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大きくなったら#1

とある縁がありタイに行ってきました。
備忘録的に書き残しておこうかと思います。

Day0 出国 気絶へ―

Elmarit-M 28mm F2.8 4th

成田空港18:00発、バンコクスワンナプーム行NQ001便。
後だしセールを食らったAIR JAPANで出国する。

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7時間のフライトの末入国。
指紋を取られるだけで何も聞かれることはなかった。

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日付が変わろうかという頃、無料連絡バスでドンムアン空港に向かう。
タイの東関東道をバスはひた走る。

Elmarit-M 28mm F2.8 4th
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深夜1時ごろ、ドンムアン空港着。
タイ料理を食べ、空港を散策し、歯を磨いて、3時ごろ就寝。
効きにムラのある冷房と、分節したベンチ、元気な中東系の旅行者に苦しめられる。

Day1 南へ


1.5hの気絶の末、目覚める。

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ドンムアンの豊洲。

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ドンムアン国際空港朝6:50発のナコン・シー・タマラート行FD3188便。
沖止めの機体まで、ターミナルの外れからさらにバスでアクセスする。

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眼下に広がるバンコクの街。
近代的な高架線に似つかない、古風なタイ国鉄の列車が見える。

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1時間強のフライトを終えて南部の街、ナコンシータマラートに降り立つ。
一応国際空港らしく、真新しいターミナルが出迎えてくれた。

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前日にバンコクを列車で出発していた同行者を出迎えるため、国鉄ナコンシータマラート駅に向かう。
「Train Station」すら通じない中、なんとかGoogle Mapのタイ語表記を見せると、運転手がこのバスだと云う。
7番。

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国鉄駅とは程遠い、バスターミナルで放り出される。
行き交う日本車、謎のサイドカー。
早速タイを感じる。

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仕方がなく、猛暑の朝のなか駅まで歩くことにした。
ただでさえ狭い歩道が、色とりどりの香辛料や野菜で埋め尽くされている。

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あちらからアーケードの下を歩いてきた。

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途中から品揃えが変わってくる。
フゥアイット生鮮市場なる場所に入ったようだ。
鶏か豚か、色々な生肉や、頭や、足が並んでいる。
大小さまざまな蠅とともに。

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広場では野菜や花の販売が多い。
梅か、ドラゴンフルーツか、不思議な作物が並ぶ。

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傘がひしめき合う。

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市場を後にしてしばらく歩くと、国鉄の踏切に当たる。
どうやら駅まではまだしばらくかかるようだ。

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線路際の道を進むと、駅前通りに出る。
昔の日本の駅前商店街のような装いだ。

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踏切から15分ほど歩いただろうか、国鉄ナコンシータマラート駅に着く。
野犬がいて、非冷房の3等客車列車が出発を待つ。
長閑な風景である。

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彼らはどこへ向かうのだろうか。

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しばらくすると、バンコクからの急行列車が入線してくる。

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編成後端に向かうと、鮮やかな赤黄を纏った客車が連結されている。
これが今回のタイ訪問の最大の理由であって、少年時代からの最大の夢である、元JR西日本所属の14系寝台車である。
今回貸し切り参加のご縁をいただき、はるばるナコンシータマラートまでやってきた。

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感情の高ぶりをよそに、列車は淡々と折り返しの準備を進める。

ここで今回のメンバーが揃い、タイの旅が始まる―


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