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生活が困窮!まずは社協をチェックしよう!

社協ってご存知でしょうか?
社会福祉協議会の略称になります。

簡単に言うと、福祉によって町づくりをすることを目的とした非営利の民間組織です。
地域によって設置されていて、地域ごとに提供している制度が違います。

ボランティア団体ですか?
と思ったあなた。

ボランティアとはちょっと違います。
社協は最も生活に寄り添ってくれる制度と言えるかもしれません。

生活保護ってありますよね?

けど、生活保護ほどじゃないけど生活が困窮しているという、微妙な立ち位置の人もいますよね。
むしろ、そんな微妙な人の方がたくさんいるでしょう。
そんな人にこそ、社協を活用することをおすすめします。

お金がなくて困った時、誰に貸してもらいますか?
社協は非営利ですが…

なんと貸付制度がたくさんあります。
条件が合えば借りれます。闇金ではないので、どこぞの奨学金のようなしつこい取り立てもなく安心して借りることが出来ます。

ただ、制度がありすぎるのに自分で探すのが困難であることがとても残念です。

そんな時は、大きい病院にいるケースワーカーや社会福祉協議会の建物へ直接行きましょう。

そもそもケースワーカーをご存知ですか?

ケースワーク(英: casework)とは、困難な課題、問題をもった対象者(クライエント)が主体的に生活できるように支援、援助していく個人や家族といった個別に対するソーシャルワーク(社会福祉援助技術)のことである。

ウィキペディアより引用

簡単に言いましょう。
社会福祉系の制度やイベントなどを案内してくれる、情報屋さんです。
生活困難者の為の知恵袋!みたいな人ですね。

ソーシャルワーカーとも言います。厳密に言うと違いますが、まあ、同じと考えてください。

大きい病院だと実はいらっしゃいます。
窓口で聞いても不思議な顔をされるくらい存在感がないことがありますが、言わば相談窓口ですね。

相談に乗るのがお仕事なので、生活困窮の相談とかはうってつけなのです。
ここで、社会福祉協議会の制度や市が主催する雇用の為のイベントなどを教えてもらえます。

直接、社会福祉協議会に行ってもいいのですが、社協に直接行くと…
失業者の為の制度をメインに紹介されるかと思います。

とりあえずいろいろ調べたい人、別に失業してるわけではないという人は、「ケースワーカーはいますか?」と病院の受付で聞いてみてください。

ケースワーカーさんがいない!という場合
とりあえず社会福祉協議会に行きましょう。

電話だと忙しそうに切られてしまうこともあるので、直接行った方が制度のパンフレットなども貰えて良い対応をしてくれる可能性が高くなります。

社協に行くと、なんとフードバンクまであったりすることがあります。
フードバンクってご存知ですか?

フードバンクとは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。

一般社団法人全国フードバンク推進協議会

簡単に言うと食べ物を寄付してくれるのです。
フードバンクを利用したいと言うと、「家電はお持ちですか?電子レンジはお使い出来ますか?」と聞いてくれたりします。

社協とはそういう場所なので、いきなり行くとショックを受ける人がいるかもしれません。
社協で手に負えないと、生活保護を紹介されます。

そういう場所なので、そんな話が出ても怒ったりしてはいけません。
そういう機関です。

では、わたしがケースワーカーさんに紹介して頂いた社協の制度をご紹介します。

これはコロナウィルスの影響で収入がない人の為の制度です。

え…別にコロナウィルスでは…
と思ったそこのあなた。生活が困窮しているのに消費者金融で借り入れをするべきではありません。

コロナウィルスの影響で仕事が減りましたという話で申請書を書きますが、後ろめたく思う必要はありません。
貰うわけではなく、貸付ですから!

