真面目系クズの破綻
自己紹介にて「真面目系クズ薬剤師のNOTE」と書いたものの、薬剤師らしい投稿をしていない事については目をつぶって頂きたい。そのうち気が向けばする予定である。
前回、メイクの話は長くなるので後日とした。気になる人はいないと思うが、語らせていただく。NOTEは私が書きたい事を消化不良にならないように書くのが目的なので、問答無用で書くこととする。
真面目系と言うからには中高生の時は絶対にしてはならないもの、それがメイクであった。そこから大学進学すれば今度はメイクをしている人もいるがしていない人もいる。とはいえ、1度社会に出てから大学進学という方(以下、出戻り進学組)や中高生時代にメイクを学んできた方(以下、不真面目系優等生)いる環境。さらに言えば私の通った大学には名前順に5〜6名ずつでサポートの担当教員が割りあてられる制度が存在した。最悪だった。私のグループは半数が男子、半数が出戻り進学組だった。彼女達にとってすでにメイクは【マナー】である。グループの女子の中で一人だけメイクをしていない状況が出来上がるのである。真面目系クズは破綻した。マナーのなっていない真面目系クズはほぼクズに近い。慌ててメイクを学ぶも、生来より肌の色が「海に行った?」と聞かれる濃さの私にとって、困難を極める。しかし真面目系クズは諦めない。要は「真面目に頑張ってる振り」さえ出来れば真面目系クズに戻れるわけだ。1~2年くらいはフィリピンパブで働いてるんかと言われるような似合わない青色のシャドーだろうが、赤すぎて人食ったんか?と言われるようなリップだろうが「真面目系故にメイクをしてこなかったが、頑張って覚えてます。」と印象づけ出来ればいいのだ。
しかし、その印象は人によって十人十色である。スキンケアとファンデーション、リップさえ塗っていればメイクしてるように見える人もいれば、アイシャドウやアイラインを引いてようやくメイクをしているように見える人もいる。さらに受け取り手の問題もある。「アイシャドウをしてないのにメイクしてますとか言わないでくれない?」という過激派もいれば、「綺麗に見えれば何でもよくない?」という人もいる。もはや迷路だ。それを1~2年で覚えるのは日本人の平均的な肌色ではない私にとって容易ではなかった。いや、新しくファンデーションを買う時はいまだに「え?顔色悪いよ?」と言われるような失敗もある。年齢による適合の変化もある。容易ではないと言った方が適切だろう。
それでも一定のクオリティを保っていれば真面目系クズにはなれる。と、思う。妥協した。真面目系クズなので。
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