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『グリーンブック』はド直球ブロマンス
劇場で鑑賞した映画13本目。チキって2019年の鑑賞目標を50本から30本に下方修正したけど、このペースが維持できれば50本いけそう。でも多分無理。
ヘッダー画像は公式サイトより引用。
あらすじ
ナイトクラブで用心棒として働くイタリア系アメリカ人・トニー。勤めていたナイトクラブが改装休業になり、新しい仕事を探すことに。彼は知り合いのつてで天才黒人ピアニスト・ドクター・シャーリーのドライバーとして雇われることになる。二人は黒人差別が根強いアメリカ南部ツアーへ出発する。
黒人差別がドイヒー
当たり前みたいな顔して黒人差別してくる人が次から次へと出てくる。服を試着させない、バーに一人で来たらタコ殴り、夜間に外出したら逮捕などなど…。映画で見る限り彼らは黒人に悪意があって差別しているというよりは昔からの「ルールだから」、私たちはそのルールに則っているだけですよという空気感がある。ほぼ毎日のようにそういった差別で不快な思いをしているはずのシャーリーが涼しい顔で耐えているのは本当にグレート。彼なりの信念を持ってそれを貫きたいからこそ我慢できているというのが伝わってくる。譲れないところは譲らないのは漢気バリバリ。
なぜこんな不快な思いをして南部ツアーするのかずっと疑問に思っていたけれど、自分を高めるためとか意識高すぎるわ…。
トニーとドック
頭悪くて度胸とハッタリで世渡りしてきたトニーと教養の塊みたいなドックとは分かり合えるはずもない…。そう思っていた。
トニーが空気読まずにズケズケと懐に入り込んでくるような人だからこそドックと深い友情が築けたのではないだろうか。
最初はお世辞にも和気あいあいとした雰囲気ではない車内だったけど、旅を続けるうちに二人の間に笑顔が増えていく。時には本音でぶつかりあったりもして、そこから深い絆で結ばれる過程は本当に素晴らしかった。
ラストシーンは本当にほっこりするから是非劇場で観てほしい。
フライドチキンめっちゃ推してくる
中盤あたりからちょいちょいフライドチキンが出てきて、すごいフライドチキン食べたくなる病にかかる。フライドチキン初登場シーンはかなりお気に入り。
最後に
今まで観たアカデミー賞映画で一番良かったかもというくらいの出来だった。
久しぶりに劇場で鑑賞できてよかった…と心から思える映画。