こくばバドレックス軸テツノブジンex(未来の一閃、古代の咆哮環境)の解説
はじめに
はじめまして、ちっくと申します。
本稿では、ポケモンカードゲームシティリーグ2024シーズン1(2023年10月29日開催)にて筆者が使用したデッキ「こくばブジン」についての解説をします。
シティリーグの結果は三勝二敗、ベスト16と振るわない結果となってしまいましたが、環境にて戦えるデッキであると感じたため、同じくテツノブジンexを主軸にしたデッキを組みたい、使いたいという方へ向けての一助になればと思い執筆しております。全文無料となりますので、もし興味がありましたらご一読いただければ幸いです。
前置きとして、筆者はnoteを使用した記事を作成するのは初めてであるためお見苦しい点がございますが、何卒ご容赦いただき、あたたかい目でご覧いただきたく思います。
構築指針
まず、筆者は「こくばバドレックスとテツノブジンexとの相性の良さ」に着目してこのデッキを作成しましたので、その点について解説します。
その前に、テツノブジンexが攻撃するにあたり、エネルギー加速を目的としたシステムとして、特性「アカシックセンス」を持ったネイティオがよく挙げられます。このカードは、こくばバドレックスVMAXの特性「めいかいのとびら」と非常に似通っているため、まずは比較点を整理します。
ネイティオの特徴
◎非ルールのポケモンであり、特性が頂への雪道で止まらず、取られるサイドが1枚で済む
環境におけるロストギラティナ、ミュウ、ミライドン等の雪道を採用しているデッキに対しても展開が可能
◎超タイプ以外のポケモンにもエネ加速ができ、拡張性が高い
特にテツノブジンexの特性タキオンビットとの相性が良いチャーレムVにも加速が可能
▲進化元のHPが50、進化しても100しかなく、げっこうしゅりけん、ロストマイン、ごっつあんプリファイへのケアが必要
⇨マナフィ、ジラーチ等の採用をしなければならず、デッキ、ベンチの枠を圧迫してしまう
▲攻撃技が貧弱であり、自身をエネの貼り先とするメリットが少ない
⇨ネイティオへ進化だけしてもドローにはつながらず、アタッカーをベンチに置いてようやくデッキの回転が始まる
こくばバドレックスの特徴
◎ポケモンVであるため、森の封印石が採用可能
⇨タウンデパートからサーチすることで序盤の安定性を高めることができる
◎HPが高く、システムとしてベンチに置きながらもマナフィ、ジラーチ等を採用せずに済む
⇨デッキ、ベンチの枠が空く
◎アタッカーとして活用可能
⇨これはVMAXだけでなく、むしろ進化前のVの技が非常に強力。詳しくは後述
▲ルールを持つポケモンであり、テツノブジン共々雪道による影響を受ける。また倒された際にVは2枚、VMAXは3枚取られてしまう
⇨テツノブジン共々頂きへの雪道のケアが必要。また最悪のサイドプラン(3-3)を許してしまう可能性がある
▲悪タイプを弱点としており、悪タイプのポケモン、特にリザードンex悪やトドロクツキの下技によって簡単に気絶してしまう
⇨上記デッキには一度盤面を形成されると敗北必至となる
こくばバドレックスを採用した理由
共に一長一短でありますが、筆者が着目したのは前述のこくばバドレックスVの技です。
アストラルビット 無無無
相手のポケモン2匹に、それぞれダメカンを5個のせる。
この技は、相手のベンチを含めたポケモン2匹にダメカンを5個「ずつ」乗せることが可能であり、HPが50以下のポケモンが2体いる場合には2体とも気絶させることが可能となります。ここにテツノブジンexのタキオンビットを組み合わせることで、倒すことができるポケモンのHPラインを70まで引き上げることができます。
直近の環境において強いとされるデッキタイプには、それぞれHP70以下のポケモンから派生していく型が非常に多いです。
ミライドン…メリープ
パオジアン…セビエ
サーナイト…ラルトス
リザードン…ヒトカゲ
ロスト…キュワワー
その他システム…ポッポ、ビッパ、ミュウ(ふしぎなしっぽ)等
要求エネルギーも無色3つとダブルターボエネルギーに対応しており、先攻2ターン目には手貼りのみで起動が可能です(ダブルターボエネルギーによるダメージを-20する効果はダメカンを乗せる効果には影響しません)。
