何から話したものか。
定期更新であろうとなかろうと、継続が苦手な私には150作品にのぼるアニメに一つづつ感想を残していくことは非常に困難であった。次回を期待されていただろう方々が、もしいらっしゃったら申し訳ない。私は常にいい加減な上、見切り発車が過ぎて、こうして断念したような物事は数えたくないほどにある。好印象を抱いて接していただいている方が何だか多いなという、自意識過剰が成せるちょっとした勘違いから、こうした性根の悪さを抱える自分について他人(ひと)へ嘘をつき隠しているような気持になるので、気を満足させるために一旦謝らせてほしい。すみませんでした。
考えるよりも書きたいことがあったことにちょっとだけ驚いた。この記事編集ページを開いたときは題名のように何を書こうかなんてことを考えていたのだが、キーボードをちょっと叩いてみたら、思ったよりも色々流れだしてくるものだ。
気取ってるとこが気持ち悪いとはホントに思うのだが。
と、面倒な前置きや保険をかけておいて、お話させていただこう。
ついさっき投稿した呟きだ。文面から人格の面倒くささが匂って仕方が無いが、今さっき気づいた衝撃の事実が自分の中で腑に落ちまくって(?)いるので、そんなところを書きとどめとけばちょっとは格好がつくんじゃないかと言う魂胆だ。
これはついさっき張り付けた呟きの直前に投稿した呟きだ。Twitterを泳ぎながら
何か作らないとな~。作らないとな~なんて気取ったこと言ってばっかで何にも成長してないな~。偉そうに一年を過ごして留年して、なんて間抜けなんだろうな~。何も作れていないくせに何か言おうなんて恥ずかしい話だよな~。
とかなんとか思いながら『作ってないから』と一節書いて、2022年の夏ごろから抱いていたもやもやの正体に気づいた、まさにその瞬間だ。呟きと言う形でそんな大事な瞬間をとらえたなんて、あんまり考えたくないものだ。息をするようにした呟きを数えきれないほどしていることが、なんだか急に恥ずかしくなった。その頻度が祟って、意図せず赤裸々になっている私の心境たちの数と言ったらもう…
閑話休題。←書いてみたかった。かっこいい。
投稿内容を見ていただいた通り、今日に至るまで、私は作品と言った作品を作れずじまいであったのだが、それがもしかしたら私のストレスの大部分の一つとしてしっかり仕事を果たしていたのではないかと、そんなことに気が付いたのだ。何を言っているか体感できない?駄文のなせる業です。気にしないでください。
何も作れずにいて、何も完成させられずにいて、だがしかし思うところばかりで。そして、思ったことを呼吸がごとく呟いては思い呟いては思いを繰り返した末に、思ったこと、感じたことを自分の中で咀嚼しすぎてめちゃめちゃにしてしまい、それらを吐き出せないまま…一言にまとめると、時間を無駄にしていたのだ。まとめてしまいたく無いほど、私にとっては大事なことだが、まとめてしまいたくなる程、書きたいことが積まれてしまった。
いつだったか、若者は表現する場を多く持ちすぎた、みたいな、表現しない時間を設けて自分と向き合うべきだ、みたいなことが書いてある何だったかを見かけた時、私は自分と向き合えていないのか、そんなはずはない、だって私はこんなにも私についてわだかまりを感じているのだから、なんてことをぐるぐる考えたりしたが、まさしくその通りだった。気持ちと向き合う事は疲れることだが、だからってすぐに吐き出して考えた気で居るのは違う。私の呟きは、私が私の気持ちに本気で向き合えていないことが分かってしまうほど、考えていることが浅く単純で、書き込んでいるその時だって、何割その気で居るのか少々怪しいほどだ。考えた気で居たからこそ、考えきることができず、向き合えずじまいなその気持ちたちは、私の中で曖昧な形となって重なっていき、当の本人は重ねるだけ重ねて、ひとつひとつがどんなものだったかを、ちょっと形の近いものをきっかけに思い出しては一つにまとめて、以下無限ループ。何がどうなってこんな根暗になってしまったのか、度々訳が分からなくなるのも無理はない。だってもう、その時抱えていたはずの気持ちのいくつかは、思い出せないほどどうでもよくなってしまったのだから。大切にしないといけないと感じていたはずのその時その時の『今』を、無碍にしていたのだから。
吐き終わった。
満足した。今回こそは、考えた気で居たいくつもの呟きとは違う、何か得られるものがあったと信じている。でなければ、呟きで留めずにこうしてちょっとでも細かく記しておかないだろう。そうだろう?どうだろう。
インターネットに気持ちを投稿する機会を減らしつつ、その気持ちが一体どんなものなのか、しっかり向き合ってみようと思う。質はどうなるか不安だが、何かしらにできるかもしれない。そうなったら嬉しいし、そうありたいものだ。
写真
気づいたら春だった。つい先月年が開けたくらいじゃないかと思っていたら3月だった。いつの間にか桜も咲いていた。のろますぎる。あまりにも怠惰に上半期の頭を過ごしたものだ。