら、どんどんキスが深くなる。
「アキちゃん、挿れてほしそう。」
そう言われて、顔が赤くなる。
深津先輩が私の下半身に手を伸ばして、意地悪く指を動かす。
あっ。
思わず深津先輩の手を押さえる。
俯いた私の顔を覗き込まれる。
「舐めただけで濡れたの?」
意地悪くいうから、やめてよ。と後ろを向いて逃げようとする。
深津先輩が私の腰を掴んで屈ませる。
私が思わず浴室の鏡に手をつく。
後ろからゆっくり挿れられて声が出た。
「…首ほっそ。」首を掴まれて腰を打ちつけられて気持ちよくて涙が出る。
顔を掴まれて鏡を見せられて、恥ずかしくて目を逸らす。
「ちゃんと見て」そう言われてやだ。と小さく反抗する。手を前に回されて下半身を触られる。
そのまま動かれるから腰がくだける。
鏡越しに深津先輩を見ると、濡れてる体を見てドキドキする。私が見てる事に気づいて
「また、煽ってるぴょん。」と言って激しく動かれる。
「沢北の舐めた?」急に耳元でむすっとして聞かれるから、喘ぎながら顔を横にふる。
ふーん。と言ってまた指でも同時に責められる。
深津先輩も嫉妬してる。そう思ったらもっとドキドキした。
「いっちゃう…」力なく言う私の言葉を聞いて、
また顔を掴まれて鏡を見せられる。
深津先輩の少し余裕がない顔を見てゾクゾクする。
「アキちゃん、かわいい。」
そう言われて何をされても許してしまう自分がいた。
※
深津先輩がお風呂から出た後、髪の毛が濡れたままだったので思わず声をかける。
「ここ、座って。」
きょとんとしたまま深津先輩がベッドに座ったのを確認して、ドライヤーをかけてあげる。
流石に身長差がすごいから、座ってもらわないと手が届かない。
真正面に向かい合って、ただおとなしく身を預けている深津先輩を見下ろす。
さっきまであんなに私の事攻めてたのに…。
今は子供みたいだ。
「はい。できた。」
乾いた髪を触って、ドライヤーを止める。
「ありがとぴょん。」
深津先輩が私を抱きしめた。
不意打ちすぎて固まる。
深津先輩が私から体を離して私の顔をみる。
いつもの無表情だったけど、どことなく満足気だった。
その後フードを着て、深津先輩が帰る準備をしながら携帯を見る。
その姿を見て、帰っちゃうんだ。と
急に寂しくなる。
この後何するのか。とか、
明日の予定は。とか
聞かない方がいいのかな。と緊張する。
何も言わずに私も玄関まで付いて行く。
急に振り向いて、しゅんとする私を見た。
玄関で抱きしめられる。
ずっと抱きしめてて欲しいな。と思う。
大きい背中に手を回して目を閉じる。
体がゆっくり離れてお別れを意識する。
私の目を無表情で見て、
深津先輩がキスをした。
軽く唇を合わした後に、離れて目を合わせたあと角度を変えて何度もキスをする。
また頭がクラクラする。
またスイッチが入りそうな体。
さっきまであんなに体を合わせたのに
全然足りないよ。
思わず息が漏れる。
「深津先輩…。」
一瞬動きが止まる。
「…帰んないで。」
思わず口走って、あ、まずい。と頭では思った。
深津先輩が面食らった顔をする。
私、困らせてるかも。と、泣きたくなる。
「…夜ご飯一緒たべるぴょん?」
意外な提案にきょとんとする。
うん。と頷くと、深津先輩が眉尻を下げながら私の頭を撫でた。
「じぁあ、まだ…時間あるね。」
私が上目遣いで口角を上げて言う。
まだ一緒にいれるのが嬉しかった。
それを聞いて、深津先輩が私を持ち上げる。
ベッドにそっと下ろされた。
「…もう一回していい?」
そう聞かれてドキドキしながらゆっくり頷く。
同じ事を考えてたのが、嬉しかった。
たった一つの感情が、私たちを笑わせて悲しませる。
こんなにくだらないのに、いつでも揺めき合う。今だに変わらずその感情が手を繋ぎ合わせる。
溢れ出す想いが、夢から目を醒ましても未だに私たちを変えられずにいる。