先攻2ターン目から10〜14個のダメカンを相手の場に置く行為は、ロスト系統のデッキにおけるヤミラミのロストマインが乗せるダメカンが12個なのと比較するとその強力さが伝わりやすいと思います。
前述のとおり、ネイティオ軸のデッキも拡張性が高くメリットもありますが、本デッキでは「アストラルビットとタキオンビットの相性の良さと環境への刺さり」に着目したことからこくばバドレックスを主軸に置きスタートした構築となっています。
デッキリスト
各カードの採用理由
ポケモン 14枚
こくばバドレックスV-VMAX 4-4
本デッキのメインアタッカー兼システムポケモン。
黒馬バドレックスの枚数がそのままデッキの火力、回転力に繋がるため最大枚数採用しております。
前述のアストラルビットとダイガイストの他、フュージョンミュウとの対面ではシャドーミストも使用します。
テツノブジンex 3
本デッキのメインアタッカーその2。
3エネで200点と少々物足りない打点でありますが、それを補って余りある特性「タキオンビット」が強力です。入れ替えやブーストエナジー未来と合わせることでHP220〜280のポケモンを倒すことができます。
こくばバドレックスと弱点を分散しているため、勇気のおまもりを着けることで耐久面でも優秀なポケモンとなります。
イキリンコex 1
本デッキのサブエンジン。
特性「イキリテイク」は最初のターンしか使えませんが、初手にてサポートへのつながりが見えづらい際にはこのカードが命綱となります。
ごっつあんされてしまうためできれば出したくないポケモンですが、「きあいをいれる」という技は最低限のエネ加速が可能であるためプランとしては把握しておきたいです。
チャーレムV 1
技「ヨガループ」を挟むことでこのデッキの最大値を高めるカード。
タキオンビットやアストラルビットなどで残りHPが20以下になったポケモンを倒しつつもう一回自分の番を始められます。
ヨガループを挟むプランがあると言う点がプレイに余裕を持たせてよいという説もありますが、結果的に決定率が低く悔いが残る枠となりました。
クレッフィ 1
前日に行われたシティリーグの結果を受け、急遽採用したカード。
主にロスト、トドロクツキ等の対面で使用します。
グッズ 16枚
霧の水晶 4
基本超エネルギーか超タイプのたねポケモンを手札に加えることができます。どちらもこのデッキにおいてバリューが非常に高いため最大枚数採用しました。
ハイパーボール 2
主に黒馬バドレックスVMAXへの進化やイキリンコ、チャーレムへのアクセスや、不要札の処理に使用します。
手札コストが重く、捨てたいカードがあまり無いため結果的にこの枚数になりました。VMAXへの進化に関しては現物を4枚フル採用していることや、エヴォリューションを採用しているため、特に不都合はありませんでした。
ポケモンいれかえ 4
タキオンビットを使用するのに加えて、めいかいのとびらによるエネルギーの供給をスムーズにします。
本デッキにおいてはどの場面でも必要になるため最大枚数採用しております。もう3〜4枚欲しい。
いれかえカート 3
5〜7枚目のポケモンいれかえとして採用。
あなぬけのヒモやジェットエネルギーとの選択ですが、
・バトル場に出てきたポケモンへの攻撃を優先したかった
・ダブルターボエネルギーに手張りの権利を使用したい場面が多かった
ことよりこちらを採用しました。
1枚はあなぬけのヒモで良かったかもしれません。
バトルVIPパス 1
人によっては吐き気を催す採用枚数だと思います。
本デッキでは、霧の水晶を最大枚数採用しており展開力はある程度担保されていること、また複数枚採用すると使えなかった場合にデッキ内に採用枚数だけ不要札が生まれる=デッキパワーが下がってしまうと筆者は考えたため、あくまでスターアルケミーの選択肢の一つとして採用しました。
概算ですが、1枚採用でも先攻1ターン目の初手にある確率は約13%であり、本デッキにおいてはタウンデパート⇨森の封印石のルートを含めると初手で使用可能な確率は約60%ほどとなっています。
すごいつりざお 1
エネルギーの総数がそのまま火力と回転力につながるため、倒れてしまったポケモンに付いていたエネルギーの回収に使用したく採用しました。エネルギー回収との選択ですが、博士、イキリテイクの巻き込みによる黒馬バドレックスVMAXの回収にも使用したかったためこちらを採用しております。
