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勝手にLO Express vol.3 ~いろいろあった2023年夏~

みなさん、こんにちは。
赤サブのティボルトです。

今回は約4か月振りの勝手にLO Expressです。
このコーナーは、赤サブのティボルトが結構頑張って結果出したときに某記事で取り上げられなかったのを逆恨みして自分で自分のことを特集するコーナーです。
怒られたら消します。

はじめに
今年の夏は色々ありましたので、各イベントについてピックアップして見ていきたいと思います。
なお、本文はすべて公開しておりますので、気が向いたらご購入、サポートいただけると筆者のモチベーションが保てますのでよろしくお願いいたします。

プロツアー・指輪物語

~2日目進出率100%のデッキ~
2023年7月28-30日

 プロツアー・指輪物語は、スペイン・バルセロナで約280名の強豪プレイヤーが賞金総額50万ドルをかけて戦った大会です。
 今大会では、試合開始前にデッキリストを公開して戦うことから、トッププロたちが独自に環境を読みあい、一般的な大会と若干異なるメタゲームが展開されていました。
 その強豪が多い中でも、使用者2名と少ない中で2名とも2日目に進出したデッキがありました。それが青黒LOです。

 デッキ紹介

青黒LO

画像はmtggoldfish.comより

 使用者は殿堂プレイヤーのオリヴィエ・ルーエル。そして青黒LOだけでプロツアーに出場を決めた赤サブのティボルトの2名。
 オリヴィエは当日まで《書庫の罠》が1枚揃っておらず、現地で赤ティボと連絡を取ってデッキを完成させました。
 ちなみにリストは75枚コピーの赤ティボ型青黒LO。
 互いに連絡して調整したわけではなく、赤ティボ型にオリヴィエが乗った形での出場でした。

LOで繋いだ世界の縁。だから友だちもできる。

 結果としてモダンラウンドはオリヴィエが3-4、赤ティボが7-3とプロツアーのトップメタの中でもライブラリーアウトが戦えることを示した形になりました。

 プロツアーの様子は記事を書いているので興味のある方はチェックしてみてください。

☆注目ポイント
《幽霊街》

サイド2枚の固定枠

 《幽霊街》は赤ティボ型の最大の特徴であり、様々なテクニックのある1枚です。
 特に今回はリスト公開制のため、相手の基本土地の枚数を事前に把握できるため、サイド後に土地を攻めるのが容易になりました。

 《根絶》《魂標ランタン》

《忍耐》にはこっち
エルドラージにはこっち

 同じく《根絶》や《魂標ランタン》についても、墓地修復の《忍耐》や《引き裂かれし永劫、エムラクール》などのライブラリー修復の有無や枚数を確認することができるため、サイド後にプレイしやすくなりました。

モダンチャレンジ

~カウンターモンキーの復権と全勝優勝~
2023年8月20日

1位 青黒LO
2位 カウンターモンキー
3位 カウンターモンキー
4位 ウルザリングソプター
5位 カウンターデルバーモンキー
6位 カウンターモンキー
7位 赤黒想起
8位 カウンターモンキー
9位 アミュレット

 《定業》解禁後に開催されたモダンチャレンジでは、多数のカウンターモンキーが上位入賞する中で、達人たちが潜り込むという形になりました。
 そんな環境の中、《定業》を使わずに10-0でスイスラウンドを駆け抜けながら全勝優勝したデッキが青黒LOです。

デッキ紹介

青黒LO

画像はmtggoldfish.comより

 青黒LOは基本的に守りの動きをするため、ソーサリータイミングの《定業》による旨味が少なく、使い手の中でも試行錯誤されているところです。
 同日夜のモダンチャレンジでは、《定業》を採用した青黒LOが入賞しています。

☆注目ポイント
《罠の橋》

対クリーチャーの最終兵器

 プロツアーでの経験を活かし、サイドボードの《魂標ランタン》を減らして《罠の橋》を追加しています。
 これは、環境トップメタである赤黒想起対策によるもので、デッキに採用されている2~3枚のアーティファクト対策および《稲妻》や《オークの弓使い》といった直接火力がなければ完封できる1枚です。
 3枚全部を投入する相手は今のところ多くはありませんが、環境のアーティファクト破壊が減っている状態であれば、検討して良いでしょう。

某動画

~ライブラリーアウトは人生~
2023年8月20、25日

 赤サブのティボルトがモダンチャレンジで優勝したその日の夜、某LOについてトークする動画が公開されました。
 LOは嫌われがちなデッキなので心配していたのですが、思っていたよりも好意的な反応が多くほっとしました。
 出演、編集してくださった方々には感謝しかありません。
 今回から追加されたLO同士での対戦動画も、一発撮りであんなに面白い試合が取れるとは思っていませんでした。

総括

 プロツアー指輪物語での緑トロンの隆盛、定業の解禁によるカウンターモンキーの再建など、どちらかといえば青黒LOには追い風の環境となっています。

 ただし、少し目立つと対策されやすいのも青黒LO。
 動画で面白そうだったし使ってみたい!と新しく始めるには、ある程度負ける覚悟も持って臨みましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
よいLOを。

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