特例貸付には2種類あります。

特例貸付は2種類ある

書類作成自体は同じですが、内容が違います。
この制度は休職になってしまった人にもおすすめです。

たとえば、休職したけどなかなか傷病手当が支給されなくて生活困窮となっている場合…
緊急小口資金を申し込みましょう。

単発なので、総合支援資金よりも審査が通りやすいです。

逆に、休職したら解雇になった場合…
総合支援資金を申し込みましょう。

こちらは賃金の見込みがない人向けで、無給の期間が長い人の方が審査が通りやすいです。

特例貸付はお住まいの市町村にある社協から申し込みます。

書類送付先の社協の探し方

たとえば、東京都目黒区に住んでる人はこんな感じで出てきます。
この手順で、下記のリンクから探せます。

この制度の良いところは、コロナウィルスに対して作られた為
郵送だけで審査が通るところです。

厚生労働省のホームページより


申し込み用紙は厚生労働省のホームページにあります。

緊張小口資金はこちらからダウンロード出来ます。

緊急小口資金のダウンロード書類

緊急小口資金は全4枚になります。
記入例が丁寧に載っていますので、「コロナウィルスの影響で仕事が減りました」というニュアンスで記入しましょう。

総合支援資金はこちらからダウンロード出来ます。

総合支援金のダウンロード書類

こちらも全4枚で、記入例が載っています。
こちらも「コロナウィルスの影響で収入の見込みがありません」というニュアンスで記入しましょう。

何ヶ月借りるか記入する部分がありますが、3ヶ月より多いと審査に落ちる場合があるので、3ヶ月間にしておきましょう。

これと、必要書類というのがあるのですが…
厚生労働省のホームページには載っていません。

「送付先の社協の名前 特例資金」などで検索すると、必要書類がPDFなどで出てきます。

たとえば、これはさっきの東京都目黒区の場合の社協のホームページです。

必要書類の確認

ホームページの1番下に、ご案内資料というのがありますね。

お住まいにより変わります

東京都目黒区お住まいの人は、これが必要書類です。
ただ、必要書類は大体同じです。
※お住まいにより違う場合があるかもしれませんので、ご確認くださいね

①本人確認証
②住民票(マイナンバーカード記入なし・世帯全員)
③本人名義の振り込み希望の通帳のコピー

になります。

本人確認証は顔写真が付いているタイプがおすすめですが、健康保険証でも大丈夫です。

住民票は
①マイナンバーカードの記入がない
②全世帯
という指定がありますので、注意しましょう。

通帳のコピーですが、通帳を開いた1ページ目の部分をコピーします。

通帳の見開き部分をコピーする

ちなみに、住民票はマイナンバーカードがあるとコンビニからコピー出来ます。コンビニの方が安いです。

コンビニだと1枚200円。市役所だと300円が相場です。

必要書類やダウンロード書類が分かりづらいので、分からない人は厚生労働省のホームページで書類送付先の社協を探して、電話しましょう!

まあ、「郵送して下さい」と言われると思います。
郵送推奨の制度ですので。

ちなみに、緊急小口資金を利用したことがあっても、総合支援資金の申し込みが出来ます。

緊急小口資金は1度だけですが、総合支援金は特に制限はないです。

緊急小口資金を利用してから総合支援金を申し込む場合

①ダウンロード書類
②通帳のコピー
③緊急小口資金が振り込まれている部分の通帳のコピー

で申し込みが出来ます。

わたしは、どっちもやりました。
総合支援金は継続して申し込むことが出来ます…が…

借入額が高すぎると審査に落ちます。
650,000円の借入で落ちました


ホームページだと「審査に通ったかどうかの書類は送りません」のようなことが書いてあります。

ですが、審査に通ると「●日までには振り込みます。決定通知書じゃないですよ」という用紙が届きます。
そして、審査に落ちると「審査不通知です!他の制度を使いませんか?」というパンフレットが来ます。

お住まいの地域によるかもしれませんが、社協はとっても丁寧に教えてくれます。

社協では他にも、子育て支援で塾代を肩代わりしてくれたり、失業者への援助など、いろいろな制度があります。
条件を満たすと返済不用になったりと、良心的な機関です。

困った時は社会福祉協議会を訪ねてみてくださいね!

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