うねりの扇 1
フュージョンミュウを倒すために採用しております。
ポケモンのどうぐ 6枚
ブーストエナジー未来 2
テツノブジンが逃げるためのエネルギーを0にし、打点を20増してくれるカード。どちらの効果も大変ありがたく、タキオンビットの回数やレーザーブレードの使用制限解除、打点調整に活用できます。
何よりタウンデパートで購入できる疑似的な入れ替え札というのが本当に助かります。
勇気のおまもり 1
たねポケモンのHPを上げるために採用。
テツノブジンexの他、アストラルビットを使う黒馬Vにも貼っていきます。2枚欲しいところですが、枠や安定性を優先して1枚としました。
わざマシン デヴォリューション 1
相手の進化ポケモンを退化させるカード。ふしぎなアメで進化したポケモンがいるときに使用すると相手に再度アメを探させることができます。
退化して残されたポケモンに、HPを超えるダメカンが乗っていればそのまま気絶させることが可能であり、タキオンビット、アストラルビットと相性がいいため採用しております。
わざマシン エヴォリューション 1
タウンデパートで購入でき、ベンチの黒馬を進化させることができます。
後攻1ターン目に撃ちたい技がなく、盤面の再現性を確保するために採用しております。ハイパーボールの枚数を減らす言い訳になり大変ありがたい。
森の封印石 1
全てのカードをサーチできる超優秀なカードで、もちろんタウンデパートで購入できます。サイド落ちすると悲しいことになりますが、1試合に1度しか使えないため1枚採用です。
サポート 7枚
博士の研究 4
最強のドローサポート。
エネルギーや入れ替えの巻き込みに注意しながら使用します。
ナンジャモ 3
こちらもドローソース兼妨害カードとして非常に優秀。
序盤、中盤、終盤いつ使っても強いサポートです。
スタジアム 4枚
タウンデパート 4
ポケモンのどうぐを強く使いたいデッキであり、かつ頂への雪道を剥がしたいので非常にバリューの高いカードとなっております。エヴォリューション(進化)、封印石(サーチ)、ブーストエナジー未来(入替)など再現性に関わるところを軒並みカバーできるため、最大枚数採用です。
エネルギー 13枚
基本超エネルギー 11
10枚では少ないと思ったためこの枚数になりました。採用枚数がダイガイストの威力に直接影響しますが、タキオンビットでも調整できるため、盤面7〜9枚(220〜280点)を現実的に狙えるラインとして計算することが多いです。
ダブルターボエネルギー 2
アストラルビットの要求エネルギー、ヨガループに対応するカード。
最初はヨガループのための採用でしたが、先2アストラルビットを使えるだけで採用価値があり、いっそチャーレムVを採用せずともダブルターボエネルギーは採用して良かったかもしれません。
環境での立ちまわり
有利不利
※あくまでも筆者の感覚であるため過信はしないでください。
◎有利寄り
ミライドン(※)
パオジアン
サーナイト
◇五分
ロストギラティナ(※)
ルギア
▲不利寄り
リザードン
フュージョン(※)
トドロクツキ
(※…雪道の遭難事故の可能性あり)
注意:このデッキはアストラルビットによる攻撃が重要であるため、特性「ステラヴェール」のジラーチの有無によって大きくプランが変わりますのでご了承ください。黒馬を見てジラーチを置ける人すごい
VSミライドン
こちらの攻撃で倒しやすいHP帯のポケモンで構成されているデッキであるため有利とはしましたが、雪道を貼ってくるデッキタイプでもあるためこちらの遭難事故が一定の確率で存在する点には留意します。
相手のミライドンやライコウ等にこちらのデパートを利用して勇気のお守りを貼ってきますが、タキオンビットを絡めてなるべく3回の攻撃で倒し切りたいです。
HPが高いVMAXで積極的に殴っていきたいですが、モココ(メリープ)の有無やエレキジェネレータの上振れ次第でライチュウが起動するため相手の盤面をよく見てアタッカーを考えましょう。
先攻…有利
