匿名ミドルウェアAleoのSetup Ceremonyとインセンティブ付テストネット
結構気になる案件を見つけたのでNoteでシェアしようと思います。一部でかなり注目されている匿名ミドルウェアAleoのイベントです。
今回のNoteでは”そもそもAleoとはなにか”ということ、もしかしたらトークンがもらえる可能性のある2つのイベントを紹介します。
匿名ミドルウェアAleoとは
今回はざっくり紹介するにとどめます。
まずミドルウェアというのはOSとアプリケーションの間に位置するソフトウェアです。ユーザーはAleoを使うことでパスワードを始めとした情報を保護することができます。
これはミドルウェアというのが大きなポイントです。アプリ提供側のプライバシー情報保護のシステムが甘かったとしても、ユーザー側でプライバシー情報の引き渡しをしない仕組みだからです。
また、Aleoネットワーク上でもアプリを作ることが出来る(既に統合開発環境は公開)のですが、開発者はセキリュティとスケーラビリティに特化したアプリケーションが作れます。
Aleoの匿名化にはzkSNARKが使われており、これは今後もっと広く注目されていくであろう技術の1つなので、実利用以外でもトークンの需要は増すと思います。
今年の4月にはa16zやcoinbaseなどトップレベルVCから資金調達を受けており、トークンセールの情報すら無いものの、ちょっと目が離せない銘柄です。
Setup Ceremony:
今回注目すべき2つのイベントのうち1つがSetup Ceremonyです。
Aleoネットワーク上でのトランザクションを処理する環境zkCloudを構築します。zkCloudはまさにAleoの最も大きな特徴であるプライバシーとスケーラビリティの両方取りのネットワーク環境ですが、このzkCloudを使うにあたりzkSNARKsととう特定クラスのゼロ知識証明が必要になります。
そして、このzkSNARKsは事前にパラメーターを生成する必要があり、パラメーターの生成をユーザーが手伝うのがSetup Ceremonyです。
具体的な内容まで中略しますが、Setup Ceremonyイベントは難易度ごとに3つの参加オプションがあります。
・難しい-Universal Setup
・普通-Outer Setup
・易しい-Inner Setup
1番難しいオプション(Universal Setup)はソースコードからプログラムを実行させる必要があり、僕が読んだ感じでもかなり難しそうでした。また、現在は一時的に募集が中止されているため募集再開まで待つ必要があります。
普通レベルのOuter Setupはコマンドライン操作で参加できます。ただしDockerの使用が必要な点、PCの指定がデスクトップなど一定以上のIT知識がないと厳しいかもしれません。
易しいオプションのInner Setupはブラウザ操作で完結し、またノートPCからも参加できます。これだけでも参加しておきたいです。
インセンティブ付テストネット:
最近発表されたばかりで詳細も公開されていないですが、運営の方が10月にインセンティブ付テストネットプログラムを公開する旨をdiscordで書いてました。
こちらは続報が楽しみです。
リンク:
・Setup Ceremonyの予約ページ
・Aleo公式HP
・snarkOSのDLページ(Aleoが提供してるOS)