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ギャンブル依存症

ギャンブル依存症とは怖い病気である。

治療法は色々ありはするが、特効薬のようなものはないので、自身が自身に向き合うことでしか治療していけない。

私はギャンブル依存症である。
他にもアルコールやセックスやら、様々なものに依存状態であったが、これらはほぼ寛解していると言えるのに、ギャンブルだけは寛解していない。

水原一平氏がギャンブル依存症だと報道された。
大谷氏が借金を肩代わりしたという噂もある。

ギャンブル依存症の怖いところは、この肩代わりしてもらった先にある。

肩代わりしてもらっても、急にギャンブルを完全に辞めることはできないことが多いのだ。

私は自己破産をした。
でも自己破産後もギャンブルを辞めるに至るまでは非常に長い時間と忍耐力を要した。

反省していないからだとか、甘えだとか言われることもあるが、もはやそれを超えた力が働いて、どうしてもギャンブルを辞めることができない。
生活費を使い込んでも、ご飯が食べれなくてもギャンブルを辞めることができないのだ。

私はギャンブル依存症は環境さえ揃えば誰でもなる可能性がある病気だと思っている。

過度なストレス、ギャンブルが出来る場、最初の金。
それさえ揃ってしまえば、誰でも踏み込んでしまう道だと思っている。

ギャンブルをしているとき、あの感覚は普通ではわからない、通常ではない感覚に陥る。
「ちょっと日常から離れたかった」
それだけをきっかけにして、そこから離れられなくなってしまう。

薬物と同じで、簡単に辞めることはかなわないのだ。

そして、一度道を踏み外すと、次の踏み外しは簡単になる。

借金を肩代わりする、これは確かによくないと私も思う。
私も最終的に自己破産をして、肩代わりをしてもらったのだが、その段階においても私は正常な精神であったとは言い難い。

反省と繰り返しとは別の場所にある。
精神が別の場所にある。

反省することでギャンブル以外にも依存しやすくなる。
またギャンブルをしてしまった、という心から酒に逃げ、女に逃げ、それを反省してまたギャンブルに走ってしまう。

悪循環である。

抜け出すきっかけになるのは「自分自身を受け入れること」にあると思うが、容易ではないと思う。
悟りの境地をひらいたみたいにならないと、おそらく自分自身を受け入れることはできないと思う。

多くの人を巻き込む病気である。

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ちびひめ
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