黒馬の進化を優先してデッキを回します。ベンチにポケモンを並べすぎると後攻1ターン目にライコウVの攻撃でテツノブジン、黒馬Vが倒されてしまうため注意しましょう。メリープを置いてきたらアストラルビットの多面取りを狙います。
後攻…微有利
先攻1ターン目の雪道がとてもキツいですが、タウンデパートを建設してエヴォリューション等を使用しながらVMAXを用意していき、ナンジャモを絡めつつ2-2(3)-3のサイドプランを通して行きたいです。
VSパオジアン
先攻、後攻…微有利
お互いの攻撃がワンパンで進むため単純に殴っていくだけだと先殴りした方が勝つゲームになります。後攻で出遅れてしまった場合はアストラルビット、タキオンビットで相手のビッパ、ビーダルを取りつつナンジャモを使い、相手の攻撃で倒されないターンを作ります。この際にはビーダルやセグレイブにダメカンを6、7個乗せておき、デヴォリューションでたねポケモンを諸共狩り尽くす動きを意識します。
VSサーナイト
二つのビットを絡めてサイコエンブレイスを阻害する…動きができれば良いのですが、月明かりの丘とかいう「ぼくがかんがえたくろうとむけカード」の存在やムーンライトリバースによりダメカンを散らばせて乗せても程よく回復されてしまいます。
サーナイト戦の一例として、まず黒馬VMAXでサイドを1枚とり、返しにアルカナシャインのサーナイトに倒されるルートがあります。
ここで、バトル場のサーナイトにはリバーサルエネルギー込みで9枚のエネルギーが乗っており、これはダメカンが10〜12個乗っている状態だと思われます。
このサーナイトをタキオンビットorヨガループで倒し、裏に出てきたポケモンをレーザーブレードで倒せれば、サイドが3-3の状態で相手はリバーサルエネルギーを発動できずにテツノブジンを倒す必要があります。
ここでテツノブジンが倒されずにターンが返れば一気に勝利に近づきます。
他にもジラーチを置かれなければタキオンビット+アストラルビット、ダメカンを乗せてデヴォリューションでラルトスを枯らす攻めも有効です。相手の盤面を見てプランを選択しましょう。
VSロストギラティナ
先攻…微有利
最近の構築はあなぬけのヒモの採用枚数が減っていることもあり、クレッフィを最序盤でバトル場に立てるのが有効です。
ここで相手はロストを貯めるためにギラティナVのアビスシークを使用してくる傾向があるため、そのギラティナVをテツノブジンexで取り、サイドレースを進めます。
その後はキュワワーでデッキを回してくると考えられるため、アストラルビットの多面取りを意識します。
このデッキはツツジ、カウンターキャッチャーを使用してくるデッキであるため、序盤を有利に進めても捲られる可能性を秘めております。雪道の遭難事故に注意。
後攻…微不利
同じくクレッフィを前にしてエヴォリューションを決めたいですが、先攻1ターン目にキュワワーでロストをある程度貯められるとサイドレースで遅れやすく、また雪道を貼りやすいデッキでもあるため厳しいです。
VSルギア
先攻…微有利
後攻…微不利
多投されたボスの指令やドラピオンVの採用により、黒馬VMAXがとても狩られやすい対面です。しかしこちらもルギアVをテツノブジンで倒しやすいため、先攻はもちろん後攻であっても相手の事故等でテンポを取れれば勝ちやすい印象です。
タキオンビットを集中させてルギアVSTARをレーザーブレードで取る、うねりの扇でギフトエネルギーを山に戻しつつナンジャモを挟むなど工夫をしましょう。
VSリザードン
先攻、後攻…不利
まだ型が固定されていない気がするため暫定ですが、こちらがサイドを進めてない中でも黒馬VMAXをボスで取られてしまうため明確に不利だとしております。ポッポ、ビーダル、ラルトス等のシステムを2つのビットで倒すことで事故らせ、リザードンにダメカンを7個ずつ乗せてデヴォリューションをするなどして勝ち筋をたぐりたいです。相手は相手でサイドを進めてない状況ではテツノブジンをワンパンできないため、黒馬を出さずにテツノブジンでダメカンを乗せてデヴォリューションができればベストです。
※エヴォリューションの登場により、退化させてもリザードが現れる場合が増えています。リザードでは次のターンに進化されてしまい、ダメカンを乗せててもHPが高く倒しきれないことが多いように思います。
VSフュージョンミュウ
先攻、後攻…不利(?)
