【メーカー転職のレシピ#2】求人を見る前に考えておきたいこと
こんにちは。メーカー特化エージェント・タイズのnote編集部 川嵜です。
先日から、タイズの公式noteの運用を開始しております。
今回は連載系のシリーズ【メーカー転職のレシピ】の第2弾です。
メーカー特化で転職支援をして18年を迎えようとしているタイズが、これまでの転職支援で培ってきたノウハウをお伝えしていきます。
前回の第1弾では、転職を意識し始めた方に、まず最初に考えていただきたいことをお伝えしました。まだの方はこちらからご覧ください。
転職というのはあくまでも、自身の理想の働き方を実現する上での手段です。ご自身の目的(理想のキャリア)を整理し、果たして(今)転職することが本当にその目的を達成できるのか、について考えていただくことの重要性について記載しています。
今回は、前回の内容を経て、“それでも自分は転職したい”という方へ、次のステップについてお話しいたします。
ベストマッチの転職を実現するために大切な考え方ですので、ぜひご覧ください。
“早速求人を確認”はちょっと待った!
「転職をしたい」と決意を固められた方の中に、いきなり求人を探し回る方がいらっしゃいます。
今、ネット上では求人情報があふれているため簡単にその情報が手に入りますが、労働人口の減少から各企業がキャリア採用に注力し始めている昨今において、その求人情報は膨大なものとなります。
その多くの情報をただ眺めるだけではなく、どんな企業・求人が自分にとってベストな転職先となりえるか、ある程度の条件を設定しなければ、多くの時間を失ってしまいます。
勤務地や職種、年収といったデジタルな情報だけではなく、自身のやりがいや働き心地といったアナログ情報まで目を向けていきましょう。
今回の転職の目的を整理(Will)
そこでまずは、今回の転職活動の目的(Will)についてきちんと整理しておくことをお勧めします。(前回の記事をご覧いただいた方は、そちらで整理いただいた内容です。)
例えば下記質問について、ご自身の言葉でまとめてみましょう
Willという言葉で示した通り、自身の将来像(やりたいこと/やりたくないこと)をできるだけ明確にすることで、自身がどんな企業・求人を探しに行くべきなのかが見えてくるはずです。
自分の市場価値を考えてみる
自分ができることは何か(Can)
転職をする人が多くなってきた今、「市場価値」という言葉をよく耳にすることが多くなりました。
「市場価値」とは一体どういうものか、色々な考え方があるとは思いますが、ここでは簡単に、「供給されるものにどれだけ需要があるのか」と考えていただければと思います。
転職市場に置き換えると、求職者様のスキル,ご経験にどれほどの企業様/部門様が採用したいと思えるか、ということになります。
転職とは相手方の企業に採用されなければ意味がありません。
先ほど自分がやりたいことについて考えていただきましたが、自分がやりたいことができる企業があったとしても、会社があなたの経験を求めていなければ不採用となるのです。
そこで次は自分に何ができるのか(Can)について整理いただくことをお勧めします。
転職活動を本格的に始める時には、職務経歴書を作成いただいてご自身のスキルを詳細にアピールいただくことになりますが、ここでは細かな内容はいりません。
ご自身のこれまでの経験(学生時代も含めて)から、例えば下記項目について振り返ってみましょう。
このように「自信を持ってアピールできるスキル」、「今後も活かしていきたい能力」を洗い出しておくと、この後見ていく求人に関して、「自分は求められていそうか」「選考通過しそうなのか」が見えてくると思います。
世の中・会社が求めていることは何か(Must)
ここまで大体の整理がつくと、いよいよ求人の探索です。
自身が見るべき求人について
どんな仕事を任せられるのか
そのためにどんなスキルが求められているのか
そこに入社すれば、どんな働き方ができそうか
を見ていきます。
求人の仕事内容を見ていくと、
「この会社のこの仕事はまさに自分がやりたいと思う仕事と一致している!」
「このポジションは自分のこのスキルを活かせて、大きく伸ばせそうだ!」
「ここの配属部署はリモートワークが浸透しており、ワークライフバランスが両立できそうだ!」
といったように、興味を惹かれる求人が見つかっていきます。
また、求人要件に目を移して
「自分がやりたい業務に関して募集している求人は、今自身が持つ以上のスキルを要求するものが多い」
と感じたなら、今すぐの転職を控えて、現職でのスキルアップを検討しても良いかもしれません。
これまでを整理すると、以下のようになります。
今回の転職の目的を整理(Will)➡世の中の膨大な求人から、自身が見るべき求人を特定
自分ができることは何かを整理(Can)➡自身の現在地を知る
世の中・会社が求めていることは何かを確認(Must)➡自身の現在地とのギャップを認識し、転職活動の方針を考える
いかがでしたでしょうか?
転職が広く普及している時代ではありますが、一度の転職活動の失敗が、理想のキャリアから大きく遠ざかる要因となり得ます。
転職先でミスマッチと判明した場合、転職先の経験を理由に次の転職活動が難しくなるケースも多くございます。
そのような大切な転職だからこそ、求人や転職ありきではなく、自身のキャリアプランをもとにベストマッチな転職を実現するべきだと思います。
タイズにご相談いただきましたら、メーカー特化でこれまで多くの方をご支援した知見をもとにキャリアのアドバイスをさせていただきます。
キャリアアドバイザーとの面談では
ご自身が気づかれていない強み・得意分野の発見をサポートします。
これまでの多くのご支援実績から、企業がどのようなスキルを求めているのか、実際に人事・募集部門から直接お聞きした内容をもとに情報提供させていただきます。
タイズにご興味をお持ちの方はこちらから気兼ねなくお問い合わせください。
※面談は転職ありきでは進めません。
※面談ご希望でなくとも、メールアドレスをご登録いただければ、求人やキャリアに関する情報提供をさせていただきます。
【メーカー転職のレシピ】シリーズではメーカー転職のノウハウを発信していきますので、今後の記事も楽しみにお待ちいただけますと幸いです。