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なぜ今、結婚式を挙げるのか③ 緊急事態宣言編

 この記事は、2021年1月、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、結婚式を挙げるまでにいたった1年間の経緯を振り返り、意思決定のプロセス・気持ちについて長々と書きました。

 この記事の目的は、私自身の思考の整理とアウトプットです。記事を書くことを通して、この状況でも結婚式を挙げる理由を明確化してから、本番に臨みたいと思います。

 また、同じように結婚式について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

 医療従事者の方をはじめ、コロナと日々闘っている方々に理解してもらうためだとか、議論をしたいだとか、そういった目的はありません。

 思考整理のために、冗長に経緯から書いています。本題から読みたい方は「なぜ今、結婚式を挙げるのか④ 意思決定編」から読んでいただければと思います。

12月以降ド鬱

 ①②の文書読んでくださった方がいたら分かるかもしれないんですが、ここまでの私は結局「まぁ自分が開くときにはなんとかなってるでしょ」という気持ちがずっと心の中にあった訳です。これは完全に正常性バイアスで、反省しています。(決行するのも、正常性バイアスだよなあ)

 そんなところに、12月に入って感染者数は止まらなくなりました。もうド鬱です。コロナが出たらどうしよう、こんな時に結婚式に招待して嫌われるかも、こういうのって嫁が強硬派になりがちなので義実家に非常識だと思われるかも…などなど。

 そんなこんなで、緊急事態宣言の話が出る前の12月、招待状の返事も集まり、夫とまた話し合いをしました。この時点で、数名の欠席者がいたものの、基本的にはゲスト約45人は出席と返事をもらっていました。

 そして、話し合いの結果、4月頃から決めていた基本方針をそのまま採用しました。

①基本的には規模縮小してでも契約通りの日程で開催する
②緊急事態宣言期間に挙式日がかぶるようなら延期する

 このときの私達は、会場側からの要請で80人規模から45人規模に変更していて、会場の収容率も50%程度まで抑えていました。また、アクリル板や受付の廃止など、できるコロナ対策もしていました。

 よって結論は、「①の規模縮小はもうしてるのだし、緊急事態宣言を含めた自治体や政府からの結婚式の自粛要請がないかぎり、予定通り45人で決行する」というものでした。

 ちなみにこの決断は12月31日に最終確定してゲストに周知しました。というのも、私達の予想では、緊急事態宣言が出るなら企業への影響が少ない年末年始だと踏んでいたためです。(今でもなんで年明けに!?って思ってます。)
 年末に政府からの通達を確認してゲストに対応を周知し、年始から決めたことに向かって式まで3週間頑張っていこう!と考えていました。

 また、2020年のGW明けは感染者数が減りました。同じように、年末年始の長期休暇で感染者数も落ち着いてくるんじゃないか……という気持ちもありました。

 ところが、皆さんご存知のように、感染者数は増え続け、とうとう緊急事態宣言が発令されます。

緊急事態宣言発令 夫と意見割れる

 緊急事態宣言が出るかも、と分かった日は都内の私の実家に夫と新年の挨拶に行く日でした。行きの車でニュースを見た私はしばらく呆然としてしまって、久しぶりに会う父とまともに話せませんでした。

 緊急事態宣言が出るとわかり、再度夫と話し合いました。今までは話し合いだったのですが、この日からの私は呆然としだすわ泣き出すわだったので夫には感謝しかありません。

 さて、話し合いといっても私たちは事前に決めた方針がありました。

①基本的には規模縮小してでも契約通りの日程で開催する

②緊急事態宣言期間に挙式日がかぶるようなら延期する

 私たちの挙式日はもろ緊急事態宣言にかぶっていたので、②の延期かあと夫ともなんとなく話していました。

 式場にも問い合わせ、延期ならば3万程度で可能だと確認、できれば3カ月以内くらいに空いている日があればいいなあ、なんて思っていました。ところが、正式に緊急事態宣言がでそう、というとき夫の意見が変わりました。

 というのも、海外から来る義兄が、仕事の都合で予定通りに決行すれば出席できるけれども、延期したら出席できるかわからないと。それはそうです、義兄は4週間の自主隔離期間を設けていました。夫はとてもお兄ちゃん子です。意見変更、決行派に回りました。

 いままで意見が割れることの少なかった私たち夫婦ですが、ここで意見が割れました。夫は決行で規模縮小親族婚、私は延期で規模そのまま。

 私としては、義兄に来てもらいたい夫の気持ちもわかるしこういうことは親族優先と頭でわかっていたけれども、緊急事態宣言後、そして冬が過ぎれば、今の規模のままで友達も親戚も安心して来てもらえるのでは?と考えてただただシクシク泣いていました。

 泣いている私を見て、夫は義兄に電話して延期について連絡してくれようとしていました。とっても優しくて大好きな夫です。(突然の惚気)

 が、泣きながら私の頭は冷静になってきて、延期か決行か、色々考えていました。次回へ続きます。


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