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二番目の彼氏 3

クリスマス。

二番目の彼氏の奪い合いは続いていたので、まさかクリスマスイブに一緒に帰ってくれるとは思いもせず。

でも、イブに一緒に帰れるって嬉しいな、なんて思って、普通に話しながら私の家の前の通りまで着きました。

すると、彼が「このままちょっと待ってて。」と。

10分もかからず、彼は自転車を押しながら戻ってきました。
何やら大きな荷物を持って。

そう、彼は私にクリスマスプレゼントを用意してくれたのです。
彼の親友の家は私の家から5分ほどのところで、どうやら前もってプレゼントを親友に預けていたようなのです。

プレゼントは、コートでした。大きな、ボアの、温かい。

そして
「俺と付き合ってほしい」
と告白されました。

返事は何と返したのかは記憶にありません。

ただ、そのあと、ファーストキスをしました。

すごく長い時間に感じたのを覚えています。

彼とは結局一年半くらい付き合いました。

なぜ一年半で終わったのかというと、その後高校に入ってから私はパパ活がひどくなり、また彼氏をとっかえひっかえするようになってしまったからです。

彼とは一年半で別れましたが、その後も何かあった時は会ったりして、結局19歳くらいまで付かず離れずでした。

彼は私の家庭状況があまり良くないことを知っていたので、「20歳になったら迎えに来てほしい」と頼みましたが、20歳の時に会うことはありませんでした。

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ちびひめ
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