フュージョンエネルギーの存在によりタキオンビットが通らず打点調整が難しいため真っ当に戦ってはほぼ勝てません。そこで後攻1ターン目に森の封印石を駆使してうねりの扇を使用し、バドレックスVのシャドーミストを撃ちます。そうすることで相手は手札から特殊エネルギーを貼れずに攻撃できないターンが何ターンか創造されます。カミツレのきらめきを二回使用することが求められるのでなんとか止まっている間に黒馬VMAXでミュウVMAXをワンパンできるエネルギーを盤面に用意することを狙いましょう。ウッウロボ次第では余裕で用意されてしまうのがミュウというデッキ。
VSトドロクツキ
先攻、後攻…不利
正直まだ型が固まっていないためなんとも言えませんが、育成済みのトドロクツキが3体整った時点で負けであると思います。トドロクツキは序盤のたねポケモンのシステムによる回転が重要だと思うため、クレッフィを前にして時間を稼ぎ、こちらはテツノブジンを2〜3体育ててサイドレースで有利を取る勝ち筋を狙います。
黒馬もテツノブジンも基本的にワンパンされてしまいますが、こちらのお守りが剥がせない、スタジアムが出せないなどでくるいえぐるを使用された場合には、タキオンビット+クレッフィの技でトドロクツキを倒せるためサイドレースがズレる可能性もあります。
シティリーグ当日のマッチング
1戦目 ロストギラティナ 先攻◯
序盤にクレッフィを立てられたため、想定したプランを通せて勝利。
2戦目 サーナイト 後攻◯
サイドを取らずに盤面の形成をした。ジラーチを置かれてしまいましたが、タキオンビットをジラーチに乗せ続け、リバーサルを発動されないラインで戦いました。
終盤までお互いあまりサイドが進行せず、時間が迫っていたが最終的に投了をいただきました。
3戦目 サーフゴー 先攻◯
環境に対し非常によく練られたサーフゴーとの対戦となりました。ただ、サーフゴー側はジラーチを入れておらず、HP50のコレクレーのみ採用していたため、先2アストラルビットとヨガループ、デヴォリューションを挟むことでコレクレーを枯らし、相性の有利を通して勝利できました。
余談ですが対戦相手の方は筆者以外の全試合に勝利して本大会を優勝しております。
4戦目 ロストギラティナ 後攻▲
クレッフィスタートができたものの、手札が芳しくない中で相手の雪道に遭難してしまいました。そのままアビスシークでズルズルと盤面を用意されてしまい、最終的に何もできず投了しました。
5戦目 ルギア 先攻▲
最初にマリガン2回もらい、ネオラントスタートをいただき、この時点でこちらはかなり盤面を作り上げることができ勝ちを盲信してしまいました。結果調子に乗ってVMAXを3体用意してしまい、ボス+ストームダイブ⇨ボス+どっすんグースカ⇨ボス+ダイナミックテールでサイド3-3で敗北。
自身の展開を優先した結果ではありますが、ここまでボスが使いやすいデッキだとは思っていなく、デッキパワーを誤認してしまったのが敗因となりました。
この試合で勝利していればトーナメントに進出していたと思うと非常に悔しい気持ちで一杯です。
採用検討カード
シティリーグを経て使用した方が良い、環境次第では強いと感じたカードを記載しております。
参考にご活用ください。
ボスの指令、カウンターキャッチャー
アストラルビットで盤面にダメカンを乗せられるため不要だと考えましたが、ネオラント、イキリンコなどのサイド2枚を取れるルール持ちポケモンをとれないのは勿体無いとも思いました。チャーレムVの代替でどちらかを採用するべきだったと今では思います。
ピーニャ
うねりの扇と選択ですが、シャドーミストと併用すればタイミングを選ばずにミュウを再起不能まで追い込めたと思うため、こちらにすれば良かったなと思います。
ロストスイーパー
雪道破壊が主な役割ですが、こちらがデパートを建設する弊害として、相手の場にも有用な道具を貼られてもしまうため、道具対策を兼ねたこのカードは重要だと感じました。
同じ理由でツールジャマーも採用を検討できます。
ロストシティ
アストラルビットで進化元のポケモンを狩りやすい構築であるため、その強みを更に活かせるカードであると思います。ただタウンデパートを使うターンには貼れないため、優先度は低めだと考えます。
おわりに
テツノブジンは発表当初に大きな可能性を感じておりましたが、10/31時点であまり結果を出せていないように思えます。
筆者自身、構築もプレイングもお粗末なままシティリーグに望んでしまい満足のいく結果にはならず大変悔しい思いをしましたが、同じくテツノブジンに可能性を感じた方に本稿が参考になれば幸いです。
長文になりましたが最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。
ご意見、ご質問等はTwitterのDM等で受け付けております。
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