なぜ今、結婚式を挙げるのか① 経緯編
この記事は、2021年1月、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、結婚式を挙げるまでにいたった1年間の経緯・意思決定のプロセス・気持ちについて書きました。
この記事の目的は、私自身の思考の整理とアウトプットです。記事を書くことを通して、この状況でも結婚式を挙げる理由を明確化してから、本番に臨みたいと思います。
また、同じように結婚式について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
医療従事者の方をはじめ、コロナと日々闘っている方々に理解してもらうためだとか、議論をしたいだとか、そういった目的はありません。
思考整理のために、冗長に経緯から書いています。本題から読みたい方は、「なぜ今、結婚式を挙げるのか④ 意思決定編」から読んでいただければと思います。
結婚式契約までの気持ち
結婚式を挙げようと思い契約したときは、コロナは遠い世界の話かと思っていました。
私たちが結婚式を挙げると決めて、結婚式場と契約したのは2020年の1月のことでした。
二人で関西から東京に引っ越してきて同棲スタート、同棲初日に指輪を貰って、その週の土日にブライダルフェアに行って仮契約した式場です。
この時契約した式場は、夫の実家近くの素敵なホテル。以前デートでも来た思い出の場所。100人呼んで盛大にやりたい!という性格ではないものの、大好きな場所で綺麗な格好をして、仲良い友達や家族と楽しく過ごしたいと考えていました。
仕事の繁忙期・新婚旅行と被らない時期で、土曜昼に開催したいという条件から、挙式日は1年後の2021年1月にしました。希望は10月11月あたりでしたが、人気の会場だったので空きがありませんでした。
今思うと、色々と条件つけずに秋にやっていればとか、延期組で空いたところに前倒しでできたんじゃないか、とか後悔もある訳ですが、結果論です。
契約した日、本当に来てほしい友人には1年先だけど絶対来てほしいから空けといてねと連絡しました。そのLINEを送ったものの、今回招待できなかった友人もいます。本当に残念です。
確かにコロナの足音は聞こえていたが、遠い世界のことだと思っていた
さて、ここからはコロナのことを書きます。記憶を頼りにしているので、もしかしたら時期的におかしいかもしれませんがご容赦ください。
私たちが式場と契約した1月、たしかにコロナのニュースはやっていました。中国で新種のウイルスが発生して、街や市場が閉鎖されて大変なことになっている、世界各地でもぽつぽつと感染者が出ている、というような内容だったと思います。
また、契約後少しして、ダイヤモンド・プリンセス号についての報道も盛んだったと記憶しています。私たちの式場は横浜中華街の近くにあるため、ダイヤモンド・プリンセス号が停泊している+中華街ということから、契約後再訪問した時は本当にがらんとしていました。
今まとめてみると、「流行の兆し、あったじゃん」と思うわけですが、当時は1年後こんな世界になっているとは全く思っていませんでした。
当時の私の認知は、小学生の時に発生したSARSと同じようなものでした。つまり、他の国で発生して、WHOが騒いでいて、政府や厚生労働省が頑張っている。ニュースで見るけど、危険な地域に行かなければ自分は関係がない病気、と捉えていました。
それでも、一抹の不安を覚えていたことは確かで、式場との契約時に契約書読んで、「買い手側だけ不可抗力条項なくない?」とか、「式場側からの提案で結婚式が開催できなくなった場合の取り決めなくない?(逆はあるのに)」とか、そういうことのは気になって聞いたりしてました。結果的に良心的な会場だったので本当に良かったのですが、せめて「別途協議する」の一文くらい付けておいてもらえると安心できたなと思います。
顔合わせ・新婚旅行を延期した
3月になると日本含め世界中でコロナの感染者が出始めました。仕事も当時は海外関係の部署だったため、諸国のロックダウンの影響をかなり受けました。そんな中、両家顔合わせ・新婚旅行は延期しました。
顔合わせは延期後の日程(7月)に行いましたが、今も新婚旅行はいつになるか分かりません。
というのも、新婚旅行は、夫友人からヨーロッパで結婚式にお呼ばれしていたので、それに合わせて2020夏に夫婦でヨーロッパ旅行をする予定でした。しかし、友人が式を延期したため、私たちも延期後の日程で旅行に行くことにしています。
この夫友人の式は、今でも本当に楽しみにしているし出席するつもりで、他の場所に新婚旅行にいくことはありません。はやく友人が結婚式ができる状態になってほしいです。
1回目の緊急事態宣言が出てやったこと
4月に1回目の緊急事態宣言が出ました。この時、結婚式の情報収集用に作ったTwitterのTLは阿鼻叫喚でした。延期をした方がかなり多かったと記憶しています。
私の契約している式場も、5月にはホテルごと休業しており、このあたりから「緊急事態宣言が出たら延期だろうな」と思っていました。
また、延期する人が多い中、この時期に夫とは基本方針を話し合ったと記憶しています。中止や延期については契約上ケースバイケースと言われていたのですが、契約は置いといて、まずは自分がどうしたいのかを都度共有してすり合わせておいたことで、後々の話し合いがスムーズだったと思います。
当時、夫婦の基本方針は、ざっくりまとめると
コロナの流行が収まらない場合、
①基本的には規模縮小して契約通りの日程で開催する
②緊急事態宣言がでたら、(第1回の緊急事態宣言のように式場側からの自粛があると思うので)延期する
というものでした。しかし一方で、「まぁまだ結婚式は1年近く先だし、大丈夫だろう」という気持ちが一番強かったです。
また、この時マスク会食とか、結婚式のガイドラインなんかが発表されて、「今まで通りの結婚式、できないかもしれないなぁ」と感じていました。
(②につづく)
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