休職で学費が払えない!?そんな時は手続きを!
はい。今回は学費を返済してる方向けですね。お馴染みの日本学生支援機構についての説明となります。
奨学金、借りたことある人はけっこういるんじゃないでしょうか?
奨学金、借りるのは簡単です。
ですが、返済に困った時の取り立てが大変ブラックで凄まじいなのです…。
最初に言いましょう。
奨学金の借りる以外の手続きは複雑でかなり面倒です。
1回の提出で通るとは思わないでください。
審査が通るまで、2〜3ヶ月の間も請求され続けます
(ただ、わかりづらいという声が多いので、公式サイトには動画なども載るようになって、わかりやすくはなったようです)
実家が裕福でなかったり、むしろ帰省する場所がなかったりして、お金を借りれない…。
という人は、駄目元でも手続きをすることをおすすめします。
手続きが通れば…
なんと返済猶予といって、返済しなくていい期間が出来たり、返済額が1/3になったりします。
(※返済額は減らないので、単純に支払い年数が増えます)
休職はしてるけど、奨学金の申請はまだしてない!
という前提で話を進めます。
2〜3ヶ月前から申請してください、ということが書いてあったりはしますし、言われますが、突然休職になってしまった人向けに書いていきますね。むしろ、なんて残念なシステムでしょう…
説明の前に、奨学金が引き落ちる口座はありますか?
まずは、その口座の残高を奨学金より少なくします。
15,000円が奨学金なら、残高10,000円でも大丈夫です。
なぜかというと、審査待ちの間も自動でお金が引き落ち、督促状がき続けるからです。とても残念なシステムです。催促の電話まできたりしますが、審査中ですと言いましょう
ただし、自分で引き落としたら直ぐに提出書類を出さないと滞納と見なされます。注意しましょう。
返済が難しい場合、日本学生支援機構には2種類の方法があります。
1つは、返還期限猶予
2つめは、減額返済です
休職すると傷病手当が出る人でも、学費を払うのはかなり酷です。
わたしは大体、学費が15,000円ほどなので、傷病手当が10万くらいとすると…
と、なかなかシビアな話になってきますよね。
傷病手当は生活ギリギリの資金が多いので、早めに申請しましょう。
個人的な意見ですが、返還期限猶予よりも、減額返済の方が通りやすいです。
ですが、休職の時に無理に払う必要はないです。
まず、どちらにも必要なのが
奨学生番号
出来れば、マイナンバーカード
になります。
奨学生番号は年に1回のお知らせでくる手紙に大体載っています。
11桁の番号があれば、それが奨学金番号です。
手紙も捨ててしまってわからない!
という人は…
電話しましょう!
繋がりづらくても、めげないで電話しましょう。奨学生番号が分かったら、書類作成に移ります。
ちなみに、スカラネット・パーソナルというのがありますが、ネットで手続きは出来ません。(※今後変わるかも知れせんが、手続き当初の話)
では、まずは返還期限猶予から説明していきます。
休職したとしましょう。
診断書を書いてもらいますよね?休職には診断書が必要なので、どのみち作ることになります。
実は書類提出用の診断書は書き方が決まっています。
原本しか提出が出来ません。しかも、2ヶ月以内に発行されたものだけです。
これは審査に落ちた際に送られてきた一覧表です。
診断書をお願いする場合
・「就労困難」継続している場合「現在も就労困難」の記述があること
(※とりあえずこの4文字は入れてください)
・加療開始期間、発症時期、●月まで休む必要があるなんと、休職期間終了未定と書いたら、審査を落とされたことがあります
というのを記入してもらいましょう。
(なんとなく上手く喋る自信がない人は、上のPDFをコピーして、診断書の部分にマーカーを引いて先生に持っていきましょう)
休職すると決めた時に奨学金を返済中の方は、奨学金用の診断書の形式で作ってもらい、コピーを会社へ、原本を奨学金用に使うと使うお金が少なく済みます。
(※既にパワハラで休職になっている方は、自分用のコピーを保管しておきましょう)
診断書は出来ましたか?
では、次の書類にいきましょう。
休職証明書について説明します。
サイトのどこにあるのか?
というと、一般猶予と書いてあるところが該当します。
一般猶予の申請手続きをクリックすると
こういう画面になります。
ここに、必要書類などが載っていますが…
分かりづらいので、説明します。
実は、年収によって提出書類が増えます。
年収が200万以上、月に17〜万くらいの人が該当するかと思われますが
日本学生支援機構で判断されるので、自己判断はおそらく難しいでしょう。
年収が超えている場合、勤めている会社に休職証明書を記入してもらう必要があります。
書類が少ないと不備になりますが、多い分には特になにも言われません。
なので、最初から休職証明書を送るのが確実です。
サイト内のリンクで迷子になるかもしれませんが…
休職証明書はこのPDFです。
赤い部分を記入した状態で、青い部分は空欄にしておきます。
休職している場合、既に会社と揉めている人が多いですよね。個人名や部署宛てだと嫌がらせで無視されることもあるかもしれないので、一応、会社全体に向けて出すといいと思います。
郵送で済ませる為に、簡単な挨拶状のテンプレートも作りました。
相手はなんの書類かわからないと思うので、記入済みの休職証明書と一緒にして送るといいでしょう。
これと一緒に自分宛の住所を書いた封筒に84円切手を貼った返信用封筒を同封すると更に良いです。
返信用封筒をつける理由は、「絶対に書いてもらえる書類ではなく、お願いして善意で書いてもらう書類」だからです。
すぐ書いてくれない気がする場合は「誠に勝手ではございますが、生活が困窮しており、取り急ぎお願いしたく存じます。出来ましたら、一週間以内にご返信頂けますと助かります」など、書き足して切迫感を出しておきます。
では、続いて必要書類の説明になります。
記入するのは基本的に2種類です。
自宅にwifiがあり、プリンターがある人はスマホからもプリントアウトが出来ます。
コンビニでプリントする場合は、プリント用のアプリを入れましょう。
このアプリでやる場合はセブンイレブンがおすすめです。
両面とありますが、片面コピーでモノクロでも大丈夫です。提出部分は4つなので、他は説明書になります。
ここまでくると、記入例などもあり、やっと親切になってきます。
ちなみに、マイナンバーカードがあると1番簡単です。
記入例がかなり細かいので、他の説明は省きます。
ちなみに、マイナンバーカードがない人は、マイナンバー入りの住民票が必要です。
マイナンバー入り住民票は市役所などでしか発行出来ないので、注意しましょう。
持ってない人は、作っておくと書類申請に必要な書類がコンビニでコピー出来て便利ですよ。
全部記入出来ましたか?
そうしたら、なるべくA4定形(長形3号など)封筒にぎゅっと入れます。
書類は折って大丈夫です。
なぜかというと、大きいと送る時に高いからです。
しかも、書類不備で返還されると、書類がぎちぎちに折られ、A4の小さい封筒できます。
なので気にせず折りましょう。
さて、あとは①休職証明書②診断書を入れます。
気にせず折りましょう。
送る時に注意が2つあります。
1.マイナンバーカードの書類が入っている場合、簡易書留となります。
入ってない場合、普通郵便でも大丈夫です。
2.住所がなくても届くので、郵便局で「ご住所にお間違いないですか?」と聞かれます。
見て頂けると分かると思いますが、これだけで届きます。
なので、郵便局に持って行くと「あってますか?」と言われますが、あってますので心配しないで下さい。
(敬称は「宛」や「行」で大丈夫です)
減額返済の窓口も同じになります。
ちなみに、減額返済の場合は書く書類が違うだけで、手順は同じです。
必要書類はこちら。まあ、はっきり言って返済猶予と同じです。
規定の収入より上回れば、休職証明書がいりますので、そこまで違いはありません。
ただ、注意したいのが
減額返済は奨学金を滞納していないことが条件となります。
返済猶予は書類の審査が通れば、過去に遡って返済が猶予されます。
つまり、滞納していても、書類が通ると滞納から返済猶予期間に書き変わります。
なので、減額返済は併用を前提として作られています。
使い方としては、返済猶予をしていた人が復職して、給料が安定しない場合に使うのが効果的です。
減額を希望する3月ヶ月前から申請出来、減額を希望する1ヶ月前に申請すると、1ヶ月後に適用されます。
つまり、復職の1ヶ月前に申し込むのがベストです。
休職していれば収入が少ないので、休職証明書もいらない場合があります。
更に、返済猶予をしておけばマイナンバーカードのコピーもいりません。
「休職しすぎて非課税なんだけど、休職じゃない」という微妙に書類が揃わない貧乏な人にもおすすめです。
減額返済は2分の1減額か、3分の1減額か選べます。
奨学金が15,000円なら7,500円か5,000円ということですね。
減額返済でも返済猶予でも、適用最大期間がありますが、3分の1にしておくのがおすすめですよ。
ちなみに、どちらも返済額が変わりません。
つまり、利用すると返済年月が長くなります。
最後に、返還期限が猶予になると届く通知をご紹介します。
はっきり言って、なかなか通りません。
休職終了期間未定で通ったことがないです。なんだかんだ3回くらいは落ちましたが、書類に不備がなければしぶしぶ通る感じです。
とても不親切なので不備があろうがなかろうが3ヶ月くらいなんの連絡もないです。
その間に催促がしつこいですが、生活費は生活のために使いましょう。
めげずに、書類が揃うまで辛抱です。
奨学金で生活が圧迫されるのは残念ですよね。
なので、面倒ですがぜひ利用して欲しい制度です。
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