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Photo by
akanemachi
えんぴつけずり〜赤鉛筆を削ると〜
ハーイ!みんな。
私、アスランド カナ。
オーストラリアからやってきたんだよ!
新しい小学校で『えんぴつけずり〜色鉛筆を使ったら〜』っていう本を読んだんだけど、すごくおもしろかった!
みんなは、読んだことある?
本をくれたのは友達なんだ。それは放課後のこと。
放課後、みかこが話しかけてきた。
みかこは優しい友達なの。
「この本、オーストラリアの本らしいんだけどさ。
未来の話なんだって。読んでみなよ!」
私は本を受け取って、その場で読み始めた。
『僕、鉄男。無限中学校の2年生。でも、大変なんだ。
鉛筆なんか使うと馬鹿にされるこの時代、僕はタッチペンを忘れてしまったんだ!色鉛筆を使わないといけないんだ・・・』
とても短かったから10分で読めた。
みかこはもういない。帰ったのかな。
私は、赤鉛筆を取り出し、鉛筆削りに刺して3回まわす。
何も起きない、あたりまえ。
教室を出る。みかこは今どのへんかな。追いつけるかな。
えんぴつけずりが虹色に輝き